2012年12月30日日曜日

年末の 第九・・・・・ フルトベングラー最後の Tahra SACD

年末と言えば・・・・

大晦日の紅白歌合戦デスね

NHKの努力の賜物か
ナカナカ楽しめる歌番組であります・・・

オーオタ的には
音声素通しに近いので

実声に近い音を再生できるという 深い楽しみもアリマス。

日本のポップは イコライザー コンプ エキスパンダー エコー エディット

なんでもあり で 
なおかつ最近は携帯の極小スピーカーに合わせてチューニングしているなど(涙)

生の声とはほど遠い 人工音を聞いているような世界で

いったいどのような歌声なのか 知ることが出来ません(涙)

ところがNHK紅白は 一度にあらゆるジャンルのミュージシャンが参加する生の歌番組

各歌手に合わせて送り出し音声を微調整している暇がないのか

生そのものが出力されたり(そうでないときもあるが・・・)するので

比較試聴の絶好のチャンスなのであります。

紅白のデジタル音声出力をピュアオーディオシステムに繋いで
リアル再生すると 凄いことに・・・・大泣き

日本人は絶対的な声量が足りないんですね・・・・泣き

でもまあ、予想外に歌声が素晴らしい 実力派がいたりして
とても楽しめます。

個人的には ○フュームや○ミュバミュの生声がどういうものなのか 興味アリマスが・・・・ 
ガクガクブルブル

今時 ボコーダーもないでしょう (YMO世代・・・・汗)



さてさて
日本の年末と言えば 第九 ベートーベン交響曲第九番 と決まっているのであります。(汗)

なんで日本は第九 なんでしょう?
独のお友達に聞くと ふーん だって驚いてましたけど
ちなみに日本の音楽の授業で 独音楽を勉強するんだよと言ったらとても驚いていました。
ほとんど自国の音楽(クラッシック)には関心ない感じでしたね・・・彼だけじゃなさそうでしたよ。(驚き)

きまじめな 日本人は 年末に 第九を聞きます。

ワタクシはきわめて不真面目なので
第九を聞く気持ちがわかりませんでしたが

最近イロイロありまして なんとなく 第九を年末に聞きたくなったのであります。

第九に関して調べ始めると それこそ コルトレーンの沼に匹敵するというか それ以上の深い沼でありまして   大汗

クラッシックの熱烈なファンの皆様はそれはもう、ケンケンガクガクの大議論が昔から繰り返されてきているようでありまして 
ワタクシのようなズブの素人がコメントできるような世界ではございません(大汗)

ですがまあ、オーディオオタの端くれとして(涙) 素人ながら、イロイロアルバムをひっくり返したり 聞いてみて 特に気に入ったのがこのアルバムです。


Tahra レーベルの フルトベングラー最後の第九と言われるものです。

これは演奏良し! 音良し! しかも 安い! で 個人的に とてもお勧めです。

音に関しては オリジナルのマスターテープの状態がかなり良かったのでしょうか・・・・・

 とても生々しく ダイナミックです。

最新のリマスタリング技術の成果か、雰囲気をそこそこキープしつつ、ノイズを極小に押さえ込んでいます。

特に太鼓の音が凄い!!!

演奏は最晩年のフルトベングラーのライブということで

 (フルベンと言うと、思わず例の ○イロイトのライブ を思い浮かべてしまうのですが・・・・)

あの嵐というか、熱狂というか、狂気のような ライブとは違いまして・・・・(安堵)

なんとも たおやか で 荘厳で なにより 感動的 なものであります。



値段は なぜか とても安価で ○マゾンで購入できまして しかもSACDハイブリッド!



