2009年3月8日日曜日

Tru-sonic 106AX

Tru-sonic 106AX




ウエスタンの流れを汲むユニットで

磁気回路が極めて強力

アルニコマグネットを二枚

プレートで挟んで

ボルトで強固に固定している。

フレームも強靱である。



マグネットの力が強く ドライバーなどが引き寄せられて

ダイアフラム交換はコンプレッションドライバーの時と同様、細心の注意が必要である(泣き)

音はパワフルそのもので

やや中高域にエネルギーの盛り上がり感があり

カラッとしてキレがよい。

基本的に前に出てくる陽性なサウンド。

適度な透明感と 音色の良さ、ある種の音楽性があり

Altec604やタンノイの同軸と違って、音楽的中庸さと適度なウエットさ、陰影が出せる。

バリッと モダンジャズを鳴らしたり

しっとりとボーカルものを楽しんだりと

使いこなし次第でいろいろな音が出せるので、かなり楽しめるユニットだ。

Altec604やタンノイの同軸は、素晴らしいユニットだが、ややキャラも濃く(笑)
飼い慣らすのはナカナカ手強い(泣き)

カラッとした、実に力強いAltec604と
ややウエットで陰影に富む、厚みのタンノイ

いずれもパワーを入れて浪々と鳴らすと強みを発揮するユニット。

しかし幅広いジャンルを再生するなら、もう少し中庸な性格のユニットが良いと思うのだが・・・・そこがこれらのユニットの泣き所というか、コントロールが結構難しいのだ

結局、自作の管球アンプで、中小音量でも自分の好みの音に飼い慣らす・・・みたいな感じで、ベテランの領域という面も・・・(泣き)

Tru-sonicは丁度中庸なのと、音の芯をしっかりと出しながら、適度なしなやかさもある音なので、貴重な存在。中、小音量でも程良いバランスで鳴る点も有り難い。

初期はウエスタンの小規模モニターとして、中後期はダンスや、音楽ホール、アメリカの上流家庭での再生用に開発されただけあって、音が良く練られている。

しかし、流通量が極端に少なく、しかも補修パーツの供給がなく、修理できない。

壊れたら基本的に自分で直すしかない(泣き)

いつになったらステレオペアになるのだろうか・・・・?(大泣き。)

2009年3月3日火曜日

Fostexのミッドバスの快感

フォステクスのミッドバス




150Hzぐらいまで楽に伸びる。

リボン型、プッシュプルで、磁気回路が非常に巧妙な設計で、音の歪みが極めて少ない。

振動板重量に比して磁気回路、フレームは強固

繊細な音からダイナミックな音まで

極めてスムーズに再生する。

透明感が高く、音量を絞っても音が痩せない。

抜群の抜けの良さと音離れの良さ。




ダイナミック型の力強さがあって

しかも、コンデンサー型に近いタッチの高解像度で歪み感極小の低音が出る。

ベテランの方々はミッドバスに苦心して納得のゆく解決策を模索され、

その解決策が巨大なバスホーンになる場合もあれば

強力な磁気回路を背負った、中口径ウーファーのアレイになる場合もあるし

軽量コーンの15インチユニットにショートホーンを付けたり、巨大密閉箱が良いという場合もある

JBLやフォスのバックロードホーンもまた、考えてみればミッドバスの解決法の一つであろう。



ミッドバス問題はナカナカに通好みの領域なので、 どれが正しいというものではなく、

ハッキリ言って人それぞれの音の好みの問題で  ・・・・笑

スペースファクターと位相の正確さ、歪み感のなさに関しては
このフォステクスのユニットは抜きんでたパフォーマンスを示す。

唯一の欠点は、深くえぐるようなストローク感のある低音が出にくいこと。

良質のウーファーユニットによる適度な最低域のアシストと

管球式アンプとの意外なほどのマッチングの良さを利用することで

充分にその欠点がカバーできることが判った

(これが判るまでに、なんと10年以上も費やしてしまった・・・・・大泣き)




2009年3月1日日曜日

206AX 106AXのフラム

206AX 106AXのフラム

アルミニウム 最近のモノより厚めのアルミ薄膜を使って加工しているようだ。



プレス加工と手絞り (ヘラ絞り)の併用だろうか?



50年以上経ているため、金属疲労による亀裂が痛々しい。

リード線の接続部も脱落し、導通が失われている個体も多い。



2009年2月26日木曜日

隠れた銘器を・・・


お気に入り




Tru-sonic 206AX 初期型のホーン マルチセルラーでなかなか良く歌う

アルミフラムの繊細でスイートな感じの高音が心地良い。

また、2インチボイスコイルの、このウーファー

フルレンジのように、張りのある美声で、これもまた飽きが来ない。

こいつをアムクロンのアンプで叩くと、ベースがビシッと決まって、音程明瞭、躍動感があって快感である。

このユニットは、パーツの入手は極めて困難なので、レストアには非常に苦労したが、その試行錯誤もまた楽しめた。

見た感じ、いかにも古くさい、ビンテージサウンドが出てきそうなユニットなのだが

上手に鳴らすと、リアルでビシッとした、ナマ音のような ず太い音が元気に飛び出してくる。

この意外性が楽しい。




これはレストアしたサンスイのSR-929

 ピアノ鏡面仕上げ
しっかりとした複合構造のキャビネット

トーンアームも非常に良質で満足度高し。

劣化による故障多発により、中古品として殆ど流通していない。

ジャンク品を苦労して修理した甲斐があった。

ケミコンの交換でなんとかなったが、今でも時々暴走する (理由は不明・・・・大泣き)

