2010年12月30日木曜日

現状など・・・・・その2

右サイドのスピーカー達・・・・

相変わらずのガラクタ・・・涙

床に転がっているのは
レストアプロジェクト中の206AX
オリジナルのフラムは入手難。

現在フォステクスのフラムを改造して
広帯域化した自作フラムを作ることを目論んでいる
って・・・・・ 忙しくて着手出来ず・・・・ 計画倒れ?




こちらはモノラル用のスピーカー 
Tru-sonicオリジナルの米松箱 コーナー型。

もともと206AXAが入っていたものだが、
モノラルにより相性の良い同社の106AXに入換え
さらに、ユニットの位置を上方に移動した。

この改造はどうしても必要だったので根性で施行。涙・・・・

また、板でふさがれていた、30cm用の穴を開け、裏のスリットバスレフは閉鎖
板厚のフロントバスレフとして、中音の抜けを改善した。

もちろん元の状態に戻すことも可能。

you tubeの試聴やモノラルアルバムの試聴用に使っている。

やや乾いた感じの音だが、彫りが深く、反応が早く、キレが良い。
106AXはおもしろいユニットで、調整して眠りから覚めると(笑)ウキウキと闊達な
パフォーマンスを示す。
かわいい同軸ホーンが積極的に鳴るのでこれがスパイスになっている。
ノリがよいので、劣悪音源でもそつなくこなしてくれる 頼もしいユニットなのであります。
箱を見た感じは古くさいが、音は古くさくない このギャップが なんとも 微笑ましい。

駆動アンプはエレキットの300Bシングル
入力ソースは Xperia だったり、iPadだったり、DACだったり
CDの再生以外にもいろいろ繋ぐ

CD playerは懐かしの アップル パワーCD (フィリップス製の隠れ名機)
入力、アンプは、アタリの優しいものにして
かなり馬力がある 106AXとバランスを取って、スイートで歯切れ良い感じに仕上げている。

上にはVT52ロフチンホワイトのシングルアンプが乗っている。
これは299の駆動用に大活躍している。

ジャズ向にはハイトロンのVT52がイイ感じだ。


2010年12月29日水曜日

現状など・・・・


そういえば しばらくシステムの写真をアップしていなかった・・・

だいぶ変更していて、まだまだなのだが 涙 一応

我ながら言うのもなんですが、

ま、ガラクタばかりで ありますな・・・・ 爆

でもワタクシ的には 手塩にかけた お宝なんであります。


システムの左サイドはこんな感じであります 爆笑

コンパクトな縦型の箱には206AXAが入っております。
貴重なコーン紙を破らないように、念のため金属ネット?でカバー 涙

上にはOhm F ウオルシュドライバーを乗せている。
フルレンジ動作ではなく、ハイからミッドバスのドライバー的な使い方。

その横の小さな箱にはティールの同軸が入っている
(時々フルレンジ風にBGMで使う 美麗な音)

ツイーターのフォステクスRP7もちょこんと見える。(笑)

こんなツイーターでも、使い方次第でかなりの効果を発揮する。FosのRPは超小型で、
設置の自由度が高く音も癖がない。

工夫次第で侮れない性能を持つ。同系機はI社の最高級シリーズでツイーターアレーとして使われていた。隠れ名機なのである。

最近の発見は、このプリントリボンツイーターとD級アンプの相性が良いということ。
プリントリボンは純リボンよりも低いところから動作させることが出来、ツイーターだけが浮く感じが
少なくてナチュラルなのが特徴。

しかし、聴感的に やや先鋭さが欠ける気がする感じもあるので、ホーンシステムに繋げるには(どうしてもスパイスが必要)で、案外適当なツイーターは少なく、困っていた。

ところが 適当な超小型デジタルアンプ (トライパスとかのあれ 銀色の小型のもの 笑)
をたまたま繋いで鳴らしてビックリ、これはこれでいいんじゃないの?

