2011年8月28日日曜日

Tru-sonic 206AX vertical twin 4


Tru-sonic 206AX vertical twin

これに至った理由を少し・・・



世の中には、定評のある音 ってアリマス

もちろん、どれも素晴らしいデス・・・ 汗

JBLの最近の大型ホーンとか
B&Wの800ラインとか
あとKEFのリファレンスなんかも良いし
もちろんパイオニアのTADも
個人的にはQuadのESLはやはり良い

古い方ではビンテージのJBLはイイ味あるし
クリプッシュのコーナーホーンも極上のコンディションだと凄いし

浪々と鳴る大型のタンノイもやはり良し
アルティックの大型もまたイイ

印象に残るのはインフィニティーIRSやbeta
あと、アポジーのリボンも良かったし

日本では例えばフォスの今のNHKモニター あれはホントニ 良いですね。
昔のだと6半

それから フォスのプリントリボンのシステム (今はツイーターしか残ってないですが・・・大泣き)
特にミッドバス、最高傑作だったと思います。

(あの技術は そのまま インフィニティーに行って開花して
いまだに超えられていない部分があると思ってます。)

もちろん、アンプを徹底的に奢ったウイルソンとか
センスのある人が鳴らしてるソナスのクレモナとかも素敵でアリマス。

これ以外にも いくらでも凄いのがありますけど・・・・





これが ホントニ自分の音か? と聞かれると疑わしい・・・・汗

どこか借りてきた様な・・・ ごくわずかに 嗜好に ズレがあるのです。

どうせなら やっぱりイロイロと追い込んで
店員さんや雑誌や評論家の先生のじゃなくて、

自分なりに好きな音をトコトン探求してみたいなあ
と思い出す。

これは原音再生がはかない夢なのだ と気が付いた頃からなんとなく そうなってしまった 爆

で、ワタクシ的には これまであまり紹介されてなかったものに 目を向けたい (耳か)
というのがあるのです。

どうも日本では ディーラーさんと評論家の先生と雑誌が仲良しなので
良いディーラーさんがいるメーカーはとっても良く紹介されますけど

そうじゃないと ほとんど紹介しないし、誰も知らない・・・・大泣き

さっき上げたのも 紹介される回数が多いものばかり 爆

もちろんしっかりディーラーさんがいて イロイロと 仲良し。汗

でも さすがに・・・・・

紹介されなくても凄いモノは凄い ということが この年になってようやく分かってきた 涙

やっぱり 自分の耳で確かめないと わからないことは多いです。

今興味があるのは

ウエスタンエレクトリックが本気でホームオーディオを 例えば戦後20年間ぐらい真剣にやっていたら
どんな音や製品になったのだろうか?

というところです。

ワタクシはウエスタンのこと一方で評価してますけど、一方ではそんなに評価してません
敷居が高すぎるというのももちろんあります( 買えない  聴けない ベストなコンディション)
でも片鱗ぐらいは伺った経験はあります もちろん凄いものですけど