普通は音のひ弱な感じになりやすいSACDですが 
このアルバムは割と 骨格のしっかりとした 硬めの音作りでして これも ポイントが高いです。

で、どういうシステムで再生するのががよろしいのかというと・・・・(独断と偏見デスガ)

SACDの出力を 良質なライントランス で受けて これを デジタルチャンデバで分離して力のあるアンプで中大音量で聴く

モノラルなんですけれども あえて ステレオ フルシステムで聴く これがお勧め。

我が家の場合は 15インチ4発 + フルサイズホーン ですが
これが 鳴る 鳴る 恐ろしいぐらいに・・・・・ リマスタリング技術恐るべし です。

ライントランスを入れると (良質なラインアンプも可) 
音に厚みが出る(ぼやけるとも言う 汗)だけではなくて

音に弾みが出るというか、不思議な躍動感が出るのです。特に 太鼓が顕著。


うーん 日本人はやっぱり 年末は 第九 に決まり・・・・なのかもしれません。(汗)








2012年12月22日土曜日

我が家や的 (偽)ネットワークオーディオ (オフラインのススメ)

我が家では 地味に 消極的に ネットワークオーディオをやっております。(汗)

最近、オーディオ雑誌等を見ますと、見るからに元気がなく(汗)

一方、モバイルというか、スマホやウオークマン(地味に復活してマスナ・・・・)で
ヘッドフォンで音楽を聴くスタイルは極めて一般化していて もはや生活の一部と化しております。

オンライン音楽配信も(AAC主体ですが) もはやレコード店の存在が脅かさせる程に成長しております。

で、こうなるとピュアオーディオもネットワークオーディオに対応せざるおえなくなります。
雑誌も 新機種も スマホとドッキング出来て、ネットに繋げるのが当たり前で

音楽ライブラリもハードディスクに貯めるか、あるいはクラウドでどこかネット上に保存する形になっているようです。

で、これは確かに便利でして、ワタクシもある程度はやってはおりますが
全部ネットに移行する気分にはなれないのであります。

その理由ですが
ポップミュージック等でしたら数回聴いて、データーとしてある程度保管できればよく、その後飽きたら さくっと破棄した方が良かったりもしますが

定番のジャズやらクラッシックやら良質のポップスなど
じっくり聴きたいものはやはり手元に置いておきたいという気持ちがあるのです。
それから、レコードジャケットやアーチストの写真がPDFなのはやっぱり寂しいものがあります。
やはり プリントされた 実体のある(笑) ジャケットやパンフが欲しい・・・
 
CDなどのディスクメディアは比較的寿命が長く、保存期間が安定しているのもありがたいところです。

ワタクシの知り合いには半導体関係の専門家が多いのですが、最近流行のミュージックサーバーに
SSDを使っているサイレントなタイプのハードディスク?は あまり長期保存にはお勧めできないと言っています。

どういうことかと聞くと、SSDなどの半導体メモリーは極めて高密度化しており、僅かな電荷を溜めて記録している 僅かな半導体のトラブルで読み出し不能となる コスト競争が厳しく 品質も万全とは言えなくなっている 何重ものエラー訂正でそれらをカバーしている 特に書き込み書き換えを繰り返すと消耗激しい などの致命的な問題を抱えているのだとか

なにしろ大容量化してますんで 丸ごとのデーターのバックアップもままならず 万が一 こけたら 全てを失う可能性もあります (停電とか、雷とか、地震とか イロイロありますんで・・・・汗)

ちなみに記憶の安定性では 磁気ディスク方式(普通のハードディスク)の方がずっと信頼性が高いのだそうです ただしスピンドルの寿命とか、回転系を持つ機械の宿命で メカの寿命が早く来る可能性もあります(汗)
しかも 比較的信頼性の高い と言われていた○立○BMのハードディスクも既に売却されてしまって ハードディスクのメーカー指定することもままならない時代となり、
結局ミラーリングしたりバックアップ用にもう一台用意したりと ナカナカ 面倒くさいものです。

それから、ネットオーディオが主流といっても、ほとんどがAAC
24ビット96K以上のハイレゾ音源はとても少ない。あってもこれまでに聴いたことのあるものばかり
新譜もありますが、マイナーレーベルばかりという状況が変わっていない。涙
値段も結構高く、安く買えるネットのイミがありません。

コストパフォーマンスだけなら よっぽど ○マゾンで格安の輸入盤を買った方が良く
で、ネットで 格安輸入盤を買って 気に入ったものを ハードディスクに格納 チョイ聴き用として活用しつつ

