ONKYO P3060R
上がONKYO P3060R
P306Rの欧米輸出モデル。110-220V対応
美品でなければ、非常に安価である。(1万円弱・・・・笑)
P3060Rの音は、バランスが良い、その一語に尽きる。
明るくも、暗くもなく、色づけが少ない。
ただ、開発時期が随分古いので、
パーツの劣化が進んでいる。
細かいところの煮詰めが今ひとつで、
高額なプリと比較すると、明らかに構造的に劣る感じで、底力や厚みのない音である。(涙)
そこで、極めて脆弱な底板と、頼りないインシュレーターを取り外し、
電源や内部のケーブルを総点検したところ
コネクター部分の接触が悪いところがあり
明らかに音が劣化している事が判った。
主要なラインが基盤に入る処が、簡単な差込になっていて
点接触になっている。酸化皮膜が出来るとかなり音が劣化してしまう。
ペンチで強く挟んで圧着し、半田を流し込んで導通を確実にする。
底板を強化し、インシュレーターを面接触で広めのものに交換し直したところ
厚みのある本格的な音が出るようになった。
地味な製品だが、かなり、価格対満足度の高い商品である。
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