でも やっぱり シアターサウンドだな と思うのです
自分の身の丈を遙かに超えてしまっている

また、ホーンシステムの設計がやっぱり時代を感じさせますし
ウーファーが追いつかないとか、家庭での個人使用ということになりますと

ウエスタンのシアターシステムを今日的な水準で十全に鳴らすというのは、永遠の課題 夢の一つなのかなと思うのです。

で、もう少し現実的で ウエスタンの系譜がどのようになったのかを辿ると
通常はアルティックとJBLになり
ランシングということになるわけですが

ランシングは天才であったと思いますし私も大好きですが
いよいよというときに

アボガドの木の下で永遠の眠りについてしまったのです。

日本ではJBLがウエスタンの流れということに なんとなくなっていますが
本当にそうなのか は わかりません

どちらかというと JBLはその後のロカンシーの影響が大きいように思います。

JBLは日本ではディーラーに恵まれました。
それでメジャーブランドになりました。

アルティックはシアター、モニターで業界のトップブランドとして日本を席巻しました

情報も、製品も豊富で 充分に楽しめるのは有り難いことです

でも、ワタクシにとって どちらも少々 微妙に ですが 違うのです

ものの哀れ が出しにくい 

それでいろいろやりましたが やっぱり自分の力量には限界がありました。

そんな中であまり紹介されてないものに興味を持ちました

Quadは良かったです。63も57も

でももう少しダイナミックな音も欲しい

で、JBLでもアルティックでもなく、タンノイでも、ウエスタンでもないけど
そちら系の直系は・・・ と 探すと 

ありました

一つはロンドンウエスタンで 
一見アルティックみたいですが
イギリス人の手が入っていて凄いみたいです


もう一つはスチーブンスで
ツルーソニックというブランドです。

ツルーソニックは日本にセールスしませんでした。
もちろんディーラーもありません

でもヨーロッパでもアメリカでも 非常に高い評価だったのだそうです。

ワタクシの知る限り
スチーブンスの話は どのセンセイ方からも 聞くことはありませんでしたが・・・・

私の師匠はそっと教えてくれました。






2011年8月24日水曜日

再生エネルギー法案可決されました 汗

再生エネルギーの関連法案が可決されました 汗

総合的に いい形で 進めばよいなあと 願います・・・・ (ウィッシュ)



冷戦時代の落とし子 + 某国の利権から始まった 平和利用の原子力 の二の舞
(あれはいつの日か○武装したかった○曽○元首相の若き血潮・・・・汗)
にならないことを 切に祈ります・・・・ (ウイッシュ)

原子力関連予算=振興費 を削ってその分再生エネルギーの研究予算にするのは
良いことだと思いますが・・・・
(特にバッテリー技術に集中投資すべし!)

でも再生エネルギーは、
コスト高は避けられない
それが電気代や税金につけ回しされるのは・・・・ 大泣き

でもまあ、放射性物質がどんどん蓄積されて 今回のような過酷な原発事故リスクを抱え続けるよりはマシでしょう。

大御所○曽○元首相も、今は再生エネルギーだ!とおっしゃっておられますので
(さすがは風○鶏 いえ 風力発電 時代 先取り! 爆)

さて、再生エネルギーの今出ている話で

私は とても納得がいかないのでアリマス!!! 怒り

なぜ太陽熱温水器普及の話が出ないのでしょう?真空管式の

これは個人的に導入して充分に元が取れ、二酸化炭素削減になるのですから

今太陽熱の風呂に入ってすっきりしたところですけど
今月のガス代の請求書が床に転がっているのを湯あがりに発見
今月1800円でした
子供が風呂に入る時シャワー これはガス
料理 火力の強い ガスのコンロで中華料理もばっちり これもガス
完全な曇天 雨の日 風呂の追いだき これも ガス
我が家4人家族で毎日風呂に入って料理作って、朝シャンする奥様、年頃の長男とかいるんですけど
情け容赦なくシャワーでガス使ってる でも夏はガス代1800円
導入前の去年と比較して1/3~1/5です。

真空管式の自然対流温水器のガラス管製造プラントを被災地の復興のために東北に建設したら
最高に賢い政策でありますが・・・・ 路傍の石の意見です 汗

さて、太陽光発電ですが・・・・
現在の日本の太陽光発電(家庭の屋根に設置)は
日本の電力供給の限りなく零に近い値でしかありません 0.0004%でしたっけ?過去ログ参照してください
これって 送電ロスの中に吸収されてしまう 微々たる値です。
無視できるほど小さい発電に結構な税金やコストが使われていますが
それを国策で大きくするそうですが

税金どうなるの?

それ以上に、無視できなくなるほど発電したら 送電が不安定になって
停電や、事故が起きるかもしれません

少なくとも現状のコントローラー(パワーコンディショナーという)では対応できません
それこそスマートグリッドで中央制御する社会インフラが必要になる
ということは今の太陽光システム 使えなくなるかも(少なくとも コントローラーの交換は必要に・・・汗)

再生エネルギー政策は 場当たり的じゃなくて、きちんと考え抜いた上で
コストを抑え、
長期的な計画として着々と進めていただきたい 怒

それと、最近太陽光発電、太陽熱温水器のぼったくり営業や詐欺が横行しているそうですから 気をつけてください

もともとそういう輩の非常に多い 分野だった
(メーカーも含め ギリギリの線で営業してるとか・・・・・大汗) 
らしいのです (ガクガク ブルブル・・・・)