良さそうな SACDの出物が合ったときに(最近はほとんどなくなりましたが 涙)すかさずゲット

というパターンで 消極的に オフラインモード主体に 偽ネットオーディオをやっています。







太陽熱温水器 サナース 順調デス

我が家の 太陽熱温水器 サナースですが きわめて順調に稼動しております。

今年の冬は例年になく寒いようですが

寒波が来て、冬型の気圧配置が強まりますと

太平洋側は 空っ風 が吹き
雲一つない 青空 (寒空?)となります。

冬なので日照時間は短いですが、朝から日差しがあれば
冬本番でもそれなりに太陽熱を集めて温水を作ることができます。

例えば12月 中旬 最高気温8度 快晴の場合

我が家の温水器 サナース君は 太陽光反射板の対策をしております関係で

(以前のブログに書きましたが、アルミ保温シートをパネルに張り込んだものを集熱管の裏側に敷き込んで、太陽光を少しでも多く集めるように工夫している・・・・ 冬場のみ)
夜8時台の水温 40度台をギリギリキープ(40度から43度ぐらい)しております。
これは大変良好な結果と言えるかと思います。

ほんのちょっとガス給湯器で追い炊きすれば熱々のお風呂
我慢すれば追い炊きなしでも入れます
(家族に風邪をひかせたくないので、追い炊きなし 入浴 は冬場では例外的ですが・・)

我が家の立地は
午後から隣のマンションの日影がばっちりかかってしまう(涙)という、割と厳しい設置環境なのですが、朝から昼過ぎまでの太陽光を集めて、しっかりと夕方まで温水をキープ出来る
サナース君の真空管式集熱装置の性能によるものです。

やはりサナース君の 魔法瓶の構造は冬場にはとても有効です。

という訳で、もしも 
日影等があって設置場所の環境が万全でなく、
冬場もできれば太陽熱主体で風呂に入りたい、
というご家庭でしたら

やや湯量は控えめながら
温水が 「とにかく冷めにくい」 サナースはお勧めです。

1年半使っていますが、今のところ大きなトラブルはありません。
一時期、湯温センサの表示が変(接触不良?時々 「ーー」 表示になったりした)になりましたが
自然に治りました(笑)
タンク、フレーム等に金属錆等の発生も認められません。
サナースのシールが紫外線に焼けて薄くなったぐらいの変化です。

サナースのような自然循環式太陽熱温水器は エネルギーをほとんど使わないので
(注水時の電磁バルブと計測用の僅かな電気の消費のみ)

究極のエコシステムと言えるかもしれません。

満足度は極めて高いです。








2012年10月23日火曜日

オーディオ趣味 の 昨今

秋の夜長、音楽に静かに耳を傾けると 
オーディオはやっぱり良い趣味だと思います。(自己弁護 汗)

機械やケーブルの沼にさえはまらなければ・・・・・汗

機器の入れ替えなど、やり始めたら キリがありませんので。爆



最近、トンと機械の入れ替えはしていないのであります。
(懐がさみしいというのもある)

で、音楽を聴くのに専念しておるのでありますが

やっぱりオーディオは音楽を聴くためにある!

・・・・って 当たり前デスね。今更(大汗)



でも、オーオタたるもの、血が騒ぐと何をしでかすか分からない。(爆)


そういえば 数年前まで(最盛期は十年前?)

一時、オーディオバブル的な時期がありましたけれども。

某店の出す冊子 「○の細道」とか、ハイエンドという言葉を象徴する媒体でありました。

ワタクシには 高嶺の細道すぎて ご縁の 遠い 遠い おとぎの世界の話みたいでしたが

一度は明神下の、あの最上階フロア(魔境とも言われた)に足を踏み入れてみたい ガクガクブルブルと畏怖したのでありました。


それはオーディオ界のツインタワーといった感じで
2つのビルのフロアがそれぞれ厳選されたオーディオショールームであったと記憶しております。

特に交差点角側のビルには ○ーチラスの 巻き貝の様なフォルムが描かれた横断幕が
威光を放っていたのが印象的でありましたが・・・・・




最近 明神下交差点のところを歩いておりましたら、
いつのまにか2つのビルのうち、角の方のビルが・・・・・・・

全階 ○タク系 ○ニメ系ビルに様変わりしておりました。(涙)

