Afro Blue Impressions
抜群のライブ演奏
コルトレーンの怒濤のライブ演奏は
時としてエネルギー過剰、激走気味になりがちだが 汗
このアルバムでは疾風の如く比較的爽快だ。
音質も音源発掘ライブ盤にしては比較的良好
しかし もっと良い音で聴きたいという気持ちになる。
まずモノラルであること
これはどうしようもありません 涙
オンマイクのコルトレーンはクリアーに収録されていて
これに分厚いエコーがかけられていて
ややエコーが効きすぎだが 涙
それなりに ブルージーで良い味
的確なリマスタリングのお陰で
コルトレーンの演奏はかなりリアルで聴き応えがある。
マッコイタイナーのピアノはバックに回っているときに音が途切れ気味だが
ソロの時は割とクリアーだ
問題はジミーギャリソンのベースと
エルビンジョーンズのドラムスの再生だ
かなりリマスタリングで頑張っていて
それなりに聴ける水準までなんとか引っ張ってはいるのだが
このリズムセクションの本来の分厚い低音域が
このアルバムではどうしても薄くなりがちなのだ 涙
ベースとドラムスの躍動感、切れ、厚み、エネルギー
ここらを旨く再生しないと
コルトレーンの演奏もなんとなく冴えない感じになるのだ
コルトレーンはもちろん偉大だけれども
他のメンバーもまた凄かったことがよく分かる。
ジミーギャリソンのベースと
エルビンジョーンズのドラムスの再生音の改善をいろいろ試してみた結果
1.トーンコントロールやイコライザーでブーストする方法
ある程度有効だが
ぼやけた感じになりやすく切れがなくなるので没
2.アクティブサーボウーファーでブースト
これもバランスの改善には有効だが、
エルビンジョーンズのバスドラ連打の切れが弱い 涙
3.15インチフルレンジ同軸 (我が家はTru-sonic 103AX)
振動板の軽い15インチウーファーが切れの良いドラムスを再生する
ホーンの切れも良くコルトレーンの再生もブリブリと良好だが
ギャリソンのベースが薄い 大泣き
4.バックロードホーン
バスドラ連打はハイスピードで快感だがベースの量感がやや弱い
結局・・・・・・
5.206AX 4発 +ホーン
206AX 4発をアムクロンで叩く。これでエルビンのバスドラ連打が爽快に決まる
デジタルチャンデバで低音を少々ブーストしてギャリソンのベースを厚くする。
ピアノ、サックスは1.5インチの299ドライバーで渋めに吹き上げ
やや弱いシンバルアタックを強調するために2405のレベルを上げる
というセッティングで 豪快、怒濤のライブ演奏がブリブリと響くようにナリマシタ
バランスが決まれば大音量は必要ありません。
このアルバムだけの専用セッティングをする価値が充分にある
名盤なのでアリマス。
0 件のコメント:
コメントを投稿