その辺の浄化も大切になりそうでアリマス ・・・・


芸能界だけじゃないですね・・・・・

2011年8月19日金曜日

Tru-sonic 206AX vertical twin 3

Tru-sonic 206AX vertical twin

自分なりに いろいろ考えてきた結果 こんな形になってしまいました。

まだ、十分ではないですけれども だいたい 方向性はこのあたりなのかな・・・と 思うのですが

もちろん 確信などはなく・・・ なんとなく ですが・・・



いろいろ聴いて 自分のトコロに置きたい装置を絞り込んでゆくと

スピーカーに関しては そんなに選択肢はない ということに 気が付くのです。

ワタクシの場合色々なジャンルの音楽を 新旧取り混ぜて聴きますので
ある特定のジャンルしかこなせない装置は ダメなんです 涙

置き場所もないのですから・・・・・ 大泣き

最近 まあ いろいろと 社会的に なんとなく 苦労したりもしておりますし・・・・・

若かりし頃のような オーディオ機器に対する純粋無垢なあこがれや

チャレンジ精神みたいな(爆)気持ち・・・・は

もはや殆ど薄れてしまっておりますが・・・・ 涙



あと、最近の製品にはちょっと・・・・・ ドウヨ みたいなところもあり・・・
もちろんイイものはイイですけど 



一言で言うと、オーディオって随分敷居が高くなっちゃったなあと 溜息

それにワタクシの求めている方向性と 違うんです・・・・ 大泣き

ツルピカ 美音 じゃないんです ワタクシの聴きたいのは・・・・



どう表現したら良いんでしょうか?

優れた作家とも言えるオーディオ批評家の先生方が執筆されている、SS誌も良く読んでおりますけれど
ぴったりの表現にはなかなか出会えないのです。

やはり今の時代とは どこか違う方向に ワタクシは向かってしまっているようなのです 涙

それはワタクシのオーディオの師匠 
敬愛するメンターの方から
いつの間にかしみこんだ 何か なのかなと
最近ふと思うのです。
気持ちの整理が付きましたら そのうち書こうと思います。




自分の求めている方向を
ひとことで言ったら

音としてそれなりにきちんと再生した上で

やわらかな明暗の中に
ものの哀れ が ほのかに感じられる

 そういった方向 かもしれません。

これが再現できる装置 特にスピーカーは
たくさんあるかもしれませんし
たくさんはないのかもしれません。

ダイアトーンの6半
フォステクスのリボンシステム
で いけました。

クオードのESL (57)もその方向で鳴らすことができました。

ただ、できればもう少しダイナミックな音像が欲しくなり
ESL63proでも もう少し 足りず・・・・

ロンドンウエスタンもおそらくその方向の答えの一つでしょうが
希少すぎ、私には高価すぎました(大泣き)

そこで出会ったのが Tru-sonicの206でした。
もちろん身の丈を越える そして希少なものでしたが・・・・

単に 光と陰 陰影 の表現だけではなくて

 ものの哀れ が ごく自然に再現できるようなのです。

いろいろなご縁を戴いたお陰て

今のシステムを組むことができたのです。

2011年8月17日水曜日

Tru-sonic 206AX vertical twin 2

Tru-sonic 206AX vertical twin

206AXはフルレンジユニット同軸で
立派なコンプレッションドライバー マルチセルラーホーンが付いたもの

マルチセルラーホーンは手作りで工芸品的な味わい。音もまた良い

もはや今後このような製品は出てこないでありましょう。
良い意味でビンテージ的な良い音がする。

(質も非常に高いです。近年の売りユニット =超高級SPも採用 最近は右へならえで、ごく限られたユニットメーカー 例えば ス○ャンピーク から買って ただ組んでるような状況・・・・汗  
しかしそれでは ナカナカ出せない傾向の音がこの時代の本気のユニットからは聞くことが出来ちゃったりもします・・・・汗 それで現代のスピーカーには何となく食指が向かないのです もちろん近年のSPは 非常に美麗な音 ではありますが・・・涙)

しかしこのバーティカルツイン仕様では、贅沢にも通常 それを使わない方針・・・・(涙)

もちろん、全く使わないのはあまりにも勿体ないので、チャンデバにはいくつかの設定が入っていて、
上の206ステレオフルレンジ
下の206ステレオフルレンジ
上下の206ステレオフルレンジ(4発 高域がモロ干渉しますが・・・・)
も可能にしているので 時々使います・・・・。