時代の変化ですな・・・・・ なにせ ここは秋葉 AKBなのであります (大汗)

それにしても  ○タク化したビル

上層階の窓には執事ラウンジと書いてありましたヨ。(ガクガクブルブル)

顧客が 紳士から淑女に変わっただけで

ある意味、あまり変化していないのかも・・・・しれません 
いずれにしても○タク ですから・・・・(爆死)


さて、最近はハイエンド製品よりも、どちらかというと ネットオーディオが話題らしく
新刊雑誌があったりして、ワタクシも読んだりして消極的ながら多少はネットオーディオを導入しております。

ワタクシはかなり保守的な方だと思いますが、ワタクシなりのネットっぽい?オーディオのことも
今後触れようかな などと 考えております。


2012年9月2日日曜日

太陽熱温水器 サナース 順調

太陽熱温水器のサナースを導入して1年と3ヶ月ほど経過しました。

現在もとても順調に温水を沸かしてくれております。


130L前後の貯湯量ですが、夏場は特に水道水と混合して風呂に入れるので

余裕タップリで熱々のお湯に家族全員が入れます。



夏の快晴の日のタンクの水温は帰宅時(だいたい夜8時半頃です)80度あまり!

(我が家は都心にあり、マンションの日影もあるというのに、夏はとにかく湯温が高い!西日が強いためかもしれません。)


快晴の夏は湯が熱すぎるぐらいで
タンクの1/4程度の湯を使うだけ
水道水を大量に足して 湯温を下げて入浴する感じです。



太陽熱のお湯は混合水栓で風呂に導入すればベストですが

我が家では 水道とは別系統にして、温水専用の水栓にしています。

浴槽に水道から水を入れながら サナースのタンクから来ている温水を注入し
浴槽で混合して適温にしています。



お湯1に水道水1-2ぐらい(適当 笑)を同時に湯船にじゃんじゃん注入

コツはお湯の注入速度を一定にしておくこと
そうすれば注入時間+水道水の量で湯加減の調製ができます。

忘れないようにタイマーを用意しておおよその注湯時間を設定します
我が家ではだいたい9-10分ぐらいにしてますが、それでタンクの1/4~1/3弱のお湯がが湯船に入るようです。
(サナースのコントローラーの表示は4段階とややアバウトなのでおおよその値ですが)

タイマーが鳴ったらお湯を止めて あとは水道水を追加でつぎ足して適温にします。

今の時代、我が国ではボタン一つで設定温度の湯沸かししてくれるのが当たり前ですが
(ガスや電気の場合 やっぱり便利ですけども)

海外のホテルに泊まったりすると、お湯と水道を適当に浴槽に流し込んで風呂の準備をするのが普通であり、苦痛ではない。

太陽熱温水器の自然循環型は海外のホテルの風呂と思えばよいのです 爆

時々タイマーのアラームを聞きそびれて 湯を全量湯船に注水してしまい
湯船が熱湯で満たされて
焦ったりすることもあるけれども(汗)

水で薄めれば良いだけの話しである。

小さいお子さんの居るご家庭ではお勧めできないかもしれませんが
成長すれば大丈夫です。
我が家では子供達が太陽熱温水器に関心をもっていまして
お父さんのお風呂準備を興味深く見ており
時々シャワー等で活用しているようです

