2009年9月30日水曜日

ゴールデンサークルのオーネットコールマン 4

ゴールデンサークルのオーネットコールマン

1~2曲ボリューム全開で快走するのは快感そのものである・・・・・

が、別テイクを含め、vol1-2を連続で聴くのは相当なエネルギーを要する。(涙)

通常ギブアップするか、ボリュームをぐーんと絞って 何となく聴く感じ

やっぱり フリー系のアルバムは大変だ (爆)

乗れれば快感、乗れないとノイズ・・・・・(涙 汗)

ところが、このトリオの演奏は絶妙のインタープレーが炸裂して、聞き所が満載 

じわりと染み渡る味わいがある。通常のフリーのアルバムとは違う 

で、これをばっちり楽しみながら聴きたい時には

フルレンジ的なやや蒲鉾型のエネルギー特性のSP
+管球アンプの適度な緩さ(特にアウトプットトランスが利いてくる)
+厚みと繊細さの出る入力ソース(対策したSACD プレーヤー)

これで 中小音量で再生すると かなり良かったりする。

音像はふわりと浮かばせる感じで、ソリッドなものではなく、むしろ漂うような 軽い感じが

この独特の浮遊感とマッチするのが不思議だ。

我が家では Quad のESL (ESL57) か ESL63pro を アムクロン(割と厚みが出るので)でドライブするか

あるいは、Fostexのオールリボンの自作システムをVT52でドライブ

で聴くことが多い。

プレナー型の高分解能と スピーカー間にゆったりと浮かび上がる ほのかな音像が

長時間リラックスして 音楽面を楽しむ場合には 良い感じである。

特にQuad eslとフリージャズは 不思議とマッチするので ナカナカ愉快である。(笑)





2009年9月24日木曜日

ゴールデンサークルのオーネットコールマン 3

ゴールデンサークルのオーネットコールマン リマスタ版

ライブ版としては非常にクリアに、迫力ある音で収録されている 名盤

どんなスピーカーでもそれなりに鳴ってしまう、好録音だ。 (有り難いことである。 涙)



これを楽しく聴くために 2つの戦略(笑)を使っている。

一つは、ライブさながら、等身大+αでの

ド迫力 立体音像での再生。

わりと簡単に浮かび上がるから、有り難い。

音量は当然大きめだ。

部屋が音で飽和しないギリギリのレベルで

バリバリと切り込む感じの大音響は快感そのものである

この場合、ベースも、ドラムスも超ごきげんなのに比べ、

オーネットのサックスがちょいと細身なので、これを 太くして

ブローが ブファっと吹き抜ける感じを出したい。

我が家では、299+JBLホーンで、クロス低めで高域やや絞り気味にして

好結果を得ている。

オーネットの演奏も、キチンとブーストして聴くと

これは演奏家としてもナカナカの腕前・・・微妙なニュアンスがあるのですね・・・・・しかも陽性で

聴いていて楽しい。

フリージャズの悦楽感

サックスが空間をパワフルに切れ込んで シンバルがジュワンジュワンと響き渡り

ベース、ドラムスのリズム感も、迫力も凄い

1,2曲を大音量で一気に聴く。これはカナリ爽快である。

ところが・・・・  これ以上聴くのはややシンドイ・・・・・ かも そこで 第二の戦略へ

2009年9月21日月曜日

ゴールデンサークルのオーネットコールマン 2

ゴールデンサークルのオーネットコールマン

この、なんとも軽妙かつ非常にセンスのあるオーネットのアルトサックス

絶妙なドラムスとベースとのコラボ

フリー系のジャズアルバムの中では聴きやすく、良いアルバムデス・・・

収録も良く、リマスター版はクリアーで 音像も確か。

ライブとしては最良のデキ ではなかろうか。

どんなスピーカーでもそれなりに綺麗に再生できる・・・これは結構有り難い

例えば、今風の小口径ユニットのハイエンドっぽいスピーカーでも クリアーで浸透力のある音と

ソリッドでリズム感のあるベース、立体的なドラムスで、ノリの良いジャズシーンを綺麗に再現してくれる。

ただ、欲を言い出すと・・・・

肝心のオーネットのアルトサックスの線が細い・・・・泣き

ソプラノサックス? こういう細身の音・・・オーネットのテイストだと諦めて聴くべきか?