例えば、BGMで古いレコードを静かに聴くときは 206のフルレンジ仕様で聞く。

イスに座って書き物 上の206ステレオフルレンジ

床にあぐらをかいてビールを飲む時は(笑)下の206フルレンジ
で聞くことが多い 汗 

なかなか 鯣のように味わい深い・・・・ 汗

上下の2本は、全く同じユニットではない。

上の2本は初期型のAX 下の2本は最後期の生産品AXAで 音の個性が微妙に異なる
もちろん部屋の中のユニットの位置の違いも音にモロに影響する。

上のユニットは乾いて 軽快 音場感があり

下のユニットは厚く エネルギッシュ 押し出し感がある


興味深いことに、上だけ 下だけ で聞くときに
駆動しない方のユニットが ドロンコーン(パッシブラジエーター)のように機能?していて
低音が密かに出ている 割と纏まりが良い音なのだ。(笑)





しかし、Tru-sonic 206AX vertical twin仕様の通常の聴き方は

mid が Altec299 で
highが FT-7RP (汗)

それぞれ600、10000辺りでクロスさせている
クロスはオクターブ12dbぐらい、(時々18にしたり・・・・)

クラッシックでは時々500以下のクロス、(時々18、にしたり・・・・)

ソースに合わせて299のレベルと、206とのクロスを微調整している。

強力な206が4本、かつアムクロンで直結 各ユニットを独立駆動 なので、

なんとなく299が負け気味?な雰囲気もあるのだが・・・・・涙

299もまた強力なマグネットを有していて 1.5インチスロート 3インチダイアフラム

Vt52三極管シングルでの駆動とはいえ
音圧では決して負けてない・・・・・ 

体感的なエネルギー感でやや弱いかな・・・程度 の意味デス 汗

音圧レベルさえ揃えれば 両者は ナカナカ、良好な 繋がりです。

206はフルレンジとして十分に練られた音を持っているため

ミッドレンジユニットの必要なしに ボーカル域を余裕で再生できるから・・・・ 
良くつながるの でしょうか?

2011年8月12日金曜日

Tru-sonic 206AX vertical twin


随分と消極的な理由で始めた(汗) Tru-sonic 206AX vertical twin であります。

結果は まだ調整中なので不明な点もありますが

現状でも 成功 と言って良いのではなかろうかと 内心思っております。

もちろんジコマンの世界であることは否定しない・・・・・ 笑



ただ、これまで自分の求めていた音を ズバリ 実現してしまったようなのです・・・・ 汗

ホログラフィックな 分厚い リアル音像が 

ほっとする感じのやや和やかな音で

優しく迫る・・・・

そして ビールが・・・ 旨い・・・・  爆

そんな音が ワタクシのかねてからの理想でありましたが(笑)


206のバーティカルツインで
すんなりと実現してしまいました・・・ 驚愕

もちろん 細部には修正すべき点が多く
今後の微調整は必須であります

欠点を上げれば色々と。 汗

シングルよりもやや余計な音が増え
にぎやかになり、音像もやや大きめになったのはマイナス。

CDによって音像がやや左右にぶれやすく

音像もフォーカスがピンポイントとはいかない

音場は広いが、澄み切ってクリアーという感じではない 汗

しかし 音は前にすーっと伸びて
音像は眼前にそそり立つ感じで

ステージ後方の 退く音 はずーっと奥に展開し

やや誇張もあるかもしれないが、音が立体的に響き渡る

もちろん低域は著しく改善した。

圧巻はジャズのウッドベースで そこに立っている感じ
しかも リズム感が最高なのであります。

バスドラも 面で押してくる感じが実に軽やかに決まる。

うーむ これはバーティカルツインのマジックと言えるのではなかろうか。

206AXの元々持っている 音色

太く リズミカルで 軽やかでありながら、ブ厚い音が

スケールアップして 優しく迫る 感じなのだ。

この音はあまり聞いたことがない類のものだ

最も近いのはTru-sonicオリジナルの200リッターぐらいの大型バスレフ箱に206AXAが入ったシステム
それからいわゆるアイコニックのシステムにも近いといえば近い

しかしそれらとも やはり違う音なんであります。

純粋なビンテージシステムでは、どうしても気になってしまう、例えばホーンのダイアフラムの設計の古さから来るなんとなく鈍い感じとか(逆にこれがスイートに決まることもあるわけですが・・・・笑)