朝から午前中の湯温は50-60度ぐらいなので適当に薄めればシャワーにも良い感じです。


今年の夏は暑い日が続き、連続して晴れの日となる期間が多かったですが

タンクの水温が連日80度を軽く超えておりまして 
タンク内の残りのお湯には水をつぎ足しして翌日に回します。

翌日が曇りの日でも熱い風呂に入れるのは痛快です。

サナース自慢の真空管式の保温性の高さのおかげでしょう。


さて 太陽熱温水器の導入以来
ガス代は激減

風呂用としてはシャワーや追い炊きに少々使う程度 
あとは料理用の消費量だから ガス代は微々たるものであります。

今後ガスは値段が上昇する懸念が高いとのことで
ガス代を抑制する太陽熱温水器はまことに有り難い存在

(夜間電力で湯を沸かす電気温水システムは、原発の停止している今
常にガスがオイルで発電している電気を使って それを送電して
熱に換えていることになるので
CO2の抑制の意味からあまりほめられる方法ではなくなっている。
もともと電気需要に柔軟に対応できない 動きっぱなしの原発の
夜間余剰電力を活用するためのシステムであったのですから)


余談はさておいて

太陽熱温水で毎日風呂に入るのが楽しい 我が家には太陽熱温泉あり の生活になっております

CO2削減に貢献し、エコを実感しており大変気分が良いです。

ランニングコストもほとんどかかりません。

これだけのエコ商品は他にないかもしれません
2重サッシと自然循環式太陽熱温水器は
手放しでお勧めできるエコ商品です!

さて、ありがたい太陽熱の風呂ですが

ひとつだけ困ったことがありました。
毎日風呂に入りすぎて 風呂場のカビが増えてしまったのです。

丁寧に毎日タイルを掃除すればいいのですが
ずぼらな我が家の住人は

時々こする程度ですので カビが・・・・

そこで カビとりスプレーを活用しております
最初はカビキラー等を使っておりましたが

塩素濃度が高く、確かに洗浄力は抜群ですが
頻繁に使うにはにおいも強く 手も荒れるのでどうしようかと思っていましたが

同じ塩素系のハイターを水で希釈した液を カビキラーを使いきった空のスプレー容器に入れて

こまめに吹きかける作戦を思いつきました。薄めればハイターのにおいも きつくなく、
噴霧直後でも 丁度プールサイドぐらいの感じのにおいです。

ブラシで軽くこすってカビと汚れ落とし そこに 希釈ハイターをシュッシュ。

夕方帰ってくると 噴霧したところは カビがなく綺麗になっており
においも皆無。

気持ちよく風呂に入れます。








2012年8月7日火曜日

Afro Blue Impressions John Coltrane live の再生2

Afro Blue Impressions

抜群のライブ演奏

コルトレーンの怒濤のライブ演奏は
時としてエネルギー過剰、激走気味になりがちだが 汗

このアルバムでは疾風の如く比較的爽快だ。

音質も音源発掘ライブ盤にしては比較的良好

しかし もっと良い音で聴きたいという気持ちになる。

まずモノラルであること 

これはどうしようもありません 涙

オンマイクのコルトレーンはクリアーに収録されていて
これに分厚いエコーがかけられていて
ややエコーが効きすぎだが 涙 

それなりに ブルージーで良い味
的確なリマスタリングのお陰で
コルトレーンの演奏はかなりリアルで聴き応えがある。

マッコイタイナーのピアノはバックに回っているときに音が途切れ気味だが
ソロの時は割とクリアーだ

問題はジミーギャリソンのベースと
エルビンジョーンズのドラムスの再生だ

かなりリマスタリングで頑張っていて
それなりに聴ける水準までなんとか引っ張ってはいるのだが

このリズムセクションの本来の分厚い低音域が
このアルバムではどうしても薄くなりがちなのだ  涙

ベースとドラムスの躍動感、切れ、厚み、エネルギー
ここらを旨く再生しないと
コルトレーンの演奏もなんとなく冴えない感じになるのだ

コルトレーンはもちろん偉大だけれども 
他のメンバーもまた凄かったことがよく分かる。


ジミーギャリソンのベースと
エルビンジョーンズのドラムスの再生音の改善をいろいろ試してみた結果


1.トーンコントロールやイコライザーでブーストする方法

ある程度有効だが
ぼやけた感じになりやすく切れがなくなるので没

2.アクティブサーボウーファーでブースト

これもバランスの改善には有効だが、
エルビンジョーンズのバスドラ連打の切れが弱い 涙

3.15インチフルレンジ同軸 (我が家はTru-sonic 103AX)

