2008年4月27日日曜日

オーディオという趣味



上が206AXA、下が206AX フレームのデザインはまるでプレス部品の様だが、実際はアルミダイキャストで非常に分厚く、強靱。
アルニコマグネットのサイズ、重量は最近出たフォステクスの製品(W400A HR これは良いです!)と肩を並べるもの。
重要な点は、巨大マグネット、軽量コーンでありながら、オーバーダンピングではない ところです。
(良質な低域が無理なく出て、しかも中域の質感が非常に高いのです。これが如何に大切かは、経験の在る方ならすぐにお判りかと・・・・ちなみに最近の製品ではW400A HR は本当にお勧め)



オーディオの趣味は、なかなか幅広く、また微妙な世界でもある。

音楽好き、機械好き、レコード蒐集家、マニア、電気工作系、PA(SR)系、PCオーディオ系・・・
ビンテージ系、ヘッドフォン系、携帯オーディオ系・・・・・・

予算も幅広く、携帯電話のおまけのヘッドフォンから、ハイエンドと呼ばれる、ウン千万以上の天井世界(これは価格設定が茫洋とした一種異様な世界)まで ・・・・

結論としては、音楽(もしくは音)が楽しく聴ければ良し とするのが吉である。

携帯の音でも、感動することは多い。

ただし、オーディオ自体、なかなか奥深く、本物のコンサートよりも感動することも珍しくない・・・というまか不思議な世界であり、趣味とするにはもってこいである。

音そのものを聞くのか、音楽を聴くのか

収録された場の雰囲気を含めて聴くのか、演奏の方に関心があるのか

機械そのものの持つ音を聴くか、制御して狙い通りの音を引き出そうとするのか

工作や手入れによる変化を楽しむのか、オリジナルに忠実な音の再現を目指すのか

半田ごてを握るか、買い換えを決断するか

人それぞれ、かなり目指すベクトル、行動が異なるので、それぞれの向かう音世界が、どういったものなのかを想像してゆくと、まことに興味深い。

また、予算の大小はいかんともしがたい(笑)が、個人的にはご家族とどのように折り合いを付けているのか聴きたいところである。(最近は設置場所や専有面積が、予算以上に重大問題だ)

私自身は音楽が好きだし、それをノリ良く、楽しく聴きたい。また、出来る限りリラックスして楽しみたい。

さらに、演奏会、収録現場の雰囲気も含め、あたかも目前で演奏していただいているかのような、ホログラフィックな音場、目前に等身大の音像を浮かび上がらせるのが大好きで、いろいろとまあ楽しくやってます。
レコードの収録状況に合わせて、原音を生かしつつ微妙に味付けを追加したりすることも積極的に試みている。特に演奏は良いが、録音の良くないディスクを楽しく長時間楽しむためには、必須事項ではなかろうか・・・・。
このブログのコンテンツはオーディオの機械のことばかりだが、そのココロは、
この機械であのディスクを再生したら、きっと素敵な音世界になるだろうなあ・・・というタクラミでやっております。
チラッと一聴して機械の筋を読み、組み合わせた最終的な音を想像する、で、実際に試してみる。これが最高に楽しいわけです。

もちろん思い通りになったら、後は存分に音楽に浸ります。日頃のつまらないことを忘れて・・・・、実際かなり癒されますね・・・。

0 件のコメント: