2012年8月7日火曜日

Afro Blue Impressions John Coltrane live の再生2

Afro Blue Impressions

抜群のライブ演奏

コルトレーンの怒濤のライブ演奏は
時としてエネルギー過剰、激走気味になりがちだが 汗

このアルバムでは疾風の如く比較的爽快だ。

音質も音源発掘ライブ盤にしては比較的良好

しかし もっと良い音で聴きたいという気持ちになる。

まずモノラルであること 

これはどうしようもありません 涙

オンマイクのコルトレーンはクリアーに収録されていて
これに分厚いエコーがかけられていて
ややエコーが効きすぎだが 涙 

それなりに ブルージーで良い味
的確なリマスタリングのお陰で
コルトレーンの演奏はかなりリアルで聴き応えがある。

マッコイタイナーのピアノはバックに回っているときに音が途切れ気味だが
ソロの時は割とクリアーだ

問題はジミーギャリソンのベースと
エルビンジョーンズのドラムスの再生だ

かなりリマスタリングで頑張っていて
それなりに聴ける水準までなんとか引っ張ってはいるのだが

このリズムセクションの本来の分厚い低音域が
このアルバムではどうしても薄くなりがちなのだ  涙

ベースとドラムスの躍動感、切れ、厚み、エネルギー
ここらを旨く再生しないと
コルトレーンの演奏もなんとなく冴えない感じになるのだ

コルトレーンはもちろん偉大だけれども 
他のメンバーもまた凄かったことがよく分かる。


ジミーギャリソンのベースと
エルビンジョーンズのドラムスの再生音の改善をいろいろ試してみた結果


1.トーンコントロールやイコライザーでブーストする方法

ある程度有効だが
ぼやけた感じになりやすく切れがなくなるので没

2.アクティブサーボウーファーでブースト

これもバランスの改善には有効だが、
エルビンジョーンズのバスドラ連打の切れが弱い 涙

3.15インチフルレンジ同軸 (我が家はTru-sonic 103AX)

振動板の軽い15インチウーファーが切れの良いドラムスを再生する
ホーンの切れも良くコルトレーンの再生もブリブリと良好だが
ギャリソンのベースが薄い  大泣き

4.バックロードホーン

バスドラ連打はハイスピードで快感だがベースの量感がやや弱い

結局・・・・・・
5.206AX 4発 +ホーン

206AX 4発をアムクロンで叩く。これでエルビンのバスドラ連打が爽快に決まる

 デジタルチャンデバで低音を少々ブーストしてギャリソンのベースを厚くする。

ピアノ、サックスは1.5インチの299ドライバーで渋めに吹き上げ

やや弱いシンバルアタックを強調するために2405のレベルを上げる




というセッティングで 豪快、怒濤のライブ演奏がブリブリと響くようにナリマシタ
バランスが決まれば大音量は必要ありません。

このアルバムだけの専用セッティングをする価値が充分にある
名盤なのでアリマス。