振動板の軽い15インチウーファーが切れの良いドラムスを再生する
ホーンの切れも良くコルトレーンの再生もブリブリと良好だが
ギャリソンのベースが薄い  大泣き

4.バックロードホーン

バスドラ連打はハイスピードで快感だがベースの量感がやや弱い

結局・・・・・・
5.206AX 4発 +ホーン

206AX 4発をアムクロンで叩く。これでエルビンのバスドラ連打が爽快に決まる

 デジタルチャンデバで低音を少々ブーストしてギャリソンのベースを厚くする。

ピアノ、サックスは1.5インチの299ドライバーで渋めに吹き上げ

やや弱いシンバルアタックを強調するために2405のレベルを上げる




というセッティングで 豪快、怒濤のライブ演奏がブリブリと響くようにナリマシタ
バランスが決まれば大音量は必要ありません。

このアルバムだけの専用セッティングをする価値が充分にある
名盤なのでアリマス。





2012年7月7日土曜日

Afro Blue Impressions John Coltrane live の再生



Afro Blue Impressions John Coltrane

避けて通れない名盤らしいデス。

ヨーロッパライブツアーの実況録音テープから

リマスタリングされたもので

最初からレコーディングを想定した音源ではないため

良くある ライブの掘り出し音源 レコード なのでありますが・・・

演奏がナカナカ凄いのです。

この頃がコルトレーンの絶頂期だったのかもしれません。

まさに 怒濤の演奏 という表現が相応しい。

時々スタジオレコーディングではないような
チョット激しい、不調和音を伴ったアドリブ演奏が
ブリブリと続いたりするのだけれども

しかしまだ 音楽性を失っていない 

不思議な調和 ここに惹かれる。

最晩年のフリー化した時代は・・・・やっぱりキツイですな 涙

この頃は ギリギリのバランス感覚 これが素晴らしい。


ヨーロッパライブはアメリカのミュージシャンに特別なテンションと
インスピレーションを
与えるのか? バランスの取れた好演奏録音が多い様な気がする。
(オーネットコールマンのライブも良かったし。)

さて、このアルバム
演奏は抜群なのだが
音質は今ひとつなのだ・・・・・涙

リマスターでかなり綺麗になっているし
Dレンジも補正されているようだが

やはり音源がそれなり らしく (大泣き)

解像度の高いメインシステムでは粗が出てしまい
思ったほどの迫力が出ない 涙

周波数レンジが少々狭いのですね。


しかもこれはモノラル音源なのであります。

この伝説の超絶演奏を・・・・
ライブ会場の雰囲気を
どうにか再現したい・・・


こういうアルバムは、ある程度 
ブリブリと迫力のある音で 
ずんずんこっちに迫ってくれないと困るのだ(爆)

でも 雑な 大音量再生はトラウマなんで 絶対に避けたい。


というわけて オーディオ的格闘(?)が始まるのであります。



2012年5月26日土曜日

太陽熱温水器 サナース 設置後1年経ちました。

久しぶりに太陽熱温水器について・・・・

導入後約1年経過した我が家のサナース君

もはや我が家ではこれなしでは考えられないほどの大活躍中です。

ズバリ 「我が家には 太陽熱温泉アリ!」 といったところでしょうか? (笑)

天候不順な2-3月期は曇りの日など さすがに湯温は上がりませんでしたが(涙)

4-5月に入って天候が安定

晴天または 明るめの曇天 の日が続き・・・・
湯温は安定し ほぼ毎日入浴可能な域に達しております。

ちなみに我が家の場合、
湯温は ほぼ晴天の日は   50度前後

明るめの曇天 時々日差しあり で40度前後と
充分なお湯を沸かしてくれます。

(自作の反射板なしの ノーマル状態で・・・・)

快晴ですと50度越えますので、
12時頃入浴しても追い炊きはまったく不必要だったりします。

春のサナース君は絶好調であります!


