2020年3月13日金曜日

Sigma SD quattro H は 写真趣味(カメラ)の曲がり角を楽しむ傑作機 3 その身勝手な理由

Sigma SD quattro H SDQHはミラーレスでありながらSAマウントの長いフランジバッグを有しております。
シグマレンズしか使えないとか、高感度ではボロボロになるなど 写真(機)趣味用機材として若干不遇な?立ち位置ではありますが、工夫と納得で美味しく楽しめる、隠れた名機です。

 他のミラーレス機のように、ライカ等のオールドレンズ遊びができない点に関しては残念ではありますが、フルサイズミラーレス機のα7シリーズが容易に手に入り、2台持ち当たり前の時代ですからさほど問題なさそうです。
 そもそもフォビオンはテレセントリックなレンズでないと強烈な色被り(緑色や紫のフィルタ 偽色が画面の周辺に強烈に出る)を起こす特性があるため、ショートフランジバックのオールドレンズとの相性は良くありません。その結果フランジバックの長い一眼用のオールドレンズで遊ぶことになります。

 SAマウント用のプラクチカ スクリューマウント用の中華製レンズアダプタが1~2千円で入手できるので、結果としてSAマウントボディーでもオールドレンズ遊びはそこそこ楽しめるという話になります。


 また、SAマウントは機械的にペンタックスのKマウントと互換(?)の設計なので選択肢は豊富です。Kマウントレンズを使う場合は基本的に(簡単な)改造が必要です。 細かい話になりますが ペンタックスのKマウントレンズの絞り連動ピンを曲げるかカットして 連動ピンのガードを外す改造が必要です (慣れれば3分程度の作業です)
それだけでシグマのボディーに取り付きます。
 フランジバックはSAマウントの方が少し短いので距離の指標・無限遠の位置は合いませんが、大抵のレンズはピントが来ます。

ペンタックスのレンズ群は昔からコーティングが良いので、抜けが良く、フォビオンとの相性は割と良いです。

 最近若干立ち位置が微妙になってきた ペンタックスのレンズを 純正以外のボディーで楽しむ候補として SDQHは結構アリ な選択肢です。

 オールドレンズの絞りを開けてふわり と撮るには味わい深い タクマーを
 やや大柄なSDQHを散歩カメラとして使うには 小型軽量で抜けの良いSMCコートのmレンズを使い分けできます。シグマSAマウントの良いレンズは描写は抜群でも大きく重いですから徐々に稼働率が下がりますのでその対策にはもってこいです。
 どちらのオールドレンズもフルサイズのミラーレスで使うと周辺部は流れ不満もありますがSDQHはAPS-Hサイズなので良い感じに周辺はトリミングされますので、中央部の美味しいところだけ使う形になります。F5.6以上に絞ったときの先鋭度は画面全域で高く、仕上がりに不満を感じることはほとんどありません。

(シグマSAマウントレンズはペンタックスのボディーには取り付きません。微妙にレンズ側マウントのガイド径を変えていて(少し大きくなっている)入らない構造にしているようです。涙目)


 SAマウントのフランジバックはキャノンEFマウントと同じで、しかも電子制御プロトコルも類似なため、海外ユーザーの強者はキャノンEFレンズマウントに改造したSDQHでレンズのラインナップを増やし、フォビオンを楽しんでいるようです。気合を入れて改造すれば 絞り・AFは連動するらしいです(手振れ防止はNGらしいですが)。


2020年3月12日木曜日

sigma SD quattro H は 写真趣味(カメラ)の曲がり角を楽しむ傑作機 2 その身勝手な理由

sigma SD quattro H SDQHは、スマートフォンに追い込まれてきた写真(機)趣味の曲がり角を楽しむ通向きのツールである。

フルサイズフォビオンのリリース時期の延期の話が出ていますが、素子の基本設計は完了しており生産過程の技術的な障害との説明がなされています。 半導体製造はトップダウン式の開発で設計初期段階の誤りや製造過程の僅かな手違いで致命的な結果となる場合も少なくなく、慎重に計画的に進める必要のある、大きなプロジェクトです。

シグマのような、レンズ専業メーカーが独自の撮像素子を生産するというのは並大抵のことではなく、シグマのフォビオンにかける決意が読み取れます。実際に SDQHを使ってみると 素性の良さ 欠点もあるけれども それを上回る強力な魅力がある ということは実感でき、色再現性の良さとともに 作品作りにその個性を発揮してくれます。

フルサイズのフォビオン機は順調にいって2021年、遅れると2022だそうですが、このようなコメントが出ると言うことは、22ぐらいに出るという理解かと勝手に解釈。

スペックは既に明らかになっていて
3層構造1:1:1 のFoveon X3のメリル式
5,520✕3,680✕3層=60,940,800画素(6,094万画素)
実イメージサイズは20,313,600画素(2,031万画素)でフルサイズ

