2009年6月28日日曜日

T社のミッドハイ ハイブリッドユニット




T社のミッドハイ ハイブリッドユニットで遊ぶ。

アルミコーン アルミドーム

ボイスコイル共通で、両者の間にダンパーが入ってメカニカルにハイカットしている。

往年の銘器のアイデアを復活させたもの。

メカニカルクロスオーバーは理想的だが、製造に大変なノウハウを必要とするらしい

特性を揃えるためにメーカーはそれなりに試行錯誤を繰り返したハズだ。

さすがに綺麗な繋がりで、やや控えめの音ながら

バイオリンパートの高分解能と

会場の雰囲気描写はなかなか素晴らしい。

この品位を出すのは 安手の自作用フルレンジユニットではチョット厳しい。

昔はダブルコーンの付いた強力なフルレンジを相当に弄くったものが・・・・・・大泣き

やっぱり どうやっても 厳しくて・・・・泣き

良く鳴るソースばかり聴いたものだ  爆  (ユニットが レコードを選んでしまうのですね。)

おそらく分割振動が凄くて、いろんな音が出ていたのだろうと思う。

あの頃の、危なっかしい ハード系リアルサウンド (?) と比べると

非常におとなしめ の ツルツル 美麗 な 現代的サウンドだが 笑

繊細で広大な音場と美麗な高域 ピンポイントの定位が比較的簡単に得られる という点では

現代のユニットもなかなか良いなあ・・・・と

高級(ツルピカ)大出力アンプと繋いで使うのが理想だが

管球アンプとの意外なほどのマッチングの良さに感動。

しなやかさが出て とても良いのだ。 出力トランスが効くのか 管球の特性がよいのか?

値段はともかく、箱庭的美音 を楽しむにはナカナカ良いアイテム デアル。

2009年6月24日水曜日

こんなユニットを入手



同軸2ウエイ

アルミドーム メカニカルフイルター アルミコーン

某社のメインユニット(ツイーター スコーカー)である

一応 ハイエンド のはしり ということになっているらしいです。

エポックメイキングなスピーカーメーカーで

アメリカでの話デスが・・・・

ダイナミック型 小型 ハイエンド の流れを最初に作ったらしい。

それ以前は、リボン型かコンデンサー型がハイエンドの主流であった らしい。




このメーカーの主軸ユニット。


もちろんこのユニットだけじゃあなくて、コンクリートの高剛性エンクロージャーと 徹底対策した 濃厚なネットワーク(笑)付き  デスが パッシブラジエーターとかもあってのハイエンド・・・・ 

さすがに、かなり入念に設計された、素性の良さそうなユニットなので 遊んでみることに。

これで気分転換。 久々にブックシェルフを弄ってみようかという気になった・・・・・笑


バレバレですな・・・・笑

スペックは発表されていないので ヨクワカリマセヌ・・・・・泣き

とりあえずコイル一発で鳴らしてみると 結構良いですな 品の良い 透明感のある音

気に入ったので 新たなプロジェクト開始となった。

2009年6月22日月曜日

604E

604E

再調整中

清涼感のある高域と

張りのある中域

切れの良い低域(量的には控えめ・・・泣き)

ボリュームを上げた方が良いユニットだ

小中音量でバランスを取るにはどうしたらよいだろうか?

ハイ上がりのCDをバランス良く聞くには?

結構シビアで困りますネ この辺のシビアさが音検用ならでは・・・・泣き

206だとこういうことはあまりない なんとなく ゆるい・・・・ んで 笑

ホーンドライバーの能率は高いのでコンデンサー値を下げるかアッテネーターを入れたい

コンデンサー値を下げすぎると 中域が中抜けになる。

抵抗式アッテネーターは結構音質を悪化させる・・・・ このドライバーは正直ですな。

うーむ 

ダンプドホーンにしてみた。

不織布を緩く撚って、ホーンに差し込む

ちょうど、スクリーンの裏に入れたスピーカーみたいな感じになる。

これによるハイの下がりは大きいので 布の中央は空けてみたり

それなり になったので これで行きましょうか

そういえば アルティックは基本的にスクリーンや幕裏セットのために 高域ユニットのレベルは高いですな。

日本ぐらいじゃあないでしょうか こういうモンスターユニットや A5とかを フツーの家庭で使っているって・・・・・涙

2009年6月15日月曜日

音決めの難しさ

音楽ソースによって

音が良かったり、悪かったり

・・・・って

自作の場合はバランスを取るのに四苦八苦することは良くある。

その辺で、めんどーくさくなり 市販品に行くのはお決まりのパターンである。

Quadのesl(57でも63でも・・・・ あ、最近のトールボーイもイイらしいですな 笑)

