はじめまして。西山と申します。貴殿のブログを拝見させていただきコメント欄に質問させていただきました。私の206AXもダイヤフラムから出ているヴォイスコイルのリード線が断線して音が出なくなっています。どうやったら直せますでしょうか。jun@gatein.ne.jp
西山さんはじめまして 拙HPをご覧頂きありがとうございます。かなりデリケートな作業となりますが、フラムをユニットから取り外し、切れたリード線の残りが長い場合は慎重に(短時間で)半田付けしますが、長時間コテを当てると紙製のボイスコイルが焼損してしまいますのでかなり難しく、お勧めできません。音質はかなり劣化しますが、とりあえず高音を出すだけなら、リード線の被覆を剥離し、少量のシルバーエポキシ(導電性接着剤)で断端を繋ぐという裏技があります。音質優先なら、ボイスコイル側から、銅リボンのリードとボイスコイルの銅線の接続部分を外し、ボイスコイルの銅線を一巻き解いて延長させ、フラムのボイスコイル付着部に小さな穴をあけて銅線を貫通させ、反体側に引き出します。(若干インピーダンスは下がりますが通常問題ありません)引き出したボイスコイル銅線の被覆を落としてターミナルに接続します。リード線はフラムの運動方向を考え、ストレスが分散するようにできるだけ緩やかなターンになるように配します。(空中配線のようになりますが)テスターでショートしていないか必ず確認します。(DCで7-8Ωぐらいでしょうか)このままでは空気漏れがあり、また銅線が(フラムの貫通部分で)金属疲労により断線する可能性があるので、銅線の貫通する部分に極少量の接着剤を付けて封入します。(乾燥に時間がかかり、ストレスの少ない酢酸ビニルエマルジョン系の接着剤を極少量使います)いずれもかなり荒っぽい作業ですので、成功できるか判りません。自己責任であくまでご参考までに・・・・
名古屋の西山です。早速ご返答ありがとうございました。予想通りのお答えでしたが、私のような未熟者は先達にお聞きするしかなかったので大変助かりました。アドバイス通り、ヴォイスコイルからリード線をひと巻き解いてダイヤフラムの小さな穴から通して端子に半田付け致しました。その際、リード線には十分長さを残しておきました。DCRは簡易型のテスターで10オームありました。エマルジョン系の接着剤をほんの少したらして、さあ、カバーを取り付けたら完成と思いきや、ダイヤフラムの位置が正確にセンターになっていなかったため、高音域でビビリが発生!ダメかと思いましたが、必死の思いで取り付け位置を何度も何度も調整した挙句、ようやく、クリヤーの音が再生できました。感動的でした。貴殿のアドバイスのおかげです。本当にありがとうございました。206AXAはとても魅力的なスピーカーだと思っています。JensenやStentorianやWharfedaleなどなどいろいろ試してまいりましたが、このクリヤーさと圧倒されるような張りのある音質には感動的です。私はまだまだ本当に未熟者ですがこれからも、貴殿のブログを楽しみに拝見させていただきたいと思います。また、アドバイスを請うことがあるかもしれませんがそのときはよろしくお願いいたします。本当に貴重なアドバイスを、しかも迅速にくださいまして感謝申し上げます。jun@gatein.ne.jpJun Nishiyama
西山様ダイアフラムの修復に見事成功されたとのこと、おめでとうございます。206はダイアフラムのスペアが極めて入手困難なので、フラムが痛んでいるために本来の音が出ず、不当な扱いを受けている不遇なユニットが多いのではないかと思います。西山様の仰る通り、206の音は感動的ですね。中高域が力強く快活で適度に張りがあり、充分な透明感があるのと、神経質すぎない分解能も含め、非常に音楽性の高いユニットだと思います。
名古屋の西山です。本当に私はラッキーでした。貴殿と天の助けと感謝しております。何事もあきらめず何とかなると信じて取り組まなければいけないですね。なかなか自分お気に入ったスピーカに出会えないものですね。今回は久々に感動を覚えました。脱線しますが、ジャスではキースジャレット、オスカーピーターソン、アールクルーなどを好んで聞いておりますがどれを聴いてもいい感じで鳴ってくれました。アコースティック系のみならず、比較的電子音楽系のアールクルーの演奏もバッチリでした。今、キースのFACING YOUのレコードアルバムを引っ張り出してかけていますが、生のピアノらしく鳴ってくれるので本当にうれしいです!また、クラッシク用に現在、Jensenのインペリアルキット似のユニットをかき集めていまして、ジェンセン最高級の音の再現にチャレンジ中です。ではまた。失礼いたします。Jun Nishiyamajun@gatein.ne.jp