SDQHは
有効画素:約38.6MP
T:6,200×4,152 / M:3,100×2,076 / B:3,100×2,076
総画素:約44.7MP
M B層はTの輝度情報を元に算出しているようです

この2つの素子のスペックにフォビオン設計の苦労が読み取れます。

メリル方式に純粋に3層同じ画素数で設計すると、トップ層から奥に位置するミドルやボトム層は光量が不足し採光面積を増やして対処する必要があります。フルサイズに拡張しても画素数を大幅に増やすことは難しく、20.3MP程度が妥当ということなのでしょうか。

クワトロ式では光量豊富なトップ層で輝度情報・解像度を稼ぎ 色情報はM B層で解像度を1/4に落として取得することで感度不足に対処したのでしょう。

当初クワトロ式はノイズ感が半端無く、また補完による解像度に不満の声が上がり
、特にメリルの純粋な3色 色情報豊富かつ解像度の高い絵に慣れたフォビオンのベテランユーザーから酷評されてしまいました。

しかしクワトロ式はその後のアルゴリズム改良等でフィルムに近い粒状感まで改善されていますし、我々の眼は輝度情報には敏感でも色情報には割と鈍感であるという特性から、(虫眼鏡ツールで強拡大してピクセル解像度を確認しないと気が済まない潔癖な方でなければ)見た目シャープにきりっと解像しているように見えるという、割と賢い設計をしているというメリットに気がつきます。

 次のフォビオンはメリル方式+フルサイズという純潔の理想のスペックですが、撮像素子の大型化による生産時の歩留まりの悪化等によるコストアップは若干心配になりますし、そもそもフォビオンセンサはテレセントリック性をシビアに求める特性(平行光線入射でないと色かぶりなどを起こす)がありますから、フルサイズ化はレンズを含めた最適化も結構大変で、レンズを選ぶセンサになる気もします。

 既に裏面照射式CMOSが60MPの時代に入り、低画素機も24MPで抜群のDレンジと色再現性を叩きだしていることを考えると、これから2年後に20MPでどこまでユーザーに訴求できるのか少々不安な気も致します。

一方、SAマウントは終了してしまうものの、SDQHはAPS Hサイズでトップ層25.7Mの純解像度をもっていますし、補完を使ったS-HI 8,768×5,840のJPEGでもフォビオンの良さを充分に発揮する(等倍拡大しなければ)ので、SAマウントで気に入ったレンズがあれば、末永くその魅力的な絵を楽しむことができる隠れた名機なのです。


2020年3月8日日曜日

sigma SD quattro H は 中判デジタルバックのマイクロ版である SDQH 写真趣味(カメラ)の曲がり角を楽しむ傑作機

sigma SD quattro H
という4年ぐらい前に出たカメラがあります

フォビオンはなんとなく気になっていて
フルサイズのフォビオンが出るとか出ないとか(延期になったらしい)出たら欲しいと思っていたのですが、よくよく調べると現行のSD quattro Hは充分に良いという噂なので
値段も下がってきているし思い切って購入してみました。

大正解でした。
普段はソニーのα7RIIを使っているのですが
光量の豊富な条件ではSD quattro Hが大活躍しています。

とても個性的で魅力あるカメラです。総合的な表現力で、ソニーのフルサイズ機を上回っているように感じられます。

SD quattroは賛否両論、いろいろと批判の多い機種ですが
登場時の不具合はほとんど解消されていて
最新のファームウエアであれば特に問題なく撮影ができます。(動体撮影は無理ですが)

SD quattro Hはおそらくスタジオ(物撮り)や風景撮影などの中判デジタルバックを念頭に開発されたのではないか と思われます。(テザー撮影用のソフトもありますし。)

ここのところ、フルサイズ機の進化、ローパスレス、裏面照射CMOS ローノイズ化技術 デジタル信号処理の進歩めざましく、フォビオンも中判デジタル同様に画質の優位性は後退しています。単純な解像度比較などのスペック云々は登場時の4年前と比べてSD quattro Hに明らかな優位性があるわけではありません。 

中判デジタルはその独特の表現力の高さから現在も作品用として使用されるプロやハイアマチュアがおられますが、SD quattro Hのフォビオンもそれに近い何か独特な表現力、撮像素子自体の持つ、割と素直な個性があるのです。

センサは小さく、低感度ながら、中判デジタルバックの大型素子に相当する表現力と素性の良さを持っているようです。

喩えは難しいのですが、通常のミラーレスではなく、中判デジタル相当の能力を コンパクトなAPS素子に纏めた「物撮り機」と考えれば、いろいろと納得がいきます。



EVFなどの取り回しはデジタル黎明期のデジカメぐらいのおっとりしたレスポンスですが、動体でなければそれほど困ることはありません。
AFもほどほどの動作で、精度はしっかりしているようです。(最新ファーム)

レンズに関してはマウントアダプタを介してスクリューマウントのオールドレンズが使える外、ペンタックスのK、M、Aレンズの絞り連動ピンを外したものが使えます。

 ペンタックスの隠れ銘レンズ、例えばマクロ50mmF2.8  M35mm F2など軽量で描写力もあり、コンパクトなミラーレスカメラとして充分楽しめます。(特にM35mm F2はお勧め。 43~45mm相当の画角になります)

シグマ純正レンズに関しては、18−35mmF1.8がベストマッチです。APSーC用のレンズですが、このズームレンズは全てのエレメントが大きく、イメージサークルが広いのでAPS-Hで使えます(18mmのエッジにトリミングが必要な時もあるがほとんどそのまま使える)
35mm換算で24-45mm1.8という、まさに常用域をカバーするレンズとして使えます。

18−35mmF1.8は光学性能が非常に高く、海外ではプロの映像作家がこぞって使用しているという銘レンズです。(主に動画 縮小光学系との併用でblack magicやGH4 5で)

この高性能レンズとSD quattro Hの組み合わせは強烈で、通常のフルサイズ機と違う何かがある感じ

仕上がりは 往年のデジタル中判・大判フィルムカメラに近いものです。

中判・大判システムをスタッフ数名で運用していた時代を考えると、手ぶれにさえ注意すれば一人で歩き回って自由に撮影できますから、隔世の感があります。

中判、大判との差は、フォビオンセンサの特性により、シャドー領域に余裕がないため 暗部の仕上がりを考えて露出補正をきめ細かく行うこと がポイントになりそうです。

三脚が使える状況では、SFDモードで押さえの一枚も撮っておいた方が良いようです。

SDQはデビュー当初、フォビオンの内部処理の未完成によると思われる、増感したフィルムのような、ざらざらした粒状感が気になりましたが、その後の熟成により、まるで微粒子フィルムを使ったフィルム作品のような、視覚的に好ましい粒状感、エッジコントラスト、トーンに仕上がっています。

フォビオンは無機質なもの いわゆる「フォビオン物件」(笑)に向いているとされていますが、立ち上がってくるような立体感のある仕上がりに、改良で表現力・自然さが増している分、無機質なもの以外の、さまざまな被写体に応用できそうです。

以前、メリルの導入を考えた時、色の不安定さ、特に緑かぶり傾向が顕著で、暗部の余裕がなく断念しましたが、最新ファームのSD quattro Hにはそのようなことはなく、自然な色表現となっています。それに加えて(以前と比べてマイルドになったと言われるものの)独特の表現力は今も健在のようです。

ありがたいことに、フォビオンはかってのようなRAW現像必須な製品ではなく、ISO100の設定であればjpegをそのまま使えます。
(SPPの動作は 割とまったりしておりますので・・・ せっかちな私はできれば使用を避けたい 汗)

SD quattro Hはフィルムライクなフォビオンの表現力を気楽に楽しめる、隠れた名機であることを確信しました。

特にモノクロ撮影では唸るような仕上がりが得られます。

SD quattro Hが海外で好評な理由がよく分かりました。


 

2019年10月21日月曜日

写真趣味(カメラ)の曲がり角を逆に楽しむ 4 高画素時代の格安レンズ旅

写真趣味(カメラ)の曲がり角を逆に楽しむ 4回目

前回はジャンクのコンタックスTの銘レンズ(ゾナー)を取り出し、再生してパンケーキお散歩用にする話でした。

今回はもっと楽ちんな方法です。

今フルサイズミラーレスは各社参入して戦国時代になっていますが、やはりソニーは先駆者としてリードしていると思われます。特に小型軽量でAF精度の高さと高感度に強い辺りは一日の長があります。
モデルチェンジも比較的早いので、買い換えで手放される旧機種の値落ちが早いのもありがたいところです。超高画素のRⅣが出て RⅡとⅢの中古の値段がぐんと下がりましたので、RⅡはなんとか頑張れば買えるかなと、背伸びすれば入手可能になりそうなところに近づいています。

ところがボディーは買い換えられても、4000万画素の高画素に耐えられるレンズの買い換えはたいへんな感じです。 フルサイズは面積が大きいので隅々まで高画質で撮影するのは至難の業、レンズが良くないとせっかくの高画素機の意味がありません。

4000万画素機で撮影するとたいがいのオールドレンズはボロを出します。それが良い味ではあるのですが、風景や建物では「きりっと撮りたい」と思うときもあるわけで、その様なときにボケボケ、流れまくり、パープルフリンジ出まくりでは フルサイズの意味なくね? APSーCの方が軽くて良いじゃん という突っ込みが来てしまいます(実際に普通のアマチュアユーザーだったらコスパと軽量性でAPSCの方が有利・合理的という意見は割と説得力があります)とはいえやはりフルサイズの魅力は相当な物があるので、昔のレンズでなんとかフルサイズの高画素機に使えないだろうかという葛藤が生じます。