それから やっぱり フリー系は フリー系

オーネットの歌心やノリは陽性なので かなり楽しめる方なのだが

リマスター版は 別テイク満載なので

最初から最後まで Vol1-2まで 通して聴くのは結構・・・・・・ キツイ。爆

非常にリアルな立体音像をhifi再生すると 臨場感抜群でそれなりに楽しめるわけだが

それも、1-2曲が限度 (爆) やっぱり なんとなく ワンパターン?で 途中でギブアップ

ところが 再生を工夫すると オーネットのサックスも ちゃんとアルトになって、

結構ブローの迫力も出るし、

歌心とインタープレーの妙を聞き惚れ

最後まで通しで結構聞ける・・・・・ ってことが判ってきた。

2009年9月16日水曜日

ゴールデンサークルの オーネットコールマン

ゴールデンサークルの オーネットコールマン リマスター版


ライブ録音で超有名な一枚

北欧訛りの強いアナウンスが入って
トリオの紹介が始まる冒頭のシーン

非常にクリアーに収録されていて

シビレます(涙・・・)

特に左手のドラムスが準備に入って
PAにハムが入ったり 
聴衆のざわつき・・・・・  イイ感じだ。

演奏はオーネットコールマンの独特の浮遊感のある演奏

この後ジャズシーンがフリージャズへと徐々に向かってゆく、その兆しというか、

ある種瞑想的?な世界とも云えようか・・・・ オーネットの歌がしっかりしているので、結構ヨイデスナ。

収録が良く、Hifi再生でも、かなり可能性のあるアルバム。

音楽性重視でソフトに再生するか、リアルなライブシーンの再現を目指すか

あるいは、故朝○氏が駆け抜け・・・・某試聴室のダイヤトーンを吹っ飛ばしたたという・・・・伝説(涙)の大音量シャワーを目指すか・・・


2009年9月9日水曜日

SONGS 葉加瀬太郎の再生 604Eで切り抜ける

いろいろ試して、(結構このアルバム好きである)

興味深いことに、手持ちのFostexのGZ75+アムクロンでの再生が、比較的好印象であった。

GZ75はフォステクスのユニークなスピーカーである。アルニコマグネットのエッジレスウーファー、多層コートした10cmコーンユニットをミッドに搭載した、フォステクス(フォスター)の隠れ名器だ(笑)

我が家のGZは音質向上の対策として、木質硬化剤で合板を強化し、音速?を上げ、内部配線材を全交換する改造を施しており、今風のクリアーな音になっている。

ツイーターはオリジナルでは比較的おとなしいコーン型が搭載されているのだが、これをFT17ホーン型(リング式)に換装して、切れ込みの良い音にしている。

フラットでかつ、要所の音色がしっかりしているナカナカ良いスピーカーなので、このような難しいCDも、それなりに気持ちよく鳴る。

特に高域がホーンで浪々と鳴るので心地よく、また、ウーファーも 軽いが芯のある スムーズな音で
それなりに迫力もあって楽しめた。

こういった、録音イマイチのアルバムは、結局、バランスの良い中音域を持ち、くっきり型のハイ+バスユニットを持つ個性派スピーカーを使い 

ユニットのキャラを適度に滲ませながら再生すれば、それなりに改善するということが分かった。(笑)

そこで、低音域は206AXA+アムクロンでかなり良い感じであったので、この上の帯域をアルティックの604E (ややキャラが濃く(笑)、積極的で分解能の高い・・・・)に担当させることにした。

