2008年7月30日水曜日

Super Trio ライブ録音の再生の難しさ



演奏は最高・・・・・・・ 録音は今ひとつ・・・・・涙。


写真をあらためて見て驚く。2人とも、ずいぶんと年取った感じである。

チックの腹・・・・結構すごいことになっている・・・・(笑) そういえばチックはメキシコ系アメリカ人であったような。いかにもヒスパニック系の中年男性らしい感じの立派なお腹なのである。

スティーブガッドも写真では凄く老けて見える ・・・・・もの凄く格好良かったから、ショックである。

しかし、演奏は凄い!のひとこと。

おじさんパワー炸裂である。

スティーブガッドのドラムスは圧倒的なドライブ力があり、官能的である。衰えは一切感じられない。

チックのピアノも熱く、そして走る・・・こんなに情熱的だったのかな?意外な感じですらある。

マクブライドも頑張っている。押さえが効いて、非常によい感じ。

とにかく、全曲、テンションが凄い。密度の高い演奏である。

ワタクシ的には文句なしのアルバムである。

何度も何度も繰り返し聞いているが、何度聞いても凄い。


ところが、非常に残念なことに、ディスクの音質は今ひとつである。

高域の伸びがなく、抜けが悪い。

混濁気味の音場である。これは何とかしたい。

こういうディスクでは、Altec 299のホーンのレベルを思い切って上げ、クロス付近の重なりを減らす、

「抜き」のクロスオーバー設定で調整している。

さらにイコライザーを積極的に使って微調整する必要もあり。

このアルバムの難しいところは、ディスクの前半と後半では高域のレンジが違っているように聞き取れることだ。前半はやや禁欲的な高域・・・・・・・で、後半に高域がのびてくる、それで設定をどちらかというと後半に合わせ、前半は我慢して聴いている。

(前半はイコライジングしても、いかんともしがたい感じだ。)

いずれにせよ、チックのピアノのタッチ、スティーブガッドのドラムスのドライブ感、マクブライドのベースの伸びやかさ・・・を、如何にダイナミックに表現できるかが、大きなポイントとなるようだ。

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