Ortofon MC20 S (supreme)
MC 20の進化もなかなか凄いもので、サプリーム以降のモデルになると、出力、力感がさらに増している。
マグネットの変更が大きく音に影響しているように思われる。
内臓のネオジウムマグネットの磁力は非常に強力で、シェルにカートリッジを固定する際にマグネットにドライバーが吸い寄せられ、危うくカンチレバーを傷めるところであった。
音は低域の切れ込み、力感が増しており、オルトフォン特有の弾むような腰のある音が、さらに躍動的になったと言うべきか、低音にソリッドで筋肉質な感じが出ている。
中高域も一つ一つの音に力があるというか、音の粒子が際だつ感じである。
それだけでなく、ふわっとした音場感や充分な雰囲気感もあって、これもなかなか優秀なカートリッジである。
ところで、この個体だけなのかもしれないが、レコードによっては、高域が若干キラキラしたり、割れ気味になる時があるのだが、これはウオームアップとバーンインにてほぼ改善する。この辺を留意して使うべきである。
大人しく上品一辺倒な高級感とは良い意味で一線を画す感じで、音楽性を持ちながらやや躍動的な方向に振られたスリルのある音である。 この辺は好みが分かれるところかと思う。(ワタクシ的にはこの個性は大好きだ。 )
クラッシックももちろん良いが、ジャズやロックもダイナミックかつ洗練された素晴らしい音で、ナカナカ聴かせてくれる。爽快なカートリッジである。
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