 近年は速写能力も大切な要素になっております。大昔の写真雑誌を見るとわかるのですが、割とおおらかな写真が多く、決定的瞬間を捉えた写真は(スポーツ、報道、スナップの名手を除くと)意外と少なかったりします(笑)(当時のカメラで決定的な瞬間を捉えるのは大変な手間と技量が要求されたと思われます)。現代のカメラレンズ遊び(?)では、スマホに負けないように、ピントやフレーミングはそこそこ素早い性能も求められますので、結果、AFズームはどうしても必要になってしまいます。

そこで格安の割には良く粘るお手軽なAFズームレンズを探す訳ですが、意外に良い選択肢がなく、試行錯誤の末、AF対応レンズアダプタを上手く使うと解決できそう ということが判って参りました。

<LA-EA4を使って旧ミノルタレンズを復活させる>
ありがたいことに旧α用モーターなしレンズを動かすアダプタが純正で用意されています。このアダプタは結構な値段がしますし、アダプタの下にフォーカス検出部が大きく飛び出して邪魔な感じですが・・・・これが実に良い仕事をします。
 これさえあればミノルタのレンズをAFでぐりぐり使い倒せます。AFが意外に素早くて、昔のαはこんなに高速にピントは合わなかったなあ・・と感心するぐらいです。

特にお勧めは

望遠ズーム
AF APOTELE ZOOM 100-300mm です。
このレンズはほとんど見向きもされていませんが、前群にARレンズという低分散ガラス(おそらくEDレンズのようなもの?)を2枚も使っており、シャープです といっても切れ切れの最新レンズのような先鋭な絵ではなくて、ミノルタらしい適度なコントラスト、シャープネスでハーフトーンが良く出る感じのやや落ち着いた感じの描写です。しかしながら解放ではふんわりとしながら芯のある絵でポートレートに向き、F5.6~8に絞ればアポレンズらしい、きりっとしたにじみのない絵が取れて満足度大です。解像度の感じは4000万画素機には若干解像度が足りないが破綻はせずに使える線に入っていると思われます。
このレンズはトーンが良く出てシャドーが潰れにくく、ハイライトが飛びにくい ボケがなだらか 見方によっては海外製高級レンズの味に近いかもしれません。(後ろボケが若干荒れるときもありますが・・)

このレンズは小型軽量で持ち歩くのに苦にならず、風景からポートレートスナップまで多用途に使えるのがありがたいところです。RII以降は手ぶれ防止機構がボディー内蔵になっているのでブレも少なく快適な撮影ができます。

このレンズはなぜか人気がなく時々ジャンク棚に転がっていますので、レンズに曇りや傷のない個体を見つけたら即ゲットをおすすめします。

標準ズーム
タムロン SP AF28-75mm F/2.8 XR Di LD ASPHERICAL α用
FEマウント用の新型の評判がとても良くて、逆にα用の旧機種は値崩れ?しています。
一万円台で入手可能なのですが、低分散レンズを贅沢に使用していて描写も良好です。

このレンズは解放の描写がとても甘いのも有名ですが、それがポートレートに好ましい特性になっています。前後ともボケが綺麗で 絞れば結構シャープになります。
 弱点は周辺部の解像度が低いことで、特に広角側の解放では端がボケボケになることがあり、このレンズの評価を下げています。
 所有する個体も広角端で右下の画質が大幅に低下する症状があり、ずいぶん悩みましたが、LA-EA4のフォーカス調整を使ってピント面の調整を行ったところ許容範囲になりました。
 小型軽量化を優先した設計のため、偏芯やピント面の傾きなどを生じやすく、フォーカスの安定性が今ひとつなのかもしれません。しかし、その欠点さえ判っていれば、風景や建物では絞り気味にして、周辺部を拡大してフォーカスをしっかり確認すれば 破綻のないきちんとした絵が出せます。なによりF2.8通しでありながら小型軽量設計はありがたいところです。

広角ズーム
広角ズームは全域のシャープネスが求められるので設計が古いレンズよりも若いレンズの方が安全です。これはオールドレンズではありませんが、中古品に値頃感があり、コスパの高さで有名な、キャノンの17-40mmF4を、Fotogaやシグマ等のキャノンEFーソニーアダプタを介して使うのは割と無難な選択かなと思われます。

超広角ズーム
使用頻度は高くないですが、一本は欲しくなりますね
シグマ 12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL
このレンズはフルサイズ用で歪みがほとんどないのが大きな特徴です。(このレンズの歪みの少なさはまるで対称型のビオゴンのようです)
このレンズは基本設計がフイルム時代なので、解像度は全体に若干不足気味で高画素機には向かないという評価になっていると思われます。ところが、その理由は像面湾曲にあるらしく、AFでフォーカスすると中央だけピントが来て周辺がアウトフォーカスでぼけるのがこのレンズの評価を下げている原因になっているようです。
 そこでこの12-24のレンズを使うときには、AFを停止してMFモードに切り替え、レンズのピント目盛りを無限遠にしっかり合わせます。そうすると、もともと超単焦点レンズなのでピントの合致する範囲(被写界深度)は広いのでパンフォーカス的にピントが合います。その描写は、カリカリではないものの超広角ズームにしてはほどほどピントも出て、高画素機でもギリギリ使える程度のフォーカスにセット可能です。格安品が出ていたらマニュアル式のマウントアダプタとセットで購入すると良いでしょう。

