2008年12月31日水曜日

NHK紅白のHIFI再生・・・・ってドウヨ?




ナカナカ難しくて、頭を悩ませるのがNHK紅白の音楽再生である。

NHK紅白って、一時期バカにしてたんですけど、もの凄く日本的 ドメスティックなエンターテイメント かつ、年末の家族団らんに、こんなに良い番組もないってことに、ノイローゼ気味で郷愁に耽っていた(涙)北米出張中に、Japan TVで見て、ようやく気が付いたのである(笑) ・・・・・で、帰国後も本格的に試聴してみようかと思うようになってきた

映像はハイビジョンだと、液晶でもプラズマでも、さすがに綺麗である!(アリガタヤ)

しかし、問題は音声である。

条件の厳しいリビングで再生しなければならないのと、ソースの送り出しが不安定で、しかもコンプかけまくり・・・特に地上の通常放送は・・・なかなか難しいのである。 (毎年大泣き・・・・ボロボロの音質 聞く気も失せていた)

しかし、今年は、今のところ上手く行っている!笑

今年の対策は・・・・地上波デジタル音声をソースダイレクトで

SONY PIXYの例のアクティブスピーカーに直入力。

しかし、これだけでは、めいっぱい中抜けで、寸図まりの音・・・・ 大泣き

そこで荒技だが同時出力の

液晶テレビの音声を8cmフルレンジ密閉箱に外部端子からパラレル接続で繋ぎ、
これをテレビのま後ろに隠す(センターチャンネル的な使い方である)

で、ボーカル中抜けの時にはリモコンでテレビ音声を増やし、

ワイドレンジでボーカル出過ぎの時にはリモコンでテレビ音声を絞る

8cm密閉フルレンジが音声のレベル調整を担当するわけである。

大成功だ!

効果音はエレクトロスタティック型ツイーターの美音
低音はモーションフィードバックセンサー付きアクティブウーファーがドッスンバッコンと再生

え、NHK紅白って、オーディオ的に、結構音が良いですね。初めての驚き

ナマ演奏かつ、歌手のマイク出力に、ごくごくフツーのエコーがちょっとかけてあるだけで、垂れ流しなので・・・・・・

歌手の声、歌唱力がモロに出ちゃうのですね・・・・・・。これは結構凄いかも。

ちなみに、前半ではラピュタの曲を最初に歌ってた方が凄かった。滅茶苦茶声が伸びますね。

ちなみに、ロック系、ポップス系等のドラムスやベース、エレキは無茶苦茶にコンプかけられてて、これはどうにもいじくりようがない。

エンヤ・・・ちゃんとエンヤっぽい音がしていた。(CDの音には負けるけど、ライブ中継でこれならエライ)

○川さゆりのイントロのエレキは綺麗に鳴った!これはイチローのテーマ曲とか・・・結構嬉しい。

演歌は、まるでナマなので、リアルでもの凄い・・・ (趣味ではないので嬉しくはないケド・・・大汗)

Hifi再生の ○谷 豊・・・ まさにオヤジのカラオケ・・・ 家族全員ドン引きー
公共放送デスヨ・・・、勘弁して欲しいデス(泣き)
 

○進一・・ハイビジョン画像+リアル音像では、熱唱を通り越して、チョット怖すぎ・・(ガクガクブルブル・・・・)

NHKって、結構スリリングなことを・・・

ちなみに 続く「行く年来る年」 では 除夜の鐘 ・・・・ 梵鐘の重低音(最低域はカットされているようだ)と参拝客の足音が神社仏閣に反響して、ナカナカリアルである。 

こういった音も、アクティブスピーカーの本領発揮である。

2008年12月30日火曜日

リビングのオーディオ SONY MHC-J970EX PRO Pixy2

リビングのオーディオ SONY MHC-J970EX PRO Pixyの続き・・・

今回の改良のポイントはウーファーフレームの徹底強化にあった。

モーショナルフィードバックでガンガンにドライブされる16cmのコーンは、かなり軽量なコーンなのであるが

相当な大ストロークで動作する。

磁気回路全体が揺さぶられ、脆弱なフレームを含めユニット全体が猛烈に振動しているのがわかる。

従ってパワーが入れば入るほど音がボワンとした締まりのない音になる。特に低音はボコボコで最悪

鉛ウエイト接着、ウーファーフレームの強化の対策後は劇的に改善され、音のエッジが立って、低音も締まりのあるものに変化し、本領発揮といった感じになる(笑)