しかし、自作で、鳴りップリの良い(笑)ユニットが 快活に 朗々と鳴ってしまうと

その魅力にはナカナカ勝てないので このイキの良さを

出来れば多くの音楽ソースで上手く鳴ってくれないものかと 思うのは当然であります。

その場合、分厚い中域と 確かでハイスピードな低域(特に中低域)があって、

そこに雰囲気のある 薄くない 中高域と高域が乗っていれば

なおかつ、特定の音域に ひどいピークやディップがなくて (あるいは あっても 聴感上目立たなくて 笑)

充分な音離れと 音場感が・・・・って

欲張りですなあ 笑

困ったことに、レコードCD毎にあまりにも録音の内容、音質、バランス、音場感、音像、が違うので

どこかに 合わせると、どっかが立たず 

完璧は難しい・・・・ 無理だ

今はデジタルイコライジングやチャンデバもデジタル制御なので

それなりにすることは可能だが、やっぱり面倒くさいので

程々に懐の深い (=ゆるい) チューニングにしておいた方が 音楽鑑賞的には吉である
(イライラしたくないのです・・・・ 特に聴いてる最中は 笑)

しかし、結局は複数のスピーカーシステムと、複数のクロスオーバー+イコライジングのプリセット

が必要になってしまうのだなあ・・・・・めんどくさい ナア と 涙

まあ、大変だけれども それなりにワクワク感やスリルは必要だし。

趣味としては最高か。


2009年6月12日金曜日

Altec 604 E 微調整

Altec 604 E は微調整の段階に入ってきた。

一番楽しい時期である。

微調整といっても、ボイスコイルのセンタリングと、ギャップのど真ん中にボイスコイルがきちんと収まるように

地味な修正を繰り返す。

さらに、ドライバーのカップリングコンデンサーの容量や種類をあれこれ変えて

音の変化を楽しんでいる。

コンデンサーの交換により音がガラガラ変わる。

容量は絞り気味にすると 良い感じだ

種類による音の変化もデカイ 笑

好みの問題だが、やはりフイルムコンは透明感があってよい。



繊細で透明な音で、なおかつ 力感があって シンバルが厚い

ブラスセクションが華麗

ってところを狙いながら バランスを取っている。


ソースによってバランス調整が自由に出来たほうが良いので

コンデンサーを3種類ぐらいぶら下げて、すぐに容量を変更できるような感じにしている。

それにしても、604のドライバーは きれいな音を出すものだと感心している。

あら探しすればきりがないし、若干細身かもしれないが

これはこれでよい感じで、1インチホーンも使い方次第だな・・・・と思えてくる。

期せずして、段々と ハイエンドっぽい 今風の音になってきた 笑

カナリハイスピードで 透明感があり、キレが良く、音場は広く深い

何処にユニットがあるのか判らない感じが 今っぽい

こんな音も出せるのだなあと、感心しきりである 笑

206と比較してなんとなく604を敬遠してきたのだが、それはオリジナルの仕様(特にネットワークとホーン)の問題で、

使い手の能力さえあれば、どんな音でも出せそうなのが604の凄いところなのかもしれない。

アルティックオリジナルのフラムでここまで鳴るのなら、新しいラジアンなどを試しても結構面白いかもしれない。

2009年6月10日水曜日

SLE 20W fostex

SLE 20W fostex

エッジレスウーファーという

ウーファーと言っているが、設計としてはフルレンジに近い感じ

ダブルダンパーが仕込んであり

エッジはスチロールのリングとフレームの円筒の隙間数ミリで音響スリットダクト?

