2007年12月15日土曜日

Big Block

驚くべき事に、Project the Big BlockのBig Block?がヤフオクに出ているようだ。
○ubyさんはなぜリリースされたのだろう?

大半の機材もオクに出品されている(いずれも高額かつ大がかりななモノだけに私には縁がないが・・・・・)
プロジェクトをついに完結された、ということなのだろうか?

2007年12月9日日曜日

VT-52







音の良さで導入を決めた3極管直結アンプだが、300Bのふわりとした感触よりも、より引き締まった音を目指して、VT52に変更した。値段とエレメントのサイズ、入手のしやすさなどを考慮してハイトロンを選択した。






300BからVT52へ変更による音の変化は劇的であった。立体的で引き締まった音像が飛び出してくる。低域も引き締まり、高域は繊細かつ透明。分厚い中域。文句の付けようのない音である。結果的に大成功であった。

2007年12月4日火曜日

Hytron VT-52へ

Western Electricの誉れ高い300Bであるが、最近高騰の一途を辿っている。再生産前のモノは未使用ペアが20万を超える場合もあるらしい。Western Electricのオリジナルは素晴らしい音がするのだそうであるが、中国球も良くなっているとの意見もあり、真空管は値段と音が相関しているというよりもむしろ、希少性が値段に大きく影響するようだ。 まだ好みもハッキリと決まっていない段階で、むやみに特定の真空管に大金をつぎ込もうとは思わない。

中国球の300Bの印象であるが、シングル8ワットながら、中低域の厚みと力強さにまず驚かされる。さらに3極管特有の澄んだ高域も非常に好ましい。女性のジャズボーカルモノは何とも言えない趣がある。多くの人が惹きつけられるのも良く判る。

ところが、よくよく聞き込んでみると、雰囲気たっぷりの余韻が時として過剰な印象を与え、むしろ臨場感や実在感を削いでしまうことが判ってくる。また音場も、3次元的に広いのだが、全体にうっすらと靄がかかったような感じで、やや狭いような印象を与える。

最も困ったのは、ある程度のパワーを入れないと、上記の良さが充分に出てこないところである。たった8ワットの出力なのだが、パワー不足を感じるどころか、10畳前後の部屋で90db程度のスピーカーを使用する場合では、パワーをもてあまし気味なのである。中、大ホール向きと言われる所以が判った気がする。ベテランの方によると、300Bは難しい玉で、本当の力を引き出すには、黄金期の大英帝国製やら最低でもUTCのUL級のトランスなど、厳選されたパーツを使用して、真剣に回路設計に取り組む必要があるらしい。私はそこまで真空管式に拘るつもりはないので、300Bはジャズボーカル用と割り切り、他の方法を考えることにした。

もう少し締まった、そして実在感のある音を求めて、軍用球のVT-52をテストしてみることにした。super45と言われる3極管である。幸いハイトロンの未使用品が比較的手頃な値段で入手できることが判った。

2007年11月25日日曜日

nonNFB駆動のための、WE300B ロフチンホワイト


音質改善に効果のある方法は数限りなくあるけれど、費用対効果を考えると手段は限られてくる。
小から中音量で質の高い、満足度の高い音を狙うとすると、高域用のアンプでは一部のFETアンプと一部の真空管アンプが候補となる。
高効率電源を備えた最新の増幅デバイスもあるが、音楽的にも魅力的な製品となると、非常に高価だ。
そこで、三極管シングル 真空管整流 DC点火 ロフチンホワイト 高価すぎない、大げさでない none NFB という条件で真空管アンプを探していたところ、300Bを使った自作品でそれらの条件を満たす候補が見つかった。
値段も比較的手頃であったので、とりあえず入手し、テストしてみることにした。
最初に驚いたのはnonNFB駆動だ。実に伸びやかに音が鳴る。NFBの場合、スピーカーからの逆起電力がFeedback roopに飛び込み、歪みの原因となっているらしい。逆起電力の生じないコンデンサー型スピーカーなどはその点スムーズに鳴り、ダイナミック型との差に驚かされることもあるが、none NFBアンプでドライブするダイナミック型スピーカーも、それに近い伸びやかな音が得られるらしい。
さらに、300Bに代表される三極管の素性の良い音にも驚いた。実にピュアな音を出してくる。
設計さえ良ければnonNF駆動に伴う歪みも聴感上は極小に押さえられる。良質のトランスであれば低域が膨らむこともない。
 時にやや芳醇すぎる余韻、あるいは僅かな歪みが感じられる場合もあるが、メリットの方が明らかに大きいと感じる。特にロフチンホワイトは直結故に非常に鮮烈。トランス、真空管の素性がストレートに出るが、それほど高価でないトランス+中国管でも相当なレベルの再生が実現し、驚かされる。
とても真空管とは思えない、ハイスピードで説得力のある音が聴ける。