中域から低域は16cm一本のフルレンジ動作なので、音の繋がりも当然良い

ある程度の音量を入れると充分に量感のある、厚みのある音が出る。


但しビンテージのモンスターユニットとは対照的で、音の立ち上がり、切れ、深く切れ込みのある立体音像といった感じはなく、淡泊でややソフトな音像である。

この繊細さは、エレクトロスタティックの高域にマッチし、スムーズで聞きやすい。

ツイーターの音量をやや高めに調整し、ツイーター軸上で試聴するのがポイントである。

BGMで聞き流すような使い方には最高である。

このスピーカーの弱点はエレクトロスタティック型のツイーターで、静電気で
埃を吸い込んで電荷が溜まらず、音量が落ちることが多いこと。
それだけでなく、劣化した膜がべとべとと電極に張り付いてレンジが狭くなるのである。

この対策は有効なものはないが、息を強く吹きかけるという原始的な方法(大笑い)と

最近気づいた方法なのだが、事務用の”シール剥がし”のスプレーをほんのチョットだけ電極のところに吹きかけると・・・・・・見事な高域が瞬時に蘇る!(笑)

おそらくネトネトして電極に張り付いた振動膜が剥がれるのであろう。

繰り返すが、吹き付ける量は、絶対に、ほんのチョットだけ である。大量にかけると、ツイーターのアクリルフレームに亀裂が入りボロボロになってしまうのだ・・・(大泣き)

対策後に非常に良く鳴っているSONY MHC-J970EX PRO Pixyのスピーカーで音楽を聞いていると
日本人はやっぱり淡泊で色づけの少ない音の嗜好があるのかなと・・・なんとなく思う

パワーアンプ部の半導体がそれほど高級な素子ではないので(笑)表現力に限界はあるものの

日本的な美しさを湛えた、限りなく繊細透明で、しかも低域の量感もあるこのスピーカーは 
ただものではない・・・隠れ銘スピーカーである。

2008年12月28日日曜日

リビングのオーディオ SONY MHC-J970EX PRO Pixy を再生!

オーディオネタに戻り・・マス

不遇の隠れ銘SP、 SONY MHC-J970EX PRO Pixy を再生・・・・



年末、大晦日から正月は家族サービスの季節である(涙)

こんな時に家の仕事や子供の面倒に背を向け、持ち帰り仕事やら、オーディオにうつつを抜かしたら

三行半間違い無しである・・・涙

でも、長時間居るリビングで、如何に良い音を聞くかはオトーサン的に大問題なのである。

耳障りな彫りの深いHIFI音ではなく、BGMとしてごく軽く聞き流せるさりげなさの中に、聞き込むと限りなく情報量があってオーディオもしっかりと楽しめるような・・・・って、 実際難しい。


部屋にもしも置けるんだったら、QUAD ESL(ESL57)の音がリビングには最高だろうが、とても置くスペースはない。

そもそも、高額な機器やマニアックな機器は子供のいる家庭のリビングには向かないのだ。

リビングは危険が一杯である。
子供達が暴れてスピーカーを倒したり、コーン紙を破る危険性は高いし
ジュースをこぼしたり、マジックやクレヨンでイタズラするかもしれない

キッチンと接しているので、焼き肉の煙や焼き魚、天ぷら油でスモークされる危険性が高い。

で、しかも家族からは  複雑で使いづらい機械は絶対にゴメン との 注文

しかし出来れば良い音で映画や音楽、TVの"音"を手軽に楽しみたいのである。

しかも低予算で・・・でも音質的にコンデンサー型は捨てがたい。そこでイロイロと考えた末、これにした。




ソニーのミニコンポに使われていたアクティブスピーカーである
PIXYとかいったらしい。 
バブル期の機種である 日本のオーディオ製品が理想に燃えていた時代・・・




なんと高域は本格的なエレクトロスタティック型 コンデンサースピーカーなのである




しかもウーファー(16cm)は加速度センサー付きモーショナルフィードバックアクティブスピーカーなのである 30cm相当の低域再生・・・・・




デザインも未来派・・・しかし

劣化が激しい。
ウレタン塗装はご覧のようにべとべとに
コンデンサースピーカーユニットは埃と電極への固着で高音が出ない

ウーファーは低音モコモコのだらしない音である。

音の評価は極めて低く・・・・・・だいたいオクで数千円で入手できる。 ○ードオフのジャンクコーナーで発見されることも、結構あるらしいとの噂・・・・(いい話だなあ)

