2008年10月30日木曜日

206AXAのネットワーク改変



206AXAの後期のネットワークは おそらくoct12dbのLC型と思われる

206AXAの前期や、106AXはウーファーは直結、ツイーターはoct6dbまたは12dbのLC型だろうか。

経年変化でコンデンサーが逝ってしまったのか、フラムやコーンがヘロヘロになってしまったためなのか

クロス付近の繋がりが何となく悪い個体も多い。

修復の障害となっている最大の原因は、ランドセル型のネットワークケースの内部がタールで完全に封印されているために、中身が全く確認できないのである。

さすがにタールを溶かしてまで積極的に修理するほどの気合いはないのである。

ネットワークのクロス周波数も、資料が全くなく、なんだか良く判らない・・・・・・(爆) ので部品交換にも困る。

そこで暫定的にoct6dbのL、Cで、クロスを適当に振って実験している。

oct6dbのL、C回路は、スムーズで、クロス部分の音はややふわっとして、鮮度が高い感じである。


コンプレッションドライバー型ホーンは非常に敏感なので

コンデンサーの種類による音の違いが、かなり明快に出る。

それなりの品質のフイルムコンデンサーが必要になる様子で、

パーツボックスから懐かしのラムダコン(涙)を引っ張り出して繋いだところ、ナカナカの好結果が得られた。

昔フルレンジの高域改善のために、ツイーターのコンデンサーを換えながらいろいろやった経験があるが

ラムダコンの音は、ケミコンや安いフイルムコンではなかなか出せない音である。

高級フイルムコンデンサーの世界を久しぶりに実感した。

0 件のコメント: