最近のハイエンド製品のような、ツルツル、ピカピカ、キラキラ、のゴージャスなサウンドも良いが、私はもっとゴリゴリ、ダイナミックで、ブ厚くてパワーのある音が好きだ。
ただ分厚くパワーのある音と言っても、最近のPA （今はSRと言うらしい）の、味気ないデジタル系の音も余り好きはなれない。（超高級品は別だが・・・）。
日本製のPAアンプも期待して試聴したが、やや無味乾燥的サウンドで面白くない。
いろいろ探して聞いて回っていたところ、あるお店で勧められたAmcron microtech 600に一発でノックアウトされ、(仕事のストレスがピークに達していた事もあり)珍しく速攻でゲットした。
ｱﾑｸﾛﾝは噂通りに凄い。
特に低域のドライブ力は！ダンピングファクター１０００以上は伊達ではない。しかも適度に熱く、厚みも、パワーも、弾むベース、叩きつけるバスドラ、しかも音楽性もある。クラッシックも案外聴ける。
しかし、MT600・・・・・ファンの音がやたらうるさい・・・・ おまえはヘアドライヤーか？
アメリカの７０ー８０年代、SRの世界では、このシリーズが席巻していたそうだから、ビッグネームのミュージシャンの全米ツアーも、おそらくこれで AltecかJBL またはEVのＳＲスピーカー群ををドライブしていたハズだ。
音は分厚くても、本体は薄型で設置場所を取らないのも素晴らしい。 店で買ったのでやや高い買い物となったが（と言っても常識的な範囲の値段。業務機だから、民生品のようにブランド名でぼられることもない）、ヒビノのメンテ済みで、筐体中は大変綺麗であった。
ウエブ上ではReferenceIやD300, D４５辺りが「ウエスタン越え」とかで人気?らしいが、MT600もまた隠れた名機である。
ＭＴ６００は低域が厚い、躍動感のある音。駆動力は抜群。中身はメタルキャンタイプのバイポーラ。ギリギリケース内に収まったトランス。基本デザイン、回路設計はReferenceシリーズと酷似している。余程完成された設計なのだろう。
ネックはファンの音だけだ。これは対策できる。内蔵ファンを小型の物に換装して、ばっちりだ。
2 件のコメント:
こんにちは、自分でもわかりませんが何処からか来ました。私はD45とcom techを使い分けしています。com techは200ｗの物ですが内臓ファンは未だ回った事がありません。この間XL800を試しに使ってみましたがやはりファンがどうにもなりませんでした。
家庭内でお使いであれば最初からファンははずしておいても差し支えないような気がします。普通はD45をほぼフルパワーで聞いていますがcom tech200を使っても基本的には変わりませんがcomtechは中高域がちょっと出すぎかなといった感じです。当然ですが100dbクラスのｓｐを使いますとD45でもパワー不足など感じたことはありません。
ぜひ一度お使いになってみてください。
SPを駆動する力はパワーではない事がよくわかります。
Everさま
コメントありがとうございました。
そうですね、能率の高いSPですと、パワーは関係ないと思います。
あとは気持ちの問題ですね。（笑）
ちなみに、当方ズタボロのアムクロンMT600を数台所有していますが、ファン撤去状態で長時間連続使用すると、ヒートシンクの過熱でコンデンサー、トランジスターの寿命が早まるようです そのような個体に出くわしました。 念のため小さなファンを付けた方が良いと思います。
いずれにせよ アムクロンは良いアンプですね・・・
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