音が死んでるので、とてもじゃないがそのままでは使えない・・・(大泣き)
 
しかし電源部は超強力、パーツもゴージャス・・・・ 恐ろしく先進的なユニット構成

噂によると、これをチューンするとおそろしいことに・・・なるらしい(笑 )

まず脆弱そのものの、ウーファーのフレームをガラス+エポキシ+グラスファイバーで徹底強化
最小限のブチルで制振 (金子式・・・・涙)

ウーファーマグネットの裏に鉛のウエイトを接着してさらに防振 これでキチンとした低域が出てくる。
(長岡式・・・・涙)

エレクトロスタティック型ユニットは放電後に分解清掃
ネトネトする膜を慎重に引き剥がし、膜をフリーにする
(危険ですから 高圧部の扱いに慣れていない方が手を出すのは絶対にやめましょう)

お決まりの高域駆動アンプ基盤の抵抗を可変抵抗器に置換し、高域のレベル調整を可能にする

すんばらしく透明繊細なコンデンサー型の高域の復活である。 (感激!!)

バイオリン独奏やオケが、繊細に、透明に、すがすがしく・・・・実に良く鳴るのだ!

プラのフロントカバーの内側をブチル等で適度に制振 すると、より静かになる

以上、めんどくさい作業だが、スピーカー自作よりは遙かに楽だ。

これをポータブルDVDプレーヤーに繋ぐ (アンプは不要)。

小さい筐体なのにスーパーウーファーに近い重低音
(ボンボンと若干不自然なのだが逆に映画、AV向きだ!!爆)

ドッスンバッコン、バリバリドカンのハリウッド映画の効果音のAV再生は勿論オッケー である。

Mr.ビーンの声が迫真の再生だったりして(驚)

「のだめ」とかの音楽映画も・・・(涙もの・・・・苦笑)

子供のJポップス(パフィーとか・・・涙)も、

奥様のクラッシックも(最近はヒラリーハーンやハイフェッツなどを聞いておる)

もちろんパパのマイルスや、ECMジャズも そつなくこなす。
(このスピーカーは音のタッチが軽いから 家族からJAZZはうるさい!と文句が出ないのだ)

財布も傷まず、家族もワタクシもそこそこ満足なのである。

あらためて、sonyも凄い製品を出していたのだなあと感慨にふける。

しかし製品としては、音の煮詰めがあと一歩だった・・・・残念ながら未完の大器である。

セッティングが悪いとややドンシャリ傾向に安っぽく鳴る場合もあるが、
弱点を補正して、セッティングを詰めると ・・・・・

エレクトロスタティック型ユニットの繊細さ  音離れ 浸透力
バイポーラーの豊かな間接音成分

高域と比較的繋がりの良いカプトン製カーボンコンポジットウーファー

通常のマグネット+コイルのユニットではナカナカ出せない、

ベルベットタッチの透明な美声をさらりと出す。 

改良さえすれば充分に銘器と言える・・・・・

これこそ日本の隠れハイエンド製品ではないだろうか?
Made in Japan恐るべし・・・・である。

2008年12月26日金曜日

Kodak DCS Proback

Nikon F eye level

Hasselblad 500CM s-planar 120mm F5.6 + softer  Kodak DCS Proback (180mm eq.)





当ブログはオーディオ趣味専用ブログ的展開で来ておりますが・・・・・

実はワタクシ 写真も趣味なんです・・・(爆)

案外、オーディオ趣味と写真趣味はオーバーラップするところがあって(めいっぱいオヤジかも・・・涙)

で、最近の写真趣味的マイブームは、コダックのデジタルのプロ向けラインである。

以前から狙っていた(笑)Kodak DCS Probackをなんと入手できてしまった・・・

動作確認されていない完全ジャンク品とのことで、普及価格帯デジタル一眼の値段でゲットした。

恐る恐るテストしたら動きました!号泣!!!!

ハッセル使いとしては涙もの。。。なんです。



思い起こせばハッセルへの道のりは遠かったです。

ハッセルは、中古でも滅茶苦茶に高くて、とてもシロートが買えるような代物じゃあ なかったデスよ。

以前はペンタの6x7使いでありました。ペンタのSMCコーティングはナカナカに優れもので、
しかもフォーマットが6x7!使いやすく、シャッターチャンスに強く、最高のカメラなんです。

ペンタの6x7は風景写真で大活躍しました。私の愛機で、今も動態保存しています。国産の素晴らしい名器です。

これにベルビア(50)や今は無きコダクロームあるいはテクニカルパンを詰めて、シエルパもポーターも雇わず自力で大型カメラ一式を担ぎ上げて、ネパールヒマラヤのカラパッタールでエベレストの夕焼けを撮ったりしていたんです。

で、高山病でもうろうとしながら撮ったネガ、ポジはワタシの青春の宝であります。涙

ネパール紀行のきっかけとなったのは白川先生の情熱的なエッセイでした。
リンホフを担ぎ上げて高山病でもうろうとした中で燃えるような真っ赤なエベレストを撮影した・・・感激しましたですね。

ワタシの滞在中は残念ながら真っ赤なエベレストは見れませんでしたけど、夕刻のエベレストは非常に美しいピンク色に染まりましたです・・・涙

ワタクシも趣味の範囲ですけど、ぼろぼろのリンホフ4x5 2x3やら、ペンタ6X7やらをまがりなりに使っておるのであります。 でも最近はデジカメがメインですが。ポジフィルムの4x5は凄いですけどランニングコストも、手間も凄い・・・泣き・・・最近は仕事が忙しすぎてとてもじゃないが出動できない。

で、その後はアンセルアダムス大先生の影響もあり、また、プロの先生方が中版からドロップアウト?してデジタル移行(=EOS)って流れもあり、その関連でハッセルの放出機材が流通・・・、落ち穂拾いしているのであります。

なぜならハッセルは”zeiss (ザイス)”のレンズが付くからなんです。
でも、ハッセルVシステム(レガシー)、ボディーの値段が下がってもレンズの価格はナカナカ下がらない。(涙) ハッセルV用のZeissは、レンズの品質がもの凄いので価値も下がらないのです!

端的に言って、ハッセルの魅力は殆どツアイスの魅力なんです。しかもハッセルのレンズは西独ツアイスが総力を結集して理想的設計、研磨、ガラス材を投入して創り上げた逸品揃いなんです。しかもフイルムフォーマットが中版なんですよ!・・・・・・って(熱い)

世のカメラマニアの皆様はライカの方に向いておられますが、確かにライカも素晴らしいですけど、本気のツアイスもまた”凄いんです”ね。

で、しかもフイルムが中版なんです。35ミリでは辛い所もあっさりとクリアーしてしまうゆとりがあるんですね。レンズグルメ冥利に尽きる世界が、ハッセルにはあるわけです。

ありがたいことに最近はプロの方々がハッセルVの機材を放出されるので、程度にさえこだわらなければ、値段もまた随分とこなれてきたブツが出ています。チャンスがあれば、外観ズタボロでも肝心のレンズの程度の良いCレンズが・・・・ライカのレンズよりもずっと安く、デジタル一眼専用レンズよりも安価に手に入ったりしてしまうんですよ!!。

(ハッセルのブツ ボディー レンズetc に、ワタシは大枚叩いたことは一回もないです。大概は難あり品ゲットして自分でコンパーシャッターを分解、調整、整備してます・・・爆)

で、ネガカラー(富士も良し、コダックも良し)自家現像、(ナニワカラーでいけます!)してスキャナー取り込みとか・・・たまにポジ(=トランスパレンシースライドフイルム ベルビアとか・・・)プロラボに現像依頼・・・・・で楽しんできたわけですが、最近は現像する暇も、プロラボに持ち込む暇もなく、やっぱり最初からデジタルで撮りたいなあと かねがね思っておりました。

最初はハッセルNKアダプターをつけて富士のAPS-C 一眼で撮っていましたけど
35MMの銘レンズには、解像感がかないません(大泣き)
しかも画角が狭すぎ(泣き)、レンズでかすぎで・・・・