番外編
ミノルタAFレンズの中で、24-105mmズーム(初代)はおもしろい存在です。この焦点域は現在ブレークしている24-105mm(F4通しですが)のはしりと呼ばれています。この初代はとても軽量なのが特徴的でスナップや旅行に適します。LA-EA4のAFは高速なので、スナップも気持ちよく決まります。デザインも当時の未来志向?垢抜けていてなかなか良い雰囲気です。このレンズも格安でジャンク棚や中古店のウインドーの端で眠っていますので、お手頃価格でしたら拾ってみても良いと思います。ミノルタらしく中間トーンが良く出て、ぼけが綺麗です。特に標準から望遠側の描写はなかなか良好でポートレートやスナップに向いた佳作レンズです。ただしこのレンズには大きな弱点があって、広角端24mm付近の周辺部は絶望的なほど流れまくり、パープルフリンジ、光量低下も目立ちます(涙目)このあたりの弱点は絞ってもあまり改善しませんので、広角で風景写真に使うと結果にガッカリします。スナップや接写で、被写体にぐっと寄って撮影するような使い方であれば印象的な写真になりますので、そういった使いこなしが求められる通好みのレンズとも言えるでしょう。











2019年9月29日日曜日

Contax T sonnar 38mm F2.8をSony α FEマウントにして パンケーキレンズ化

写真趣味(カメラ)の曲がり角を逆に楽しむ 3 「常時携帯フルサイズ一眼オリジナル」

小型高級カメラというジャンル、今もコンデジの高級機が人気を集めていますが、プレミアム性(RX1等)と利便性(RX100等)の間を行ったり来たりしていますね
(魅力的な機種はなかなかお高いですね 汗)

 昔Contax T という京セラのカメラがありました。小型高級カメラのはしりになったものですが、これに搭載されたsonnar38mm F2.8は当時、写真好きに相当インパクトを与えたものです。作品作りの出来るカメラを常時携帯できるというのは魅力的でした。
 色が濃くて、描写が滑らかで、作品感のある写真が超コンパクトな沈胴式で楽しめるしかもレンジファインダーでピント合わせもしっかりできて、露出は絞り優先AE ということでコンタックスTはマニアのアイテムとなりました。その後AFを備えたT2 T3 TVSなど快進撃。10万円クラスの高級機でしたが、バブル期の好景気(あの頃は高いものにも投資しましたよね =浪費)でそうとう売れたそうです。(最近フィルムカメラの再評価でまた値段が上がっているようですね)


その銘レンズをSony α FEマウントにして パンケーキレンズ化してみました。
理由は簡単で、Tの機構はもともと強度的にいろいろと限界があって、使用頻度が高いことから落下させたり、筐体もT2以降のチタン製ではなくてアルミ+プラのため歪みも生じやすく、電子部品の補修パーツも底を付き、修理も難しくなっていることから中古店で時々ジャンク無保証で個体が出ていることがあります。
 ダメ元で買ってみたけれどもやはり撮影不能でした・・(外れの涙)というものを1台所有しておりまして、そのレンズを生かしたいと思い、強引にボディーから取り出して、中華製のCマウントアダプタに乗せてみたというものです。


 Tからレンズユニットを取り出すのは意外に簡単でした。(分解法は検索すると出てきます)レンズユニットのシャッター機構も簡単なので開放状態にカムを固定すればOK。このレンズはヘリコイドがついていますし、絞りレバーも付いていますのでシャッターさえ開ければオールドレンズとして再生できるのです。

 このレンズはフランジバックがとても短いので、Cマウントアダプタの中から中央の凹みが大きくて厚みの薄いものを選択します。アダプタの凹みの中にレンズを押し込んで借り止めで無限遠の位置を決め、四隅のピントを微調整この辺は試行錯誤になりますが。ある程度ピントが出たらしっかり接着剤等で固定してしまいます(汗) レンズの周りから光が漏れないように、今回は遮光のフェルト布を張り込んでみました。違和感が消えてそれなりに見えます。

このレンズを付けたα7無印初代はとても軽量で 薄く、コートのポケットにするりと入る感じです。ビジネスバックに入れることも可能です。

描写は銘レンズらしく、F5.6〜8辺りの中央部は割とシャープです。
周辺はどうしても流れますがこれはおそらくαの素子の前のガラスの影響もありそうです オールドレンズですからおおらかに・・・

 解放ではとてもふわっとした感じで中央部のみほんのり解像しているようなオールドレンズらしい描写となります。
 T*コーティングのためかとても抜けが良く、若干露出アンダー気味にするといい感じの雰囲気のある絵が撮れて満足感もあります。