FOSTEX  ミッドバス リボンスピーカーユニット FS41RP



                                                  
                          
   Fostex は興味深いユニットを開発する通好みのメーカーである。一般的には長岡式BKの200Σ系が有名だが、全く違うサウンド、透明感のある、癖のない素晴らしいユニット群を開発している。
(長岡式BK、サウンドマニアに好まれたと思うが、あの剃刀の様な音は好き嫌いがハッキリする、私はダメだった・・・・。 いかにも紙臭く、ソフトを選びすぎる。箱も大きく、視覚的に違和感が強い。最近のユニットは紙臭さが消えたと聞いたがもはや・・・・狭い部屋の中に入れることは難しいのである。)




FostexがPrinted Ribon式のオールリボン式ユニットを長年手がけていたことを知る人は最近ではかなり減ってしまったようだ。

FS41 RP


時効だから書くが、このユニットはかのInfinity IRSシリーズの上位機種に採用されていたミッドバスそのものである。IRS開発者のヌデール氏を魅了したというこのユニット群、素晴らしい特性を備えている。ダイナミック型の力感を持ちながら、しかもコンデンサー型にも匹敵するトランジェント、透明感、超分解能を持つ。固有音が少なく、癖のないユニットで、ナマ音に近い音が出る。振動板面積は30cmユニットに匹敵。インピーダンスは8オームでフラット。音圧90デシベル以上で三極管シングルでも充分にドライブできる。マニアにも殆ど知られていない、埋もれつつある銘品である。




現在は殆ど入手不能。やるとしたら、勿体ないが、IRSβかδあたりから取り外すしかない。




Printed Ribon式のユニットは、現在ツイーターのみが供給されている。

Amcron MT600


中央がノイズ源のファン。
ドライヤーのような音がする。
SR使用ではないのでファンは不要。
だがファンレスでは夏場かなり熱くなるので、千石電子の模型パーツを売っているお店で1/2サイズのポリ製のファンを買って換装した。 (穴明けに苦労したが)
MT600 裏面。
フォーンのバランス入力。あまり馴染みがなかったが、通常のピンに変換するアダプターがある。
入力アッテネーターが付いていて便利だが裏側にあるので使いにくい。スピーカー端子も小さく、太いケーブルは使いにくい。バナナ使用が前提か?
民生品のようにケーブルや設置でコロコロ音が変わらないのはありがたい。常にパフォーマンスが安定している。
電源ケーブルは直出し。電源ケーブル沼の誘惑に駆られないからありがたい。
音はパワー感が最高 但し高域は渋い。 バイポーラーの好きな人用 三極管やFETのような高域を期待してはダメだ。

ブ厚い音が欲しい アムクロンのマイクロテック600













最近のハイエンド製品のような、ツルツル、ピカピカ、キラキラ、のゴージャスなサウンドも良いが、私はもっとゴリゴリ、ダイナミックで、ブ厚くてパワーのある音が好きだ。


ただ分厚くパワーのある音と言っても、最近のPA (今はSRと言うらしい)の、味気ないデジタル系の音も余り好きはなれない。(超高級品は別だが・・・)。
日本製のPAアンプも期待して試聴したが、やや無味乾燥的サウンドで面白くない。
いろいろ探して聞いて回っていたところ、あるお店で勧められたAmcron microtech 600に一発でノックアウトされ、(仕事のストレスがピークに達していた事もあり)珍しく速攻でゲットした。

アムクロンは噂通りに凄い。
特に低域のドライブ力は!ダンピングファクター1000以上は伊達ではない。しかも適度に熱く、厚みも、パワーも、弾むベース、叩きつけるバスドラ、しかも音楽性もある。クラッシックも案外聴ける。
しかし、MT600・・・・・ファンの音がやたらうるさい・・・・ おまえはヘアドライヤーか?
アメリカの70ー80年代、SRの世界では、このシリーズが席巻していたそうだから、ビッグネームのミュージシャンの全米ツアーも、おそらくこれで AltecかJBL またはEVのSRスピーカー群ををドライブしていたハズだ。

音は分厚くても、本体は薄型で設置場所を取らないのも素晴らしい。 店で買ったのでやや高い買い物となったが(と言っても常識的な範囲の値段。業務機だから、民生品のようにブランド名でぼられることもない)、ヒビノのメンテ済みで、筐体中は大変綺麗であった。
ウエブ上ではReferenceIやD300, D45辺りが「ウエスタン越え」とかで人気?らしいが、MT600もまた隠れた名機である。
MT600は低域が厚い、躍動感のある音。駆動力は抜群。中身はメタルキャンタイプのバイポーラ。ギリギリケース内に収まったトランス。基本デザイン、回路設計はReferenceシリーズと酷似している。余程完成された設計なのだろう。
ネックはファンの音だけだ。これは対策できる。内蔵ファンを小型の物に換装して、ばっちりだ。