やっぱり中版用のデジタルバックが欲しい・・でも高杉

ところが最近Kodak DCS Probackのメーカーメンテ期間切れとなり、プロ機材リストから外れ・・・
放出が始まる。動作確認品は高いデスケド未確認品は安い(恐ろしい博打である・・・涙)


で、コダックのKodak DCS Probackを遂に入手。

まんまCCDです。コダック製CCDなんです(CMOSじゃない)。

しかも北米向けのプロ用の現像ソフト付なんです。

本当のデジタルの世界が味わえます。小手先のノイズリダクションやデジタル補正などのない、素のデジタル画像なんです。(非圧縮)

白飛びしないんです、黒潰れしないんです、本当のハーフトーンが出るんです(かなりの余裕で・・)
しかもスクエアフォーマット1600万画素なんです。 (当初の販売価格は200万弱とか・・・)

絵のゆとりが違うんです。で、これを使うと、本気のツアイスの底力がそのまんまデジタル記録できてしまうんです。 

zeiss 恐るべし Kodak恐るべし・・・・ 

今やハッセルも富士フイルム製レンズにシフト(実は凄いんですよ富士のレンズって・・・・) コダックもプロ用デジタルから撤退・・・(大泣き)  民生用zeissはコシナ(富岡)が、ライカデジは日本の○○が作ってる時代デス・・・・・・でも・・・

実はホントニ米も独も和以上に写真”文化”が凄いんですヨ・・・・・写真王国、米国kodak、 そして光学帝国 独国のzeiss(ザイス 座椅子ではない 笑)の底力!!!

EOS+L lensとかで何の不満もない写真がバッチリと撮れてしまう大変便利な時代ですけど

EOSはランニングコストかからず、信頼性高く、使いやすく、プロ機材、会社備品として完璧なブツであります
逆にハッセルVとかは、とても高額で、メンテ費用がかさんで、AFもなくて、もはや使いづらい

フルサイズEOSがハッセルとか中版までをも駆逐してる世界的状況かと思われ・・・・
(EOS良いです、凄いです・・・涙)

でも・・・EOSって、簡単に上手く撮れすぎ・・・・(笑い)

個人の写真趣味(写真趣味ではない)としてはドウヨ?みたいなところもあって・・・・

だから今更ながら変なブツに嵌ってるんですけど・・・・・。
(オヤジの変なこだわりデスネ・・)

2008年12月23日火曜日

Jazz cafe white blend

寒い冬のリラックス用 









なんか、非常にかわいらしい・・・ (=オヤジ臭くない) 涙 ジャケットで・・・こんなの紹介するのは、はずかしいのだが・・・・・

ちゃんとした バーブ のオムニバスで、冬のBGMとして、結構お勧め。

02)ホエン・ジョアンナ・ラヴド・ミー / ポール・デスモンド&ジム・ホール

09)冬の月 / スタン・ゲッツ


10)レット・イット・スノウ / ジョー・ウィリアムス


11)サンタが街にやってくる / ビル・エヴァンス 

特にジムホール、スタンゲッツ、ビルエバンスあたりがお勧め (聞き慣れているからか?)

最後のチャーリーパーカーも バードらしくない所が逆に良かったり・・・笑

管球アンプでマッタリと温かくドライブ。

ボーカルも、暖色系を意識してチューニング、再生すると吉である。

シリアスなオーディオ再生だけでなく、
旨味たっぷり、極上のBGM再生もまた奥深く・・・なかなかヨロシイ。

Quad ESLなんかで静かに流すと最高である。(涙)

家族の受けも良いジャズアルバムである。(この季節の基本かと・・・・)

2008年12月21日日曜日

feel Christmas  the most relaxing

クリスマス用CD もう一枚


the most relaxing feel Christmas  







7.ホワイト・クリスマス/(小野リサ)[3:46]
8.戦場のメリークリスマス/(マキシム)[3:51]
10.ザ・クリスマス・ソング/(小林桂)[4:01]
12.ロンリー・クリスマス/(寺井尚子)[4:42]
13.クリスマスを我が家で/(ホリー・コール)[3:10]