 最新レンズのような切れ切れの描写を期待してはいけませんし、組み合わせるボディーもRII以降の高解像度機では粗が目立ってしまいますので、初代α7からαII〜IIIあたりの組み合わせがいい感じかもしれません。

 このレンズのおかげでα7を持ち出す回数が増えました
小さなヘリコイドを回してピントを合わせ、絞りリングで深度を調整するという手順も、見やすいα7のファインダと相まって楽しいものです。オリジナルのTのレンジファインダーはあまり視認性の良いものではなかったので、この組み合わせの方がこのレンズをしっかり使っている実感があります。
(そういえばT2もT3もAFを時々外すので少々怖いカメラでした・・・)

 このような自分だけの究極の薄型カメラを、いつも手元に置いて、フルサイズミラーレスでいつでも撮れる!というのは何となくいい感じです。

 フルサイズ+コンパクトな良いオールドレンズの組み合わせで切り取る写真はスマホとは明らかに差があり、なにより写真を撮っている実感や良い道具を扱う手応えがあるのが素敵です。
 α7初代のシャッター音は最近のモデルと比べると若干甲高いですが、メカシャッターの音を伴う 瞬間を切り取る感覚 は、シャッター音を擬似再生するスマホとは異なり、今となっては新鮮な感覚で、ある種の快感を楽しめたりします。

追記
 このレンズは絞り解放では特に周辺が甘く、中心部もピンは来ていても なんとなくふわふわした感じでしゃきっとしません、
 風景や精密描写が要求される場合、思い切ってF11まで絞ると周辺はかなり改善します。回折により解像度は若干低下しますが、広く安定した結果が欲しい場合はF8〜F11辺りを上手く使うと案外楽しめます。露出がなぜかアンダー気味に偏りやすい?のも手伝って、T*コーティングらしく色乗りが良く、フィルム時代のTの写りを再現するような仕上がりをデジタルで楽しめます。


2019年9月24日火曜日

写真趣味(カメラ)の曲がり角を逆に楽しむ 2

スマホとの激烈な戦いとなったこの時代に、カメラを趣味として楽しむにはそれなりの工夫が必要なのかもしれません。
 大ベテランの皆様は逆に楽しい時代になってきたとも言えると思います。密かな楽しみ方を考えてみたいのです。

 まずはバブル崩壊 失われたうん十年(何もしていなかった私達・・・)収入右肩上がりの輝かしい時代は終わって(汗)あの頃趣味に多大なる投資をしてきた(浪費してきた 涙目)のも昔の話になりつつあります。お小遣いも目減りしておりますし(教育費や医療費もじわりと上がって仕方がありません)限られた資源でいかに楽しむかがその道の達人と言えましょう。

 幸いなことに型落ちのミラーレスはフルサイズも含めて値頃感が出ておりますのでいろいろと楽しめます。問題はレンズです、新型の良いレンズは大きく重く高いののがいただけません。
 そこでいろいろ工夫します。
 例えばネットの板で酷評されている(?)キットレンズ セットもので購入するとボディーにレンズがただ同然で付いてきたりします(その逆も?)。キットレンズはロボット組み立てで検品はてきとうなのか、割と当たり外れがあって(周辺部の流れ具合が千差万別)当たりレンズをさがして、レンズ固有の癖を作画に使う(周辺減光+収差による流れ)のがベテランの楽しみと言えましょう(貧乏性とも言う)

 そもそも写真の周辺部なんてそんなに子細に見たりしませんから(除く風景建築写真)キットレンズも当たりであれば、むしろ純正品のAF性能の良さとか、デジタル補正の進歩に驚いたりします。 なにしろ軽いのが圧倒的で、スマホは持って行くけど一眼は置いていくみたいな悲しいことは無くなります。ここぞと言うときに愛機が手元にある、これは精神衛生上良いものです。もちろんいい写真はチャンスがあればこそですからカメラは持ち歩くことに意義がある。スマホが写真撮影のツールとして強力なのはいつでも手元にあることです。これに対抗するには極力愛機を持ち歩くことです。

そうするにはソニーのミラーレスは理想に近いです。軽いですし、ファインダーも良いですし。RAW現像する方なら旧型フルサイズ(α7初代等)でも結構良い仕事をしてくれます(相当安くなりました)。組み合わせるレンズは軽いものに限ります。そうでないとミラーレスの意味がありません。高性能なレンズが欲しい気持ちは分かりますが、高性能レンズは高いだけでなくて大きく重いので結局防湿庫の肥やしになりやすい これが最大の欠点です。