音は控えめながら

非常によい。

フルレンジとして使う場合、FEシリーズのような派手な高域はなく
だら下がりであるので、ワイドレンジのツイーターと繋ぐ使い方

またはウーファーとして使い、スコーカーを入れることを前提とした設計か。

でも高域もそれなりに出ているので、直結で使って、コーンツイーターまたは やや大きめのドームツイーターで上と繋ぐやり方もアリだろう。

フォスとしてはプリンテッドリボンの素晴らしいミッドレンジやミッドバスを持っていたから、これにふさわしい低域を得るために
このユニットを開発したのだろうか。

白いコーンの20cmという、一見JBLのLE8Tを意識したデザインとも見えるが、全然別のアプローチで挑戦した独創的な意欲作であることは明か。

アルニコマグネットで、品質高く、大入力でも歪み感は少なく 優れたユニットだ。

エッジがないことと、アルニコで、非常に質の高いハイスピードな低音を出す。

圧倒的な迫力という感じの低音ではなく、低歪みで、軽やか。出るときは出る感じの低音 まさに通好みだ。

JBLのLE8Tの様な、明確なキャラがないので 殆ど見向きもされていない感じカモシレナイガ

ナカナカの実力派 そして パラやクワッドで使うと 素晴らしい世界を実現できる 可能性を持ったユニットだ。

自作派というと、貧相たらしい・・・痩せたハイスピードの音や自衛隊 マイナー実況録音 教会音楽という
レッテルを貼られがちだが 泣き

こういったユニットをしっとり鳴らす なんていうのも 重要な方向性であった ハズなのだけど

当時の雑誌社とライターさんと読者が あまり好まなかった って ことなのだろうか・・・・ 大泣き。

2009年6月8日月曜日

10S41 fostex 2

10S41 fostex 2

なぜ10cmなのかというと

PCの内臓スピーカーがあまりにもひどいからで。

その劣悪な音質をなんとか聴ける程度にするとすると

8-10センチフルレンジの良い製品が欲しくなる。

でも、ナカナカ難しいのですね。

ハイエンドユニットは優れたアンプでの使用が前提の設計であるし。

自作用のユニットは、特徴のあるユニットでないと売れない。

例えばフォスのFE103は名器だと思うが

爽やかさとキレの良さ、軽く透明な音色など、キャラクターがある

バスレフではやや軽め、やや乾いた感じの音で、力強さはないのだが   爽やかな透明感がある。

しかし音楽鑑賞ではもう少しリラックスしたムードも欲しくなる。

10S41 fostex は、なぜか全体にソフトでリラックスムードのある個性的な音である。

低音はそれなりに出て 高域も控えめながら、軸上正面であればそこそこ鳴る。

ナカナカ面白いユニットだ。寝床に転がせて、就寝前にBGMで聴く使い方にも結構良い。

そのうちにスピーカーボックスをキチンと作ってみたいと思う。


2009年6月6日土曜日

10S41 fostex



10S41 fostex 10cm

foster電気の 幻の銘器? GZ75 のスコーカーユニットである。(・・・・って 誰も知らないか・・笑)

といっても、ご覧のようにボロボロのボロで

瀕死の状態を蘇生した・・・・見た感じ最悪に近い フランケン スピーカー である 笑

10S41 はUP100シリーズの基本設計を基に、スペシャルチューンし、 アルミセンタードーム ソフトなウレタンエッジ パルプコーンに特殊な表面塗装を加えた
ミッドレンジユニットであるが

これをフルレンジ動作させてみて驚いた。

非常に微妙な味わいを湛えた、適度にウエットで、本物の音色を持ったユニットなのである。

ボーカルや楽器の雰囲気感を実にエレガントに再生する 大人の音 笑

刺激的な音が 全く 出ない。

有名なFE103のような、透明感 軽やかで、キレの良い元気な音調ではなく、むしろミッド領域重視のタッチの実に柔らかい 陰影と繊細さを両立させた音

SLE20Wに負けないユニットとしてフォステクスの技術陣が相当に練り上げたのではないかと思われる。

これを、PCオーディオやiPod接続用の可搬スピーカーとして愛用している。

なぜなら、バランスがあまりにも良いので、PCやipodの出力をミニプラグで受けて直接入力しても
見事なバランスで鳴るのだ これはアリガタヤアリガタヤ・・・ 

(パワードスピーカーの電池やACアダプターはどうも好きじゃないのだ)

段ボールに押し込んで 無印・・ 風 爆

このソフトでフワリとした 浮遊感 が モダンジャズに合う

大人のバーの雰囲気・・・・・ ってことにしておきたい。爆
見た感じは場末のホッピー酒場であるが。



箱の蓋を利用してウエーブダイレクター宜しく(笑) 左右に音漏れしないようにすると 

夜のオフイスの長い作業がなんとなくウキウキしてくる 笑

それから 海外のポッドキャストで英語のヒアリングを長時間するときは非常に重宝する。

聞き取りやすく、耳が疲れない これは有り難い。

適度に鈍いのでmp3のノイズが聞こえないのだ!爆

iTunesと組み合わせて どこでも 海外留学 の気分 である 笑

いつもの装置と比べてしまうと 絶対的な音質では 笑っちゃうぐらいド貧相?カモシレナイガ

こういう小口径フルレンジの気取らない音楽の楽しみ方ってのも・・・・アリかなと思う (大雑把すぎ?)