604Eはボーカル域、中域が安定感のある良い音色で、前に出る感じであり、

さらに、802相当のドライバーは清涼感のある瑞々しい音で、適度な華やかさもあるので

団子状でレンジが狭く感じられる、このアルバムの音を強制的に染め上げる(笑)には好都合ではないか?と考えたのだ。

CD出力をダイレクトに6L6GCプッシュプルのアンプに入力し、604をフルレンジ動作させる。

ドライバーのロウカットコンデンサーは容量をやや多めにして(ホーンを朗々と鳴らすため)みた。

予想通り、いい感じだ。(笑)

604Eのからっとして陽性で、前に出る音がこのアルバムのネガティブなポイントをうち消して

それなりに深く切れ込んで ダイナミックな音像らしきものがようやく浮かび上がってきた。

特に ホーンの透明感のある音が、シンセの高域やシンバル音を引き立てて

キラキラときらめく感じがナカナカ良い。

アムクロン+206の躍動感ある低域とあわせて

かなりノリノリなご機嫌サウンドを展開してくれた。

恐るべし 604 + 206 +アムクロン である。笑

2009年9月8日火曜日

SONGS 葉加瀬太郎の再生

SONGS 葉加瀬太郎 

いろいろ手を尽くしたが、あまりぱっとしない。

プレナー型の フォスのリボン式やQUAD ESL63proでは、蒲鉾型でかなり おとなしい音

この手のスピーカーは波形忠実度やトランジェントは最高なので、歪み感がなく、

BGMには程々の良い音ではある・・・・・・・・が、彫りが浅い音で迫力は今ひとつ。

パワーアンプをアムクロンに替えるとそれなりに立体的にはなるのだが。

イコライザーで、バス、ハイブーストしても 団子状の音はなかなかほぐれない。どうして・・・・



ALTEC299 TRUSONIC 206AXAでは 299のホーンと音のマッチングが取れず、迫力はあるが伸びのない音・・・・・・泣き

音量を上げるとそれなりだが、期待したほどの音にはならない。悪いPAの音だ

一方、アムクロンでドライブする206の低域はそれなりにご機嫌である。 レンジが狭いのはどうしようもないのだがベースやドラムスがしっかり鳴るようになって、音楽のノリが格段に良くなる。

イコライザーを弄って、ようやくそれっぽく鳴ってきた。笑

しかし、詰まり気味の中高域 をなんとかせねば・・・・・ ナカナカ再生の 難しいアルバムである。

2009年9月6日日曜日

SONGS 葉加瀬太郎 再生難度高し・・・・

SONGS 葉加瀬太郎



ジャンルにとらわれない、自由な発想で エネルギッシュな演奏

さすがにバイオリンの技術がしっかりしていて、芯のあるトーン

元気の出る好アルバムだ 普段はオーソドックスなクラッシックを聴いているが

こういうのも結構好きである。(爆)

you tubeとかで、ライブが出てるが ナカナカ良いです。

で、このアルバムもかなり良い感じ 演奏は・・・・・。

しかし収録は・・・・・・・ 大泣き

団子のような音像 冴えない低音

ボコボコして、詰まってる。

分離が悪すぎ・・・・・・

いったいどうして・・・ 肝心のバイオリンやエレキギターが音塊に埋まっていて

エレキギターがもうちょっと熱く歌って欲しいのに・・・・どうしちゃったのか?涙

ひょっとして、ミュージックプレーヤーの安いヘッドフォンやラジカセ、TVのスピーカー
携帯のピエゾスピーカーなどに合わせて、結果的にこういう音作りになったのか??

ヘッドホンで聴くとそれなり・・・だ

でも、キチンとしたオーディオ再生では・・・大泣き・・・ これは何か 変だ

これを、ライブさながらの、ソリッドで立体的な音像の立ち並ぶ感じとか

リズミカルで、ダイナミックに再生してみたいと思うのだが・・・・

このレコーディングではたして・・・・(出来るかな 爆)