2010年9月4日土曜日

211シングルのその後

あまりの暑さに更新も滞りがちである。

ようやく多少の時間を見つけて、件の中国製211に手を入れてみた。

Sundtrack 300B mark 3とある。出力管は211なんですけどね。

なんとなく怪しいアンプだ・・・。

でも構成は相当なモノ むき出しの出力トランスなど半端なサイズではない 

しかも、211にはしっかり1000ボルトかけて、定格一杯出力できるらしい・・・爆

驚くべきことに、なぜか低音がカットされ、ボリューム連動のイコライザーが ついている独創的?アンプなのである。

フルレンジのスピーカーに接続して再生すると 実に妙な感じ のドンシャリ音である。

これのままでは 処分まっしぐら の音である。爆

それでも延命してぃた理由は、単に高域専用で使っていたためである。

コンプレンションドライバーの駆動用なら(変な感じはあったがボリューム固定なので)さほど問題なかった。
しかし、今は299はVT52のロフチンホワイトアンプで駆動しているため、

211はサブシステム用に使っている。(贅沢・・・)

だが・・・・・やっぱり低音が出ない、しかもドンシャリ音は・・・・さすがに許し難くなってきた。

そこでボリューム基盤を外してイコライザーを完全に撤去し、ライン入力をボリューム直結にしてみた。

このアンプの内蔵ボリュームは、アルプス製の固定抵抗切り替え式で、なかなかの高級品である。

期待しながら試聴・・・・

結果、猛烈なハムノイズにびびる。


大汗モノである・・・・・凄いハムノイズで本当に心臓が縮む


あわてて電源を落とし、1ー2日後に(感電対策 なにせ1000V・・・)
シャーシを開けて、シールド作業をする。

このシャーシ内はノイズだらけのようだ。(配線引き回しやグランド等のノウハウがまだ無いのだろう。)

放電を確認してから作業しているものの、なんとなく感電しないか 少々ビビル。(1000V・・・・・汗)

オリジナルの空中配線も、絶縁処理も・・なんとなく心細い感じだ。


ライン周りを徹底的に対策して、なんとかハムノイズを押さえこむことに成功した。


再び試聴。

分厚い パワフルで鮮烈な感じの音が出てきた

まだバランスは今一つだが、かなり特性がフラットになり

211らしい感じになっている。

ドンシャリだった高域はかなりおとなしくなった。

何ともいえないバリッと迫力のある音。さすがは大型3極管だ。

これならいける。

延命 → 残留決定である。 

一向に整理になりませんな・・・これでは

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