趣味に関する 恥ずかしさ について
ご趣味は何ですか?と聞かれて
真正直に
「オーディオです」 キッパリ
と答えるのは 結構 勇気がいる (爆)
そう答えるには、場所と 相手を選ぶ 大汗
読書や音楽鑑賞(コンサート)は立派な趣味なに・・・・
なぜオーディオ趣味(オーオタ)は 恥ずかしい のか?
理由はイロイロあるかと思いますが・・・・
振り返って考えてみた・・・ 汗
昔、フォステクスが自作sp視聴用のショールームを
秋葉原の隅(岩本町の方だったか?)に構えていたときに
担当の方に 板のカットサービスをしてくれるところや ブチルゴムテープ(出たよ・・ 汗)を売っているお店を尋ねた時に
「○○ハンズで売っています。
でも、売場の方を あんまり困らせないでくださいね
オーディオマニアの方の評判が(凄く)悪いんです・・・・」
と言っておられたのが 非常に印象に残っている。大汗
確かに、そのショールームに来ているヒトは
キている・・・ 感じのヒトが多かった・・・
オーオタ であります。
昔、イワユル 自作系 の方のお部屋に招待された。
殺風景な部屋には手作りのバックロードホーンが置いてあり、鉛の板がたくさん乗せてあり、ゴムで黒くなったケーブルが露出していた・・・ 合板のバームクーヘンなキャビネットのプレイヤーもあった・・・・ そこで
教会音楽やパーカッションの現代音楽、自衛隊の爆音を聞いてトラウマになった・・・・
この時、まだ若かった私は、趣味の世界にも 自覚とか、品位みたいなものも必要なのだということを悟った(笑)
この話、別にバックロードを否定しているわけではなくて、バックロードの良い部分もモチロン知っている。
カナリ音のセンスのイイひと が手がけているバックロードシステムの音は それはすばらしいものがあった。
そういう世界を知れば、決して雑誌記事が誇大な内容を書いている訳ではないこともわかった。
ただし、それは一部のケース であって、多くのケースでは割と不幸な結果になっていた可能性が高い。
殆とが 技術不足の悲しさか、紙臭く、中高域は荒れ、荒々しく 低音も不足で 全体にやせた感じの音だったような・・・・。
しかも、当時の音楽ともあまりマッチしていなかった。結局 ご推薦の 教会の宗教音楽 や民族音楽 を聞く羽目に・・・ 汗
物事にはバランスとか、品位みたいな 常識的なものが伴っていると 楽しみも増え、仲間から共感もされるのではないかナと・・・そのころ何となく感じたのでアリマス。なにも言いませんでしたけど。
先日 友人のジャーナリストの方と会食した時に出た話。
海外赴任を経験すると(ストレスで大変な時期を過ごす)ご当地の酒類を親しむことが結構あり、私も北米に居た時期に、ご当地の手頃なワインを結構飲んだりしました。
ワインは向こうの(庶民の)生活の一部であることを知ったのであります。
日本の地酒や焼酎のように、安くても楽しめる おいしいワインがたくさんあるので 懐も痛まず、豊かな気分になれるのであります。(アル中に注意)
ところで、話題になったのは、
「ソムリエの数が世界で一番多い国は日本」
しかも
「それが欧米から 嘲笑の種になっている」
というお話でありました。
「ソムリエ数 世界一」は世界に誇るべきものではなくて 恥ずべき文化なんじゃないか・・・・ ということらしいんです・・・ 驚き
そういえば 日本では 相当に高級なワインを楽しむ会やソムリエを囲んだテイスティングの会など熱狂的な世界が ありますけど・・・
日本のワインバーとかも、出てくるものが高杉で、すぐ財布は空っぽ・・・ 普通は行けないですヨ(涙)
一方、本場の向こうは、ずっとカジュアルなものが大半だったし、ワイン通も コストパフォーマンスを意識して購入していた のが印象的だったです。
ヨーロッパから来る お育ちの良い留学生や、仕事仲間に聞くと ああいう希少で高価なワインは 特別な記念日に家族や友人と飲む そういうものなんだと聞きました。
もちろんあちらは富裕層の方々もたくさんいて、そういう世界を日常楽しんでおれる世界もあるようですが・・・ 割とひっそりと 行われています。 あんまり高額なのを やる ことはオープンにしない みたいな デリカシー が常識みたいなんです。
日本人って 趣味に関して オープンかつ 度を超す というか、クレイジーになってしまう 部分があるようです(汗)
これを外から見た場合、すごいと尊敬されるよりも、むしろ 恥ずかしい部分も (やっかみじゃなくて)かなりあるんじゃないかな・・・と感じるようになった。 大汗
そういえばオーディオも、JBLの高級器をもっとも輸入したのは確か日本ではなかったかと・・(たぶん)、また、アルティックの604をもっとも輸入したのも日本だったらしい。
最近では オリジナルノーチラスがもっとも売れた国が日本だったとか・・・・・
スイス産の超高級アンプなども 値段に関係なく?むしろ高いのが売れるのも日本の特徴らしい
しかも購入層が超富裕層ばかりでもないらしい・・・・
ひょっとして高級オーディオって、高級ワインと近い世界なのではなかろうか?と少々怖くなる。
(日本はハイエンドメーカーの天国、インポーターの天国?)
ハイエンド誌(一応読んでます)に良く出てくる○○○○演奏家論も、もちろん賛同しますし、とってもイイお話ですけど・・・汗
日本のオーディオ趣味が 度を越して、 世界一のソムリエ大国 と同じように揶揄されたら それは チョット恥ずかしいカモ・・・
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