慎重にセンタリング調整を繰り返す。
ギャップ幅が狭いのか、なかなか動作が安定しない。
低域までカバーするフルレンジなので、ストロークが大きく、どこかで擦れてしまうのだ。
ダンパーの沈み込みに対しては良い対策がないので、とりあえず
ポリの薄線 (荷造りヒモをバラけて広げたもの 笑!)でエッジ部を吊り上げてみた。
まるでエッジレスウーファーである
苦闘数時間。
遂に、擦れが無くなったようだ。
エッジなしの状態であるが、暫定的に鳴らすことに決めた。
とりあえず手近にあったKT88プッシュプルアンプに繋ぐ、
結構良い!なんなんだこれは。聴いたことのない傾向の音。
ひょっとするとダンピングファクターの高いアンプが良いかもしれない。
アンプをAMCRON MT600に変更
キター・・・・・・・・涙!
バイオリン演奏 ライブ版がハマル。
(このアルバムはナカナカ良い 演奏も、録音も秀逸 )
驚きの音!これは凄い。
パワーを入れるとどんどん良くなる。
凄く太く、浸透力のある音
低域も厚く、リアルサイズのピアノが浮かぶ。
バイオリンも・・・・・これは本当によい 分解能はあと一歩だが、
厚みと臨場感が凄い・・・・・
バイオリンの音が周囲に浸透する感じ、
ライブ感、ホールトーン まるでナマのようである。
音像がポッカリと浮かぶ
特に観衆の拍手が部屋一杯に広がる感じ これは全く圧巻である
恐るべし Walsh unit!!
ジャーマンフィジックスと比較すると、ジャーマンフィジックスの方が高域を中心に、より繊細高分解で洗練された感じである。しかし、ジャーマンフィジックスは2way化により、コーン型ユニットによるバックロードやバスレフの放射する低域に課題がある。それにもう一歩力強さも足りない感じもある。
それに比較すると、Ohm Fはやや荒削りで繊細さにかけるものの、フルレンジらしくシームレスで
かつ パワーを入れると、豪快なナマのような力のある音が、ガンガンに響き渡る。
巨大なベンディングウエーブ式のユニットは伊達ではなかった。
ベンディングウエーブの、不思議な魅力ある響きに圧倒される。
厳しく言えば、このOhm Fの低音はコーン型+バスレフ的な動作によって音圧を稼いでいるので、完全にシームレスなフルレンジ動作ではない。
しかし、若干の癖はあるものの、高域から中低域までは、ぼぼ完璧に近い繋がりの良さがある。
このOhm Fは凄い。とにかく力強く太い。まさにワタクシ好みである。
フルレンジでこんな音は聴いたことがない。
ソースは選ぶが 一つの世界がある。
こんなユニットが存在したとは・・・・・ショッキングな出来事である。
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