仕事が忙しくて雑誌やラジオなどから遠ざかっていると、どうしても聞くCD、ミュージシャンがワンパターンとなりマンネリ化しやすいものだが

こうしたCDで新たなミュージシャンや好録音CDを発見することが出来て非常に都合がよい。

また、オムニバスCDは収録音にバリエーションがあるので、オーディオチェック用としてナカナカ有用である。

クリスマスのCDには音質の宜しくないもの(単なるシーズン企画)も少なくない中で、このCDはナカナカバランスが良い。

特に小野リサとマキシムあたりはクリスマスらしくてヨロシイ。

寒い冬の夜、管球アンプに火を入れて、真空管のほのかなブルーとオレンジの光りを眺めながら

三極管シングルでドライブするバイポーラ(リボン)やコンプレッションドライバーの奏でる
クリスマスソングも、これはこれでナカナカである。 ビール一杯引っかけるとさらに・・・・(笑)

マキシムの「戦場のメリークリスマス」では
シンセの多重録音で構築された高音域が、雪の結晶が夜空を舞うかのように、非常に繊細透明かつ緻密で、リボン+三極管シングルの発する高音は極めて美的

これはある種のオーディオ的快感というやつではなかろうか・・・・。

美音を聞きながら、仕事の疲労がどっと出て、ウトウトと少々居眠りするのが、最近のささやかな癒しタイム・・・(涙)になっている。(笑)

直ぐに家族から呼び出しがかかって中断するので ほんの一時である。(涙・・・)

2008年12月18日木曜日

Baby, It's Cold Outside

年末は忙しい

特に今年はあまりにも激動の一年
様々な思いが疲労感と共に頭をよぎる
感傷に浸っている余裕はあまりないのだが

欧米は、クリスマス休暇に入る頃だ。
景気後退で厳しいクリスマスになっているのかもしれない

さて、

クリスマスアルバムの季節である。

ホーリーコールのクリスマスアルバム




ジャケットのデザインは・・・・???だが

シリアスなオーディオ再生に耐えられるクリスマスソング集

特に7曲目




If We Make It Through December

今年の厳しい冬を思わせる悲しい歌である。


この曲のサックスは、分厚く、浮遊感があって

ホーリーコールの歌唱力と相まってすばらしい。

ホーン型、ベンディングウエイブ型、バイポーラ型、ブックシェルフバスレフ

どれでも、割と良く鳴る。 

ホーリーコールの力だろうか?収録のバランスがよいのだろうか。

こういうアルバムで、疲れた心を少し癒して、仕事に戻るとするか。


2008年12月13日土曜日

A Tribute to Jack Johnson

A Tribute to Jack Johnson








ジョン・マクラフリンのシャープなギター

マイルスのクールなトランペット

ロックのビート ベースも凄い

最高である・・・・・笑

こういったアルバムは大音量 爆音系でガンガンに行きたいところであるが

住宅事情より、そうもいかない場合もあり 涙

だからといってヘッドホンで聴けば気が済むというモンでもない

このアルバムを音質最高!かつオーディオ的快感!かつ中小音量で満足できる!再生?・・・
を実現するのはナカナカ容易ではない・・・が、そういった要求になんとなくチャレンジしている所である。

ミスマッチ覚悟で、その時の気分、シチュエーションで、ハマル スピーカーシステムを選択して聴いたりしている。

まず、ジョン・マクラフリンのギターだが、エレキアンプの切れ、パワー、スピードと適度な歪み感 を
不快感なし・・・・に実現しようとすると、ソリッドステートよりも管球式アンプが良かったりする。
特に211やVT52などの三極管のドライブ段の球を 普段使いの5691や5692から、6SNやSLの軍用球や民間向けの球に交換し、わざと歪みっぽく、個性的な音に変更すると・・・・・・ ハマル。

ギターアンプでやってる音作り(適度な歪みを付ける)を自宅の再生システムでやるわけで・・・・・、その音がダイレクトにAltec299ー中型ホーンから放たれるので、快感度は非常に高い。

Altec299はアルミ系フラムなので、最近のチタンやベリリウムのような切れは無いが、チリチリする感じはなく、逆に厚みと適度なくすみ感があって、これが粘りのあるエレキギターを再現するのだ。

中型ホーンから放たれるマイルスのトランペットの浮遊感もまたナカナカである。

強化プラスチック製ながら、JBLの最新設計?のホーンらしく、高域のビーミングがないので、長時間聴いても疲れないのも有り難い。薄手のアルミホーンのような不快な鳴きも無く、非常にスムーズな音である。(高域ビーム、ガンガンのシャワーに耐えられるほどの気力がないのである・・・・ 涙)