そうなると軽くていいレンズは何か探すわけですが、一番のお勧めはキャノンの40mmのパンケーキ STMが良いです 例のFOTOGAのようなプラプラの中華製アダプタ経由で ものすごく軽量なシステムになります。α7の比較的新しいモデルですとアダプタ経由のAFも迅速です (シグマのアダプタはさらに安定していて良いそうです。)この40mmはAFが静かなのでムービーもいけます。 周辺部もあまり流れず安定感のある描写で、それなりに雰囲気も出る万能レンズです。とにかく安い軽いのがありがたいところです。

純正FEシリーズの単焦点(無印)はどれも軽くて良いですね。自分の好きな焦点距離のレンズをバッグに突っ込んで軽々と旅をするのも良いものです。レンズのラインナップを増やす意味では純正Aマウントアダプタを使って最近値落ちの顕著なミノルタAFレンズやソニーAマウントレンズからチョイスする手もあります(AFの微調整はした方が良いです 若干ずれる個体が・・・)

とはいえ欲が出て 寄りの望遠や引きの広角もカバーするズームが欲しいとなると、もちろん最新の純正24-105やタムロンの28−75あたりが欲しくなりますが(懐具合から 涙目)ぐっとこらえて 純正 28-70で我慢するのも吉です。28mmの周辺は恐ろしく流れますが真ん中はそれなりに踏ん張りますし、AFは早いので シャッターチャンスには強いです。なにしろ安くて軽いのがありがたいところです。(RIIなどの高画素機にはきついですが)

ミラーレスといえばレンズ遊びですね(レンズ沼)
 オールドレンズでは、ライカの有名どころのレンズは今も高価格ですのでなかなか手が出ないですね 裏ライカ的なロシアLマウントレンズ群は値段は安くても上級編ですので相当な趣味人の領域かと(お勧めしません ロシアンビオゴン35コピーレンズがシャッター膜に当たりそうになってカメラを壊しそうになった・・・ 大汗)。
 入りやすいのはライツミノルタのレンズでしょうか。実質ライカの割に安いのでお勧めですね。(ただ古い個体なので曇りに注意)

同じぐらいの趣味性があって楽しめるのが旧コンタックスのGレンズです。コーティングが良く、抜けが良く、いい色が出るので(ネオ)オールドレンズ遊びとしてはコスパが高いです。

特に45mmのプラナーは開けてよし、絞ってよしの銘レンズで安く出ていたら即ゲットです。F5.6辺りの描写は良好で細密かつ高級感のある絵が出ます。アダプタは(中華AFモーター付きがあるらしいのですがすぐ故障するらしく危険なので手を出さない方が良いそうです)リングを回すとギアでピントを調節出来るものが格安で手に入るのでそちらがお勧めです。ライカと違ってレンズをぐりぐり繰り出せるので割と寄りの撮影もなんとかなるのも良いところです。

ビオゴンの28も21も銘レンズなのですが周辺が派手に流れるのと周辺減光がきついのでその辺がコントロールできるなら小型軽量レンズなので持ち出し易く、深みのある描写も楽しめます。周辺部の流れは撮像素子の前のフィルタのガラス厚が影響しているらしく、平凸レンズで補正すると改善できるそうです。以前問題となっていたパープルかぶりはαの素子が裏面照射になってからは問題なくなったようです。

 ヤシコン80−200バリオゾナーも隠れた銘玉と言われています。あの時代の直進ズームを愛でること自体相当レベルが高いですが(爆)このコンタックスの望遠ズームは色乗り良く、ぼけが自然で、マクロレンズかと思えるくらい寄れるのでマクロズーム的な使い方でうっとりするような絵が撮れたりします。絵に何となく品があるので花やポートレートに十分使えますし、時々格安で転がっていますのでチャンスがあったらゲットしても良いレンズかと思います。この頃のコンタックスのレンズは無理のない設計をしているためかバランスの取れた良い描写が得られます。(有名な85mmF1.4は??ですね案外使いこなしが難しい・・・)

最新設計の高級レンズは解放ではとろけるような前後ぼけ 絞って全面かりかり細密な という欲張り設計ですが(なので大型で高価)、ふんわり前後ぼけと狙いを決めてかかるならば、上述のオールドレンズでも、球面レンズの自然なとろみのある絵が自然に撮れますし、逆にかりかりで行くぜ! 的な気分の時には マイクロニッコール55mm f2.8のような格安高解像度レンズ(5千円を切ってたりする もちろん寄れる)もありますので オールドレンズの底力に嬉しい発見があったりします。 


 その他オールドレンズ遊び的な特集雑誌(ムック)にはいろいろと魅惑的なレンズが満載ですが 中には性能の割には市場価格が不当に高いものも含まれているので(執筆陣は煽りがお上手)雑誌情報はほどほどにして、とにかく軽量なレンズを目的に合わせてチョイスして頻繁にカメラを持ち出す これに勝る手立てはありません。




2019年9月22日日曜日

写真趣味(カメラ)の曲がり角を逆に楽しむ

 つい先日、代官山の有名な書店(というかコンプレックス)を散歩して、いつものカメラ屋をのぞこうとしたら、なんと閉店していて スターバックス(の高級店)になっていました(涙目)
 そういえばこのお店ではウインドーショッピングのみであまり買い物をした印象がありません。ライカやポラロイドが中心に据えられていて、周辺をチェキとデジカメと中古レンズとフィルムカメラで固めるというバランスの取れた店内、綺麗な展示には一服の清涼感があり、貴重な場所でした。

 そのほか、全国チェーンのカメラ屋さんの中古店の旗艦店も売り場が小さくなって駅から遠いフロアに押しやられていたり、下取り交換で活気があるのは中野のフジヤと新宿のソフマップが思いつくのですけれども それ以外はネット販売に主力を移行しているのでしょうか?