オク出品・・・・・(驚)ナニゲニ 恐ろしや
西山です。貴殿のおかげで、壊れて日の目を見ずに終わってしまいそうだった206AXAが息を吹き返しました。ありがとうございます。これで、気兼ねなく(自信をもって)人にお譲りできます。そういうわけで206AXAをオークションに出しました。壊れたままでは出せませんからね。その理由ですが、正直、私、現在資金難で生活に困窮していますので所有している私のガラクタをなんとか処分してお金に変えようという魂胆なのです。Jensenのインペリアルもどきもあとウーハーが1本まともなものがそろえばなんとかなるかなーと思っております。先日RP-201のホーンスコーカーも1本ノイジーになっていてのですが、なんとかダイヤフラムの修理を試みて、徹夜で調整したらなんとかなりました。これも、206AXAで培ったノウハウの賜物と思っております。感謝申し上げます。オークションに出すにしてもちゃんと稼動する状態で出したいですから。受け取った人の気持ちを考えると壊れたままでは出したくないのです。そのほかにもklangfilmの14インチを出品しましたが全くだめでした・・・。残念。ワーフのコーン型アルニコツィーターもだめ。。。なかなか世間は厳しいです。でも、お金を作らないといけないのでなんとかしなくては・・・・。古いガラードのTYPE-Aのターンテーブルも出品しようと計画中ですが、修理にかなりてこずりそうです。ずいぶんガラクタを集めてしまったので、自分の責任ですね!子供の学費も、昨年他界した親父の一周忌の費用などいろいろお金を作らないといけないので、今は正直真剣です。はじめにお話しておかなくて申し訳ありませんでした。ごめんなさい。
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8 件のコメント:
はじめまして。西山と申します。貴殿のブログを拝見させていただきコメント欄に質問させていただきました。
私の206AXもダイヤフラムから出ているヴォイスコイルのリード線が断線して音が出なくなっています。どうやったら直せますでしょうか。
jun@gatein.ne.jp
西山さんはじめまして 拙HPをご覧頂きありがとうございます。
かなりデリケートな作業となりますが、フラムをユニットから取り外し、切れたリード線の残りが長い場合は慎重に(短時間で)半田付けしますが、長時間コテを当てると紙製のボイスコイルが焼損してしまいますのでかなり難しく、お勧めできません。
音質はかなり劣化しますが、とりあえず高音を出すだけなら、リード線の被覆を剥離し、少量のシルバーエポキシ(導電性接着剤)で断端を繋ぐという裏技があります。
音質優先なら、ボイスコイル側から、銅リボンのリードとボイスコイルの銅線の接続部分を外し、ボイスコイルの銅線を一巻き解いて延長させ、フラムのボイスコイル付着部に小さな穴をあけて銅線を貫通させ、反体側に引き出します。(若干インピーダンスは下がりますが通常問題ありません)
引き出したボイスコイル銅線の被覆を落としてターミナルに接続します。リード線はフラムの運動方向を考え、ストレスが分散するようにできるだけ緩やかなターンになるように配します。(空中配線のようになりますが)
テスターでショートしていないか必ず確認します。(DCで7-8Ωぐらいでしょうか)
このままでは空気漏れがあり、また銅線が(フラムの貫通部分で)金属疲労により断線する可能性があるので、銅線の貫通する部分に極少量の接着剤を付けて封入します。(乾燥に時間がかかり、ストレスの少ない酢酸ビニルエマルジョン系の接着剤を極少量使います)
いずれもかなり荒っぽい作業ですので、成功できるか判りません。自己責任であくまでご参考までに・・・・
名古屋の西山です。早速ご返答ありがとうございました。
