Tru-sonic 106AX
Tru-sonic 106AX
206AXの前身である。
また病気が出て ポチッとやってしまった。
レストアには苦労したが・・・・・肝心のコーン紙のコンディションが良く、助かった。
苦労の甲斐あって、音は予想以上に良い。 バリッとした音を聴かせてくる。
103AXの一つ前のモデルがP52Aで
知る人ぞ知るウエスタンエレクトリック採用の同軸15インチユニットだ。
何でもかんでもウエスタンが凄い訳ではないと思うのだが、プロ用の音響製品は(一般向けのラジオや電話機は除く・・・笑)コスト度外視、当時の最高品質の部材と設計で、筋が一本通ったモンスター製品が多い。
106AXは基本的な構成はP52Aとほぼ同様で、フレームも共通である。
(P52Aとの違いは僅かで、コーン紙のエッジの違いと、ランドセル状のネットワークがP52A初期は木製で 106以降はプラ製になってタールでがっちり封入されている。但しじっくり試聴した訳ではないので音が違うのかまで良く判らない。古いモノなので保存状態も音にかなり影響するだろう・・・・)
106AXは、大変歯切れの良い、バリッとした、エッジのシャープな音で
高域のネットワークがシンプルで、アッテネーター無しに直結されているためか、206より若干ハイ上がりで迫力がある。
206と同系統の音だが、206が若干ソフィスティケートされたのに対して、ソースの生々しい音をダイレクトに放射するような感じがあって、面白い。
50年代ジャズの再生は、キレの良さ、エッジの立ち方が良いので・・・・かなりハマル。
モノーラル時代の製品故、今のところ一本しか手元にないので、モノ再生用だ。
音のマッチしたペアはなかなか入手出来そうもない。
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