あるいは、当時のネットワークの醸し出す なんとなくノスタルジックな音 は ここでは原則出さないようにしている。

最新のデジタルチャンデバ+マルチ駆動で現代風に(?)アレンジしているので
いたってスムーズでハイスピードである。

しかし、全体の音色としてはやはり4本もある206AXの支配力は圧倒的なので

ビンテージユニットの持つ ゆとり、厚み、鳴りっぷり 個性が発揮され

よく言われる、フルレンジユニットの持つまとまりの良さで

なんとなくリラックスした雰囲気で音楽を長時間楽しめるのだ

音色のバランス的にはQuadのESLの音色とバランスをそのままに 
低域を大幅に拡大して
そこに
ホーンシステムの、深々とした前後に抜けるような立体感をプラスした

ような感じになった もちろん弱音部や音の退きについてはESLの方がずっと優秀であるが
音触としてはESLに割と近い感じ かもしれない。

これは 狙い通りというべきか 狙い以上と言うべきか・・・・・汗

今回の結果は ほとんど206の効果によるものなので

恐るべし 206AX ・・・・・なのであります。



2011年8月11日木曜日

206AX ダブル バーティカルツイン仕様


久しぶりのオーディオネタです 汗

最近は環境系にやや傾倒気味でありますが

オーディオの方も徐々に復活してきました。 汗


206AX をダブルにしてみたい・・・・
構想としては数年前から考えていたが・・・・

なんとなく地震とかが来そうな感じがして、タワー型は崩れ落ちそうで 躊躇っていた
そしたらホントに地震が起きました   大汗

地震の後、ユニットも損傷したり、しばらくオーディオをやる元気無かったですけれども

いつかはやってみたいと思っていた15インチダブルで復活してみようと決意。


我が家はスペースがないので15インチユニットを横に2本並べる通常の配列は不可能
横2本の方が、一般的なホーンの横方向のカバー角とマッチするので収まりが良く
豊かな低音も得られるので、もちろん耐震性も含め 望ましいのは明らかなのだが
とても入れられない。

そこで、スリムなタワー型のバーティカルツインにしてみた。汗
今回のこれは厳密な仮想同軸を狙った物ではなく

箱の容積の増大と音源の位置を高くするのが主目的
副次的に低音の締まりと伸びが出ればと考えた。



バーティカルツイン方式は
レイオーディオの製品が 木下モニター として世界的に有名でありますが
日本人の木下さんの発明なんだそうであります。

レイオーディオのバーティカルツインはミュージシャンが そこに立つ 感じが凄く
迫力があります。箱は巨大ですが・・・

かのJBLも一時はずっとバーティカルツインだったけれども最近はやっていない。

ウーファーの左右の広がり角がホーンとマッチしないこと

上下のウーファーの動作が、高さが違うために音が異なるので
仮想同軸の特性が得られにくいというのがネックになったようだ

木下モニターの場合は録音スタジオの壁面中央に埋め込みなので
上下のユニットの動作の違いが問題になることはなく
エンジニアの耳をピンポイントで狙うので
大変利にかなった設計であります。

オーディオ雑誌的には昔から プロフェッショナルモニターといえばJBL
ということになっていますが ?・・・・・

実際はTAD のシステムや木下モニターの評価が非常に高く

 (そういえば、未だにアルティック604も生き残っているとか・・・)

クラッシックはB&Wとか quad ESL63とか・・・

NHKは昔ダイヤトーンだったが今はフォステクスのシステムだ。(もの凄くイイですね・・・ あれは)

いやむしろ 今はずっとずっと 小型のスピーカーがモニターとして一般的で 
携帯のピエゾユニット なんかも 音決めの基準になりつつあるとか・・・・ 涙 ま、伝聞ですが

こうなってくると、音の基準がどこにあるのかサッパリわからない・・・汗




さて、我が家の場合、消極的に
場所がないので上に付けたら 結果的にバーティカルツイン  汗

実はこうすることを前提に箱の天板は外せるように作っていた。


ほぼ立方体の箱を追加で乗せることで

180リットル相当のバスレフ箱に2本の206が入った
トールボーイ型になった。



我が家のホーンは左右の広がり角60度にしているので
206AXと丁度良い感じだ。

この作業にかかる前に
206のレストア作業を終了させる必要があり
これがナカナカ骨の折れる作業であった。

なにせ206AXは球数が少なく
マッチドクアッド 4本揃い を探したら
一般人には
一生手に入らないでありましょう 涙

そこで泣く泣くボイスコイル、コーン紙 ダンパーに
できるだけ調整を加えて
なんとかそれなりのバランスで 全ユニットが鳴るようにして

それから箱を組み上げることにしたのであります。

箱作りも含め 大変な作業であったが
とにかく何とかなった ・・・・・

成せば成る もんであります