新品カメラは、ミラーレス一眼に一斉にシフトしていますが、ソニーが先駆者ということもあって一歩リードしているようですね。α7RⅣは完成度も高く中型デジタルを脅かすような能力を秘めているようです。(もちろん中型には中型の良さがありますが・・・・・最近の中型はフルサイズx1.7面積ですから圧倒的かというとそれなりに限界もありそうです)

そういえば中型の名門ハッセルは中国のドローン大手の傘下に入っており、昔のコマーシャル業界での圧倒的地位を考えると隔世の感があります。
今はフルサイズでほとんどの仕事がこなせてしまいます。(優位性が出せるのはごく一部の大判ポスターグラビアのみ?)

コマーシャルの世界も、どちらかというとスチールだけでなく、ショートムービーも一緒に撮るといった要求に応える必要があり、ソニーはその辺にも対応しているのが強みですし、パナソニックのフルサイズ機も動画機能の強みでフルサイズに食い込む戦略のようです(なので放熱も考えて筐体が大きい)

こうした大きな潮流の中で銀塩フィルムはとてもニッチなものになっています。過去に大量に製造されたカメラは軒並み価値が下がっています。価格が維持されているのはライカぐらいでしょうか、程度の良いものや希少種はアジアでも人気らしく価値が維持されているようです。レンジファインダーの趣味性が生きているのでしょうか、とはいえ最近はめっきり銀塩フィルムを使わなくなりました。たまにフィルムコーナーをのぞくと価格が高騰していてびっくりであります コダックのフィルムは一部復活してますね。

安定供給されている銀塩はチェキぐらいでしょうか というのもなんとなく寂しいですが時代の流れでしょうか。チェキ自体も最近はデジタル化してプリント紙がチェキフィルムになっているようですが。(小型デジタルプリンタにカメラが付いている的な)

そうした一連の変化の中央にあるものはスマートフォンのカメラ機能の進化に他なりません。最新のスマホは通信端末としてはやり尽くした観があり、記録媒体としてのカメラ機能や映像観賞用の媒体として、あるいは電子決済の端末としての機能が重視されるようになっておりますが、このカメラ機能の進化が震源地になっております。

信号処理と多数のレンズの画像を組み合わせて画像合成で前後をぼかした写真がねつ造できてしまうのですね。これがまだ若干不自然さの残るものではありますが、シーンによっては十分に使えてしまう域(SNSなら十分)に達しているので、大口径レンズを付けた専用カメラがいらなくなるという恐ろしい技術革新です。

撮影して絵を確認してそのままSNSに上げるといいねがもらえるという速攻承認欲求満たしますマシンです。

裏面照射のセンサと信号処理の進化で暗いところもそれなりに絵が出せるようになってきたのも侮れないところです。(さすがソニー)

というわけで専用機たるカメラとその趣味はだいぶ縮小してしまいますが、まだ枯れた趣味としては残りそうです。アナログレコードが小規模で復権しているように、銀塩フィルムもそれなりに生き残る可能性があり、またオールドレンズはアダプタ経由ミラーレス接続で趣のある(加工のない)絵が撮れるので、最新のピクセルにじみのないクリアなデジタル専用レンズのぴりっとした絵に飽きた層には、表現の選択肢としてのオールドレンズはそれなりに活路を見いだすでしょう。

困るのは中判や大判用レンズで、最新の撮像素子の求める解像度に達しないレンズはぼけぼけの画像になってしまうことから生かし切れていないのが現状で、フィルムも高いですし、行き場が無くなっているところが若干残念であります。

一時期フラットベッドスキャナを改造してスキャンカメラにするという猛者が現れましたが、最近はどうなのでしょうか?私もテストしてみたのですが(スキャナを3台潰しました)ぼやけたり、モアレが出たり、絵がゆがんだり、スリットカメラ特有の症状と、センサのSN比の悪さに閉口してしまい、製作を断念してしまいました。
手軽にオールド中判大判をデジタル化して楽しむ方法を模索しているところです。

とまあいろいろありますが、いまのところはソニーのミラーレスに純正やらサードパーティーやら、オールドレンズやらを取っ替え引き替えして、スチルやムービーの用途シーンに合わせて使い倒すという、刹那的なカメラライフが吉のように思われます。