206AXのオリジナルのネットワークの音と、現在使用中の急造ネットワーク(6db/oct)の音は全く異なる。
どっちが良いか、悩みどころである。
古い方はいかにもビンテージユニットの音がする。雰囲気があるとも言えるし、厚みがあるとも言える。
まるでSPか、蓄音機のような趣がある。
一方、新しいコンデンサとコイルで組んだ現在試聴中の物は、透明感があり、繊細かつシャープである。
厚みや雰囲気はあまりない。
どっちが良いのかは何とも言えないが、聴いていてしっくりくるのはむしろ新しい方である。
最新のソースへの追従は文句なしだし、古いソースもリマスタリングを受けたかのようなクリアな音で非常にエキサイティングだ。
幸いなことに、新しい6db/octのネットワークでは、ウーファーと高域のドライバーの左右の音圧差、違和感が目立たない。 おそらくシンプルなネットワーク故、アンプの駆動力がよりストレートに振動板に伝わり、新旧のユニットの持つ微妙な差異を押さえ込んでいるのだろう。
しばらくは新しい方のネットワークで聴くことになりそうだ。
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