ま、とにかく、大切に使っていこうと思わせる、実に良い製品である。

良いカートリッジと組み合わせると、CDはもちろん、SACDよりも明らかに音が良い・・・・
ノリがよい、伸びやかさが凄い。

これがサリゲに楽しめるのが有り難い。




オーディオは、お金じゃなくて、手間暇かけて・・・・イロイロ試行錯誤するのが楽しいのかなと・・・

(実際は 予算不足でして 涙)でも楽しいのである。 

まあ、こんな時代だし・・・・(涙)
オーディオに大金をぶち込むのもどうかなと・・・・・

(やっぱり家のローンの繰り上げ返済優先か・・・大泣き)


いつのまにやらカウンターが1万を超えていた(驚)

リンクとか、ほとんど無いハズなんですが・・・

とにかくこのような

超マイナーアイテムを扱った

超私的なブログに・・・・・

お越し頂きまして、ありがとうございます(涙)。

2009年2月21日土曜日

Amcron と コーナー型の箱とか・・・





コーナー型エンクロージャー

アメリカ製で、非常に丁寧な作り。当時の家具職人が腕を振るったと思われる。

大変高度な仕上げがなされている。非常に高品質な部材、特にツキ板が分厚く、手仕上げで見事な光沢がある。現在ではこんな仕上げは、日本かヨーロッパの高級家具ぐらいである。

アメリカでもかってこのような手工業が盛んであったのだろうか。


ツルーソニックの15 inchの206AXAが入っている。これは一本しかないので、当然モノラル用

キャビネット容積がやや狭く、低域の伸びがあと一歩だが、それ以外のファクターはナカナカ良い




こちらはCrown Amcron

Macro-Tech 600

米国製

外観はボロボロな悲惨な個体だが

駆動力と音離れ リズム感、最高である。

ドライで直裁的だが粘りがあり
充分に音楽鑑賞を堪能できる適度な個性

こういう味のある業務機は一度ハマルとやめられない。

縦置きでスペースを稼ぎ、自然吸気による換気効率の改善でも、充分に使えるようだ

2009年2月14日土曜日

時間が解決してくれること




最近特別なにも対策をしていないのだが、299の音がだんだんと良くなって

スムーズに、太く、かつ、バリバリと鳴るようになってきた。

これまでは何となく毛羽立った、引っかかりのある感じの音が時々出て、それが悩みだったのだが

最近は気になっていた部分がすっと抜けるように再生されるようになってきた。

ドライバーとホーンのマッチングの良さがようやく出てきた感じで・・・まことに有り難い。

ホーンロードがしっかりかかって、中域がキチンと鳴ると、サックスのブローが抜ける感じが出てきて、とても快感である。

おそらく、ダイアフラムの僅かなピストン動作が、馴染んで、スムーズになってきたことによるのだろう。

我が家のドライバーユニット299 8ATは外観ズタボロ、フラムはオリジナル? 屋外PA使用?歴戦の?中古品なので、ダイアフラムのエージングは充分に進んでいたはずなのであるが・・・・

音がどんどん変わる印象がある。1年半経って、結構いい音になってきた。

長岡式BKとかでエージングが進むと音が良くなったけれども、アレとはまた違った感じで、徐々に音が馴染んでゆくのはある意味痛快である。

コンプレッションドライバー+ホーンは 非常に繊細な部分があるらしく

ちょっとホーンを組み直しただけでも、その後、ある程度期間をかけて馴染ませる必要があるのかもしれない。

エージング中の音の変化は、洒落にならないほど 割と劇的・・・・・なので、それはそれで結構面白い。
音楽鑑賞的には???であるが・・・ハッキリ言ってめんどくさい。


本格的なコンプレッションドライバー+ホーンは 余程の好き者か、ある程度辛抱強い性格の人でないと、途中で諦めて、投げ出してしまう可能性が高いのではないかと思った。



2009年2月8日日曜日

Tru-sonic 106AX


Tru-sonic 106AX





Tru-sonic 106AX

206AXの前身である。

また病気が出て ポチッとやってしまった。

レストアには苦労したが・・・・・肝心のコーン紙のコンディションが良く、助かった。

苦労の甲斐あって、音は予想以上に良い。 バリッとした音を聴かせてくる。

103AXの一つ前のモデルがP52Aで

知る人ぞ知るウエスタンエレクトリック採用の同軸15インチユニットだ。

何でもかんでもウエスタンが凄い訳ではないと思うのだが、プロ用の音響製品は(一般向けのラジオや電話機は除く・・・笑)コスト度外視、当時の最高品質の部材と設計で、筋が一本通ったモンスター製品が多い。

106AXは基本的な構成はP52Aとほぼ同様で、フレームも共通である。

(P52Aとの違いは僅かで、コーン紙のエッジの違いと、ランドセル状のネットワークがP52A初期は木製で 106以降はプラ製になってタールでがっちり封入されている。但しじっくり試聴した訳ではないので音が違うのかまで良く判らない。古いモノなので保存状態も音にかなり影響するだろう・・・・)

106AXは、大変歯切れの良い、バリッとした、エッジのシャープな音で

高域のネットワークがシンプルで、アッテネーター無しに直結されているためか、206より若干ハイ上がりで迫力がある。

206と同系統の音だが、206が若干ソフィスティケートされたのに対して、ソースの生々しい音をダイレクトに放射するような感じがあって、面白い。

50年代ジャズの再生は、キレの良さ、エッジの立ち方が良いので・・・・かなりハマル。

モノーラル時代の製品故、今のところ一本しか手元にないので、モノ再生用だ。

音のマッチしたペアはなかなか入手出来そうもない。