Pentax SP
再び写真ネタで・・・
ジャンク棚から2000円(ボディーのみ)で救い上げてきて、レストアした一台
レンズは以前入手したもの。タクマー55mm F1.4
これはトリウムガラス使用の放射能レンズである。
後玉からかなり放射線が出ているらしい(恐怖・・・)
しかし、このレンズ、現在では使用できない素材を、ふんだんに使用しているだけあって、さすがに写りは良い(笑)
この手のガラス材は大戦中、敵地の航空写真を撮影する、高解像度レンズのために開発されたという噂も・・・・ 解像度命デアル・・・・ 従って切れが良い訳である。 笑
銘レンズにはトリウムガラス採用品があり
有名なハッセル用の初期のエクターや 一時期ライカのごく一部のレンズに、また
ペンタコン6のフレクトゴン50MMなどに使われていたらしい
このタクマーもシリアル番号から確認したところ
立派な放射能レンズで 放射線のためにレンズが かなり黄変しているが
きりりとした、にじみのない、シャープな像を結ぶ
しかも極めてオーソドックスな光学設計で作られているので、とても自然な絵である。
SPのボディーもペンタックスらしい柔和でコンパクトな作りで
黒のペイントも割と分厚く、適度な光沢があって、ナカナカ高級感がある。
ゴム引き布膜 シャッター音も軽快で
なかなか心地よい動作である。
特に低速シャッターのダンパー音は素敵だ。
コンシューマー機として 画期的なセールスを記録したという ことで
SPは中古市場であまりにもありふれた機種であり、マニア受けする機器ではないが、
放射能レンズ付きのこれは・・・・侮れない実力。 隠れ名機である。 (笑)
レンズだけをK100D等のデジタルのボディーに付けてテストすると、放射線レンズの実力が(さりげに・・・・凄い)良く判る。
マニアっぽく無く、全く嫌みがない、しかし、分かる人には分かる・・。
しかも究極の55mm
標準でいい作品撮るって、実はハードル高い・・・・・本当の眼力が必要デアル(涙)
このカメラを使うこと自体、なかなかスリリングであり、非常に面白いアイテム・・・・デアル。
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