前回に続き、涙ぐましいプロジェクトの続きである。(笑)
JBLの2220B 15インチウーファーが入るギリギリの横幅で、なおかつ内容積140Lを確保。
また面倒な工作を避け、ホームセンターの加工サービスを利用。
最小限の加工のみで完了できるよう考慮した。
ドライバーとホーンの露出を避け、エンクロージャーに納める必要がある。
スピーカーの上に何も置けないのでは、家族からクレームが来るのは必至だ。
また部屋の訪問者はマニアばかりではないのだから・・・・・、子供のイタズラだって充分に考えられる。
子供の興味を引く、異形?の音響器具は出来るだけ隠したいのだ(笑)。
結局、消去法で、こういうデザインになった。最近のSR用システムのデザインに近い。
板厚のみのスリット式バスレフ。 (これには深・・・・い理由がある。笑)
ハッキリ言って、格好良くはない(爆)。
トールボーイどころか、中年男子、ドラエモンに近い(爆死)
しかも、漆黒のホーンの開口部と、15インチウーファーのコーンが不気味である。
デザインがスパルタン過ぎるのは最初から分かっていたので、サランネットで隠すつもりである。
ま、デザインなどはハッキリ言って、二の次であるが(笑)
低予算ながら、中身は割としっかりとした構成になった。有名なALTEC 288系統の最終形、299 3インチ パスカライトダイヤフラム(アルミ) 1.5インチスロートのドライバーを、自作のアダプターを介して2インチのJBL2385A(カットオフ400Hz)に繋ぐ。
このドライバーは巨大である。重量13.5kg。入手したときはあまりの重さ、大きさに絶句したものである。
手抜きだらけの箱だが、このドライバーの重量を受け止める構造だけはしっかり工夫した。 (箱の中で崩落事故を起こしたくないので・・・・・)
天板を上から外せるようにしたのがデザイン上の最大のポイントである。これで箱の前面に立って、上面から箱の内部にアクセスすることが出来るので、アッテネーターの調整等が非常に楽に出来るのである。
また、フロントバッフルも交換可能にしてある。今後、複数のウーファーを取り替え、比較試聴する予定だ。
限られた条件では、設計は妥協の連続となるのだが、工夫次第でやってやれないことはないということが分かった。
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