2012年3月30日金曜日

ハービーハンコック リバー




ハービーハンコックのアルバム

音質も演奏もすばらしい

ハービーハンコックの
高度に洗練されたフレーズ 絶妙なハーモニー


音像が3次元的に 自然に浮かび上がり

特にボーカルの肉声感、

ピアノの透明な響き タッチ

抜群であります 涙

ワタクシ的にはショーターの演奏はパターンが読めてしまって
あまり感動はないのですが(聴き過ぎですな これは 汗)

ハービーハンコックの演奏には
マイルスと同様に
聴くたびに新鮮な感動を覚えるのデス・・・・

感性と知性が同居した即興演奏というべきか・・・・
 とにかく凄い・・・・・

このアルバムにふさわしい音響システムを考えると

やはりリアルサイズの再生 ができる大型ホーンシステムが良く
 
さらに機敏で繊細、細密、ハイスピードな描写が要求され

空間 雰囲気の描写ももちろん、今日的な水準でクリアーしなければならないし

そこにそこはかとなく伝わる音楽性や

また、大人の雰囲気を伝える リラックス感も重要なポイントでアリマス。

この辺を充分に調整したシステムで聴くと 

ハービーハンコックの凄さが
ひしひしと伝わってくるのです 汗

(ワタクシ個人的には 前回書いた 15インチフルレンジのウーファー使用で
これをさらにダブルにして、デジタルチャンデバ経由のパワーアンプダイレクト駆動
これぐらいやりますと 上記のファクターを 余裕でクリアーできるようです。(大汗)
音楽性は球のアンプとかソリッドステートでも味わいのある装置を組んで
15インチのフルレンジも厳選したビンテージ品を根性でレストアして使っております。
リアルサイズ音像が自然にぽっかりと浮かんで 前に迫ってくる感じがあり
そこに適度な丸みというか、枯れた味わいもあって ジンと来るのです。汗)

特にボーナストラックの11曲目

オーディオルームはまさに

至福の空間・・ でアリマス 涙

2012年3月3日土曜日

ウーファーとしてもイケル15インチフルレンジは?

15インチフルレンジをウーファーとして使う方法

最初は躊躇したのだが・・・・

結果が良く、だんだんと深みにはまってしまった 汗

どんな音がするのか?

バスレフや密閉箱の鳴る感じの いつもの低音ではなくて 

コンデンサースピーカーなどのような、
すっと軽い自然な低音

クオードのコンデンサー型 例えばESL63 proなど
アコースティック系の音楽ソースであれば 量的には少な目だが
実に自然な低音が出て、なるほどと思わせるのだが

それに近い感じのいい意味で軽いスッと来る感じの低音が

15インチフルレンジで出せるのだ。

15インチフルレンジをダブルにすると さらにいい感じだ。
量感が増して
自然に面で押してくる感じがあって、しかも箱のチューニングが上手ければ
いわゆる箱鳴りとか、窮屈な感じはまったくしない

良いことずくめのような15インチフルレンジのウーファー使用だが
問題もある。

これに向くユニットの数が かなり少ない

また、鳴らす際にはコツがいる 

という泣き所がある。

まず、ウーファー向きの15インチフルレンジ って 
そもそも15インチでフルレンジの設計のものが少ない

特に最近設計の15インチは ほとんどウーファーとして作られている。

古い15インチは 大昔に大型フルレンジの黄金時代があって 涙

その時代の銘器を活用するか
あるいはその末裔を捜すしかない

で、どんなユニットがあるのかというと

例えば有名なJBLの130系と
   ALTECの604系や605系(厳密には 同軸のウーファーだが)
などがある。

有名なJBLの130系はウーファーとしては 少々使い方が難しく 涙

普通の箱ではナカナカ ウーファーらしく鳴ってくれない。

バックロードホーンに入れて使うのが良いようだ 例えばハークネスのように


時々130系を平面バッフルや後面解放箱でウーファーとして使うヒトがいるが

これは某有名音楽評論家センセイの歴史的な随筆で有名な方法であるが・・・・

個人的にはあまりお勧め出来ない フルレンジ(ミッド)としてなら使用に耐えるが・・・・汗
カラッとした音が好きなヒトには好まれるようデス

ウーファーとしては 深々した低音が容易に出せないのだ これは結構キツイ 涙

同系列の220系?ウーファーは某ジャズ喫茶で有名でアリマスが
巨大密閉箱と大音量再生でしたら いい音で鳴ります 大汗

一般家庭で小型箱 小音量再生でしたら 厳しいかもしれません
(ワタクシモ昔やりましたが・・・ 断念しました 家族から非難囂々故・・・ 涙)


一方、ALTECの604系や605系のウーファーは
同軸のホーンの後についている 分厚いフェルトを取り除き 汗
ネットワークをいじると(直結でテストすると良い)
フルレンジユニットとしてナカナカ優秀な性能に驚くのです。
但し、古い時代のものに限りますが・・・・ (E以前のもの 新しいものはウーファーだ)

604は高能率型なので中高域の張り出しが強烈(515直系なので)
イコライジングで中高域の張り出しを少し押さえこまないと使えないというコツはあるが
(あるいはキツイ音のまま、低音はやや量的に少な目 ストイックな感じで我慢するというのも
使い方としてはアリかな と思います。)
ボーカルは確かに良いです。ハイスピードな低音も良い感じです。量感豊かという感じではないですが。
もちろん、ローエンドはすっぱり切れております。汗

605は416系に近いので 604よりは、ずっと低音の量感が得られやすい。
アルティック系の音が好きな人にはとても良いチョイスになるでしょう。
噂によると、かのビートルズは605をモニターにしてアビーロードでレコーディングしてたとか。
バランスが良いためでしょう。
605はあまり輸入されなかったので球数が少なく、ネットオークションで高騰しやすいのが難点か?汗

これ以外となると 選択肢が少なく、結構厳しい。

ジェンセンやエレボイは 何となく好みにチョット合わなかったです。涙
(ウエットというか ファットというか ビンテージというか 雰囲気はイイのですが)

RCAのLC1はフルレンジとして大変良い音で、優秀なユニットである。
ただ、やや厳し目の音で・・・ 
ウーファーとしては使いづらいかな・・・という感じ
モニター的な音が好きで 低域の量感を求めなければ
(非常に高価だが)良いかもしれません。

日本では ほとんど知られていないが

スチーブンスのTru-sonicの106や206などの15インチは
最初からフルレンジとして設計されていて
LC回路等を通らず、直結となっている。

106や206は、フルレンジの音色も良いが
なおかつウーファーの音も良く

低音の量感も含め最初からウーファーとしての動作が考慮された設計

初めてこれの低音を聞いたときは

驚愕した。

但し、使いこなしは結構難しく、
そのまま素で鳴らすと 最初は なんとも 古くさい音で

ガッカリされるかもしれません。汗