予想通りのお答えでしたが、私のような未熟者は先達にお聞きするしかなかったので大変助かりました。アドバイス通り、ヴォイスコイルからリード線をひと巻き解いてダイヤフラムの小さな穴から通して端子に半田付け致しました。その際、リード線には十分長さを残しておきました。DCRは簡易型のテスターで10オームありました。エマルジョン系の接着剤をほんの少したらして、さあ、カバーを取り付けたら完成と思いきや、ダイヤフラムの位置が正確にセンターになっていなかったため、高音域でビビリが発生!ダメかと思いましたが、必死の思いで取り付け位置を何度も何度も調整した挙句、ようやく、クリヤーの音が再生できました。感動的でした。貴殿のアドバイスのおかげです。本当にありがとうございました。
206AXAはとても魅力的なスピーカーだと思っています。JensenやStentorianやWharfedaleなどなどいろいろ試してまいりましたが、このクリヤーさと圧倒されるような張りのある音質には感動的です。私はまだまだ本当に未熟者ですがこれからも、貴殿のブログを楽しみに拝見させていただきたいと思います。また、アドバイスを請うことがあるかもしれませんがそのときはよろしくお願いいたします。
本当に貴重なアドバイスを、しかも迅速にくださいまして感謝申し上げます。
jun@gatein.ne.jp
Jun Nishiyama
西山様
ダイアフラムの修復に見事成功されたとのこと、おめでとうございます。
206はダイアフラムのスペアが極めて入手困難なので、フラムが痛んでいるために本来の音が出ず、不当な扱いを受けている不遇なユニットが多いのではないかと思います。
西山様の仰る通り、206の音は感動的ですね。中高域が力強く快活で適度に張りがあり、充分な透明感があるのと、神経質すぎない分解能も含め、非常に音楽性の高いユニットだと思います。
名古屋の西山です。
本当に私はラッキーでした。貴殿と天の助けと感謝しております。何事もあきらめず何とかなると信じて取り組まなければいけないですね。なかなか自分お気に入ったスピーカに出会えないものですね。今回は久々に感動を覚えました。脱線しますが、ジャスではキースジャレット、オスカーピーターソン、アールクルーなどを好んで聞いておりますがどれを聴いてもいい感じで鳴ってくれました。アコースティック系のみならず、比較的電子音楽系のアールクルーの演奏もバッチリでした。今、キースのFACING YOUのレコードアルバムを引っ張り出してかけていますが、生のピアノらしく鳴ってくれるので本当にうれしいです!
また、クラッシク用に現在、Jensenのインペリアルキット似のユニットをかき集めていまして、ジェンセン最高級の音の再現にチャレンジ中です。ではまた。失礼いたします。
Jun Nishiyama
jun@gatein.ne.jp
オク出品・・・・・(驚)
ナニゲニ 恐ろしや
西山です。
貴殿のおかげで、壊れて日の目を見ずに終わってしまいそうだった206AXAが息を吹き返しました。ありがとうございます。これで、気兼ねなく(自信をもって)人にお譲りできます。そういうわけで206AXAをオークションに出しました。壊れたままでは出せませんからね。その理由ですが、正直、私、現在資金難で生活に困窮していますので所有している私のガラクタをなんとか処分してお金に変えようという魂胆なのです。Jensenのインペリアルもどきもあとウーハーが1本まともなものがそろえばなんとかなるかなーと思っております。先日RP-201のホーンスコーカーも1本ノイジーになっていてのですが、なんとかダイヤフラムの修理を試みて、徹夜で調整したらなんとかなりました。これも、206AXAで培ったノウハウの賜物と思っております。感謝申し上げます。オークションに出すにしてもちゃんと稼動する状態で出したいですから。受け取った人の気持ちを考えると壊れたままでは出したくないのです。
そのほかにもklangfilmの14インチを出品しましたが全くだめでした・・・。残念。ワーフのコーン型アルニコツィーターもだめ。。。なかなか世間は厳しいです。でも、お金を作らないといけないのでなんとかしなくては・・・・。古いガラードのTYPE-Aのターンテーブルも出品しようと計画中ですが、修理にかなりてこずりそうです。ずいぶんガラクタを集めてしまったので、自分の責任ですね!子供の学費も、昨年他界した親父の一周忌の費用などいろいろお金を作らないといけないので、今は正直真剣です。はじめにお話しておかなくて申し訳ありませんでした。ごめんなさい。
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