もちろん良く聞けば 質的にはドウヨ みたいな かなり微妙な音なのだが 適度なスパイス、七味というか、なぜかだかわからないが意表をついて収まりの良い音が出た。

で、そのまま繋ぎっぱなしで 299の上、ohmFの上をカバーするのに活躍している 爆。

左側のラックには下から
改造した211シングルアンプ
Amcron microtech300
ケンウッドのチューナー
パイオニアのマルチプレーヤー747
そして改造したベーリンガーのデジチャン
改造したソニーのDVDマルチプレーヤー
AurexのSY-Λ88MK2
その上には2アーム仕様?爆のケンウッドのターンテーブル
カートリッジはオルトフォンのMCとMMカートリッジが付いている(気分で変わる)

211シングルは、高圧管の力強さと浸透力がOhm Fの駆動にマッチするので使っている。
(少々ハムが大きいのが難点 涙)

アムクロンは 静音化対策して使用しているが、夜間はモーターのうなり声が少々気になるけれども
その太さと 音離れ、音楽性、馬力、厚み、バイポーラらしく、なかなかイイ感じだ。
206のウーファー駆動に使用。

ベーリンガーは出力のアナログ段のパッシブ改造で音が豹変し、デジタルダイレクトで入力した場合、もうこれ以上は必要ないかな・・・・と (ま、一応・・・だが 笑) 思わせる先鋭さ。 


デジタルをピュアに、かつダイレクトに再生することに関して、もうこれぐらいでいいや・・・・ と思えるところまで来た。なにせDACの出力をCRフイルター一段で受けて、そのままロフチンの3極管アンプ→コンプレッションドライバーに繋いでいるので・・・・ でも鋭くないです。 球のお陰でしょうか フラムがアルミなためでしょうか?この辺は狙い通りです。

リマスター版のCBSのCDで聴くマイルスなど、切れ込みの良い、文句無しの音像が出てくる。

音楽はストレートに厚く響いて、オーディオオタ的なスタジオのノイズやら演奏者のうなり声やら、雰囲気感はその気になれば生々しく良く聞き取れるけど、決して耳障りではない というか、チョイ聴き、あんまりハイファイでもない ビミョーな感じに ゆるく 調整しております。

実はこれでもピュアすぎて 音が纏まらないCDも多々あるので 涙
(録音が理想的なCDはごくごく少数派である  大泣き)

そういうときは、アナログ入力にしたり、SY-Λをバッファーアンプにしたりして 音楽性を高めている・・・??? 
より正確には うまく ぼかして 音像を厚くしている。
(こういうのは大切なことで、否定しない方がいいと年のせいか思えるようになった 爆)

SY-Λも気に入っている。
もともとアナログLPのフォノイコとして導入したものだ。

このオーレックスは割と上品な感じの味付けで、バッファーアンプとして使うと、ごくごく淡くマイルドに仕上がり、これが仰々しくなく 楚々とした感じで 気に入って使っております。笑

Ohm Fは きつめの録音 のクラッシックを聴くときに重宝しております。

例えばグラモフォンの最盛期?のガチガチに硬質な録音のシンフォニーを聞くときには
これか、クオードのESLしか選択肢はない感じです。(特に長時間聴くとき)

Ohm Fは特にベルリンフィルとあのホールとの相性がいい?ようで(勝手な想像)
なんとなくこれでカラヤンが以前より好きになりました。
必要以上に迫る感じがなくて、俯瞰してクールにゆったりと聴けるのです。

とまあ 現状はこんな感じで 支離滅裂気味ですが 音楽中心に気に入ったスピーカーに合わせて
手近な機材を組み合わせた結果、こんな感じになってしまったのです。 大汗

2010年12月18日土曜日

誘惑・・・・妄想

時々なんとなく オーディオシステムを強化したい ・・・・・

という誘惑が 衝動的にムラムラと沸き上がることがある 爆

別に再生音にストレスを感じている訳ではなく

むしろかなりご機嫌で聴いているのだが


仕事とかで、ストレスが溜まって 心理的に微妙なときは

我が家のオーディオシステムのあら探しを始める傾向がある 笑

低音の僅かなだぶつき が妙に気になったり

分解能が高杉 で もうちょっとマイルドに鳴って欲しいとか

もっと太く 眼前に迫るように音像が飛び出して欲しいとか

あるいは逆にずーっと壁の奥に深々と 音像がズラリと定位して欲しいとか

無い物ねだりであるのは明らかである 爆

むろん それらの欲求に答えるための機材は割と持っているし

どういう風に組めば求める感じで鳴らせられるかはある程度掴んでいるのでわかるのだが
全ての要素を満たす再生ってのは無理である・・・・  爆


オーディオの高級雑誌などを眺めると 

賛辞で埋め尽くされた 素敵な高級機がズラリ

怪しげな我が家のシステムとは次元の違う美音が出そう・・・・・と少々弱気になったり

ま、実際に視聴してみると 書いてたことは これを言っているのか・・・微妙・・・・
っていうのが多い

(もちろん絶対的に魅力的な製品もあるってことは十分ワカリッテマス ケレドモ 笑)

