Altec 604E
相変わらず性懲りもないイタズラを続けているが・・・・ 笑
さすがにウエスタン直系の銘器、定番中の定番だけあって、
素性の良い音 が 結構バンバン出てくるので
かなり楽しめる。
キャラの非常に濃いユニットで ハッキリ言ってじゃじゃ馬。
ハイ上がり気味 というのはこのユニットの宿命のような感じか・・・・。涙 でも、これ凄く魅力あります。
なんでこんな余計な苦労をするのかというと
スピーカーユニットは素の状態(最低限の素子以外、アンプ直結・・笑)で鳴らしてみて
朗々と鳴るかどうか?
また、その音色に惹かれるか?
で、殆ど勝負は決まってしまう・・・・・感じがする。
すなわち、ユニット固有の音色となる、 低域の共振点やベストの音域、分割振動領域、過途特性、分離、方向性、付帯音などの元々の素性は 隠しがたい部分なので 素が好きであれば 後はなんとでもなるが
素が気に入らなかったら 後はずっと不幸なだけである。笑
巷ではユニットの素性そっちのけで、エージング不足とか、鳴らしこみが足りないとか、使いこなしに問題があるとか、イロイロ言われるけれども・・・・ 人の好みはイロイロあって、当てにはならないの デス・・・・ ハイ。
つまらないユニットは、素で鳴らすと・・・・・・・大泣き・・・・・
そんなのにつき合ってどうするのみたいな・・・
(昔の紙臭いXXXや 金粉シャワーの○○○や△△△の・・・・雑誌やマニアが大絶賛だったけど・・・結局上手く鳴りませんでした・・・・・涙)
良いユニットは最初から歴然と音が違ったりする。 また、一見地味でも、音的に良く練られた銘ユニットは、何とも言いがたいオーラのような何かを、雰囲気で伝えてくる 特に直結で聴くと歴然と・・・・・
(ワタクシのバアイは、音離れが異様に良くて、キャラクターが少なく、スムーズさと切れ味、パワー感を兼ね備えているか?そして、余計な音を出していないか(これ結構重要)、あとはなんとなく好みで決めている。 もちろん安い方が良い (高いと買えない) ブランド、年代は参考にはするけど、あまり関係なし・・・・・笑)
スピーカーユニットほど、好き嫌いのハッキリする、また聴き方や部屋、音楽ジャンルとの相性を選ぶオーディオ機器はない。
相性は・・・・もの凄くシビア・・・・・デス 大泣き
デジタルオーディオなどは、もの凄く進歩してるけど、未だかって、スピーカーに関しては完璧なものは実現していないので、自分の使用環境の中でより理想に近いものを選んで、そこに(アル程度は自分流に)手を入れないと、思い通りの音を得るのはナカナカ難しい。
(ケーブルやら、電源などのオーディオアクセサリーを選ぶのとは訳が違イマス。)
スピーカーユニットを素の状態で鳴らしてみて、明らかに問題のある部分、気になる部分があったら、出来るだけオリジナルの素性の良いところを残したまま、(その問題点を解決できるのであったら、出来るだけ単純な方法で....)早めに解決しておいた方が良い........ これまでの経験でなんとなく判ってきた。
例えば コンデンサー一発、コイル一発 0ct 6db クロスオーバーなど調節して・・・ でそれなりにバランス良く鳴る状態を模索してみる。 これを先にやっておくと後々助かるのだ ユニットの素の音色と限界を知っておく。これは後々弄り倒す時に、非常に参考になってくる部分なのだ。
それを土台に次のステップに移る
問題を抱えたまま、箱の調整やら、チャンデバ、マルチのアンプなどの調整に入ると、後から悩むことになりかねない。
なにしろ、今のアンプの駆動力は凄いし、音色も良いし、特にデジタルチャンデバは、あらゆるファクターをいじり放題・・・いくらでもそれなりに押さえ込んで音の調整が出来てしまう時代であるから・・・・・逆に泥沼になった時に解決する方向性を見失い易いのだ・・・・。大泣き
現代の 所謂ハイエンドオーディオの悲劇(?)は
本当に自分がそのユニットの音色(素)が好きなのかどうかも良く判らないままに、濃く味付けされ、完璧にバランスが取られた 完成製品の中から選択しなければならない・・・・ というところにあるような気がする。
例えば (本格フレンチみたいな)味付けのやや濃い目の料理とかでは、余程の舌と経験がないと 素材にまで遡って 季節感を賞味することは難しい・・・ 味がイマイチだったとき、シェフがイマイチだったのか、素材がイマイチだったのかすら不明・・・・・大泣き
+額も額なので、超キンチョーシテ・・・高級レストランでは味ヨクワカラナイ・・・・笑 オーヂオショールームと一緒・・・・笑 一種の仕掛け・・・・に負けているのである。
箱庭的美麗音とショールームが心底好きな方は幸せな世界であるけれども もしそうでなかったら・・・・総支払額に・・・・・ガクガクブルブル・・・・
確かに、素材の本当によいもので、本格フレンチ (特にソース)を作ると、ウムを言わさない凄まじく美味なお味になることは・・・・明らか。
=本当に良質な ハイエンド は さすがに 非常に美味な世界であります。(ちょっとやそっとでは買えないけど・・・・泣)
その点、ミニ懐石 和風定食 とか・・・・笑 であれば、御出汁と素材そのもののハーモニーでシンプルに構成されているものであるから、素材に遡って 賞味出来るし、御出汁にも普段から親しんでいるわけであるから 味がイマイチ であった場合はどの辺に問題があったか 判りやすいし、逆に凄く美味しかった場合、何処が良かったか、が何となく判るのが楽しい。
ミニ(ナンチャッテ)懐石を 自分で旬の素材を入手して作る感じ で 素な オーディオを楽しむの が 密かに楽しい世界なのであります。 笑
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