206AX、Amcronでドライブする低域もまた凄い。こんなベースの音を青春時代から聴いていたら良かったのに・・・と、かってのロック小僧として感慨深いものがある・・・・

って最近はロックあんまり聴いて無いナ・・・


案外ハマルのが、バイポーラのフォスのリボン型やベンディングウエーブのOhm Fでの再生である。

バイポーラのフォスのリボン型では、まさに手の届くところに超微細かつ彫りの深いリアル音像が浮かび上がり、マイルスやジョンのテクニックやフィールに浸ることができる。

全くストレス無しに、まさに音楽に集中できる。

一方、ベンディングウエーブのOhm Fによる再生では、エフェクターを効かせた、まさにエレクトリックなリパーブ?が部屋いっぱいに響き渡り、時代を感じさせる これもまたマッタリとして非常に楽しめる。

いずれにせよ、どのシステムであっても、如何に分厚く、一音一音にパワーを乗せるかが、快感な再生の鍵になりそうである。

2008年12月7日日曜日

ベンディングウエーブの音、バイポーラの音

どうやらワタシは

ごく普通のドーム型やコーン型のスピーカーよりも

発声スタイルの異なるスピーカーの音に惹かれてしまうようだ。

もちろん良くできた普通のドーム型やコーン型のスピーカーも

徹底的に磨き上げ、エンクロージャーを無共振化して

美声のアンプでドライブすれば

それはもうスンバラシイ良い音・・・であるのだが ・・・

ちょっと待てよ・・・・・と

ピンポイントの定位、シャープな音像の立ち並び、ホールトーン

凄く良いのだけれども・・・・

なんとなくミニチュア音像的な、美しい箱庭的世界を抜けられないもどかしさ・・・・に悩むのである。
(もちろん定番の名器とか・・・自作とかも・・・いろいろやりましたが・・・涙)

もう一歩の開放感やダイナミックさ、ナチュラルさ、のびやかさ が欲しいと思うと

チョット危ない ベンディングウエーブの音や、バイポーラの世界に

だんだんと引き込まれてしまうのである。

ベンディングウエーブは独特な音離れと浸透力
部屋中に実にリッチに音を響き渡らせる
ホールさながらの音響空間で、ライブの会場に居るような気分は大変ヨロシイ

リボンやコンデンサー式のバイポーラ型は

生々しく、極めて高分解かつナチュラルな音を

ふっと自然に放射して

後方に放たれた音が部屋に反射してフワリとした余韻を追加し

丁度スピーカーの辺りにリアルで自然な音像が立つ

等身大の音像はややソフトな聴き心地ながらも、長時間の音楽鑑賞に向くものである。

スピーカーの設置場所には大いに悩むが

これらの個性ある音は捨てがたい魅力がある。

2008年12月6日土曜日

Ohm F

Ohm F

のエンブレム

社名自体なんとなく冴えないというか・・

輸入された当時、日本にも他社が商標登録していなかったのだろうかと勘ぐってしまうほど

しかしユニットはただ者ではない。

高域チタンフォイル 中域 アルミフォイル
そして低域は厚めのコーン紙で
コーン紙には同心円状にスリットが加えられており
ベンディングウエーブ動作をコントロールして
無用な共振を押さえているようである。
中域とのまとまりが良く、締まりのある低域が心地よい。


2008年12月3日水曜日

Ohm F walsh driver







ゴツイマグネット

巧妙なベンディングウエーブ発声体

MITの俊英、ウオルシュの設計による

全方向性、フルレンジユニット

ベンディングウエーブの動作原理そのものは、古くジーメンス時代からあるらしいが

これを、フルレンジの、この形にまとめ上げたのは、素晴らしい着想と技術力である。

ジャズ向けの、ブ厚い音の再生もOKで

これは大した発明品である。オーディオスピーカーの発想のコペルニクス的転換とも言えるかも。

こんなアイデア、常人には、なかなか出来ないと思う。



生産された時期により、磁気回路を支えるステーの補強桟や形態に、いくつかのパターンがあるらしい。

大型のアルニコマグネットの採用や

チタンフォイルなど、今日の視点からしても、豪華な仕様になっており、

音のシャープさ、華麗さ、厚みやパワー感を伴う高度な質感は、ナカナカ凄いと思う。