で、我が家の場合 

最新鋭ハイエンド機器をズドンと導入・・・ 
なんてことは あり得ないので 

これは予算的な理由だけではなく ・・・・ 笑 (というのももちろんあるが・・・・ 爆)

オーディオに求めてる方向そのものが違う・・・

ハイエンドの ツルピカ 美音 音場感抜群 だけども少々箱庭系 の音は 
飽きるというか、もはやなんとなくダメなのだ・・・・涙

(そういえば最近ハイエンド系のショップやフロアが縮小されているみたいで・・・・涙
これは景気だけの理由でもなさそうである。)

で、逆方向に突っ走りそうになる衝動に駆られる。

ワタクシの場合ついつい目指してしまうのは

やはり 音楽鑑賞向けな味付けの 適度にマイルドかつ ズ太い リアルサイズ音像 でしょうか。

例えば

時々 15インチウーファーをダブルにしてみたい  とか

いっそのこと、バーティカルツイン はどうか とか

低域用コンプレッションドライバー + フルサイズホーン を 導入してみようとか

ドライバーを 最初期の375か、アルニコ最終型の288にしてみようとか

あるいは全部TADにしちゃう とか 爆

ケーブルを全て超高級品に交換して さらに ブロックとかで ケーブルのモノレールにしよう とか 笑

訳の分からないことを考えてしまう

これは妄想以外の何者でもない 

(もちろん音はがらっと変わるし カナリ満足するかもしれない 笑)

実際に音を聴いていない時にそんな思いに駆り立てられる傾向があるようだ 笑

実際に長年手を加えてきたシステムを 慎重に ウオームアップして 微調整して

あらためて試聴してみると  結構イイ 

下手にシステム変更しなくて良かった・・・・と安堵する自分に気づいたりもする

システムの変更が、結果的にやりすぎになるか ならないか は実際にやってみないとわからない部分が多い。

ある程度以上音を詰めた後で、それからさらに良くしよう と 手を加えるのは 逆効果や不便になる場合も少なくない、

手を加えるか否かは はっきり言って ギャンブル なのだが

特に疲れている時や、攻める気力が十分に無い場合には 

なにもせず ただ 待つこと も大切なのだなと感じることもある今日この頃でアリマス。

特に15インチウーファーとコンプレッションドライバーは鳴らし込み、馴染ませ が大切なので
音が落ち着くまで少々の忍耐も必要になりそうだ。

2010年12月13日月曜日

AT THE PLUGGED NICKEL 奇跡の浮遊感




エレクトリックマイルスの直前のマイルスのライブ録音

薬で少々ヨレヨレ気味のマイルスが・・・・若手のバックアップを得て
徐々に調子が出てくるというか、覚醒してくるというか、だんだんと本領が出て、演奏に凄みが出てくる。

奇跡のようなグルーブを記録しているアルバム。

このアルバムではウェインショーターの演奏がキーになっている。

(そういえばウエインショーターはウエザーリポートでの活躍が有名だ 昔は良く聴いたけど最近は聴いてない・・・涙
ウエザーリポートって ザビネルの不思議な世界 の影響が色濃く・・・・・ 涙

 今聴くと 正直なんだかよくわからない 爆

そういえばジャコパストリアスも居て 後半結構 きてる演奏で・・・・ WRもある意味カナリ奥深い・・・爆)

この頃のショーターは 様々な演奏スタイルを研究、吸収していて (なんとなく コールマンやドルフィーを思わせる雰囲気がある)

このマイルスのメンバーの中で 必死に 努力して 探りながら 演奏しているのが判る

これがこのアルバムのテンションを着実に上げている。

ショーターは 決してサックスが上手な演奏家ではないと思うのだが、

テンションが高く、真摯に集中して演奏していて、

渋いけれども 徐々に異様に高レベルの即興演奏へと突入している。

マイルスの微妙なヨレ加減 とそこに見え隠れする天才的なフレーズ  これとショーターの微妙な浮遊感が不思議なバランスを呈して

えもいわれぬ味わいを与えている。

リリカルで手堅いハンコックのピアノと ウィリアムズの時として過激な煽りが 絶妙なタイミングで決まる。

音質はライブ録音にしてはかなり良好だ。

若干詰まった感じもあるし、特にハンコックのピアノがやや遠い感じなのであるが

良く調整されたホーンシステムで 大きめの音量で再生すると

シカゴのライブハウスの 熱狂、興奮が じんわりと伝わってくる。

マニア向けには 米国版のコンプリート が定番らしいのだが シロートのワタクシには
このオリジナル日本版2枚でも十分に楽しめる。