最近の工夫は注水の時間。

これまでは早朝に注水していたのですが
早朝の水道水の温度は比較的低いのに気が付きました(汗)

そこで、案外温度の高い 夕方や晩に注水するようにしてみました。
(要するに風呂にお湯を入れて貯湯漕が空になったら、すぐにタンクに水を入れるということ・・・ 爆)

(最初の数度でも水温が違うと、朝の日差しで温度が上昇する
立ち上がりに影響するのか、夕方の湯温が高めになり、
感覚的に結構効いているような気がします。)


昨年からサナース君を導入して以来
風呂を沸かす分のガスの消費は激減しました。

毎月のガス代は相当下がっており、設置の費用は簡単に元が取れそうな感じです。

このサナース君、メンテナンスは大変容易で、ほとんど手がかかりません。
太陽光発電パネルと比較して、集熱真空管は汚れが付きにくいみたいです。


エコ商品はたくさんありますが、
税金の投入等が不必要で 自立的にコスト削減+CO2削減が実現する

エネルギー効率の極めて高い 太陽熱温水器 特に自然循環型 真空管式は

ズバリ 究極のエコ装置と言えるのではないでしょうか?

(ちなみにワタクシはメーカーさんとは一切関わりがありません 環境を考えている一市民です 汗)


2012年5月13日日曜日

米国版 single- layer-sacd で 改めて聴く コルトレーン 至上の愛



久しぶりの更新です 汗

イロイロと忙しく 更新できませんでした・・・ 涙

(何もしていなかったわけではありませんが なんとなくズルズルと・・・)

で、最近何を聴いているかというと 

なんと ワタクシの最も苦手な コルトレーン しかも・・・ 伝説の名盤・・・・ 汗


ワタクシ コルトレーンについては 長年のトラウマがありまして

それを最近乗り越えたのでアリマス 大汗

今は コルトレーンにはまり 最も良く聴いておるのであります。



苦手なアルバムの筆頭がこのアルバム・・・ 至上の愛でした。

今も 熱狂的に支持されている この伝説のアルバムでありますが

実は苦手な方も多いのではないかと思うのです。 

ワタクシの場合、大昔

ジャズ喫茶(+マニア宅) での体験が強烈で トラウマになり

それで 聴けない 状態が続いておりました

なんでトラウマになったかと言いますと・・・・

とあるコアなジャズ喫茶で 大音量再生 轟音のコルトレーン 至上の愛
(システムは JBLだったか? ホーンレンズ付きの猛烈なホーン鳴きの付帯した 
バリバリの爆音系)
怖い視線 マスター 常連客 (おまえの来るところじゃないよ・・・・ 的な)
しかも もうもうたる煙(タバコです・・・・ はい 喫茶ですから仕方ないでしょうが・・・)

その中で トラック1の 「ラブシュープリーム」の合唱 (念仏?)が響き渡り・・・・
おまえ これが分からないって? 厳しい目線・・・・

その後は 晩年のフリー化した時期のアルバムを延々と聴かされ・・・ 絶句




まあ そんな体験でして、 二度とそのジャズ喫茶には(マニア宅も)入るまいと思いましたデス・・・・
もちろんその時から コルトレーンは聴かない と決めたのです 汗

なんとなく ○クスの○本論みたいな 絶対的なモノ(=批判はゆるされない)みたい
な感じでありました。

(今頃あのジャズ喫茶の 怖い目の人達・・・・ どんな音楽を聴いているのか チョット興味あります・・・汗)(○クスの○本論の愛読者の皆様も 今は何を読んでおられるのでしょうか?)

で そんな感じでしたから コルトレーン どんな音楽だったのか あまり記憶がないのです 

マイルスを聴いていてコルトレーンの演奏がおもしろく だんだん好きになり
でも フリー化したアルバムは怖いし ジャズ喫茶のトラウマも怖いし・・・

独立した後のコルトレーンは正直、苦手でした。大汗

ところが、最近、米国版 single- layer-sacd を買って 怖々聴いてみた・・・
2002年発売のリマスター版だそうです。
これはリマスターの中でも アタリらしいのです。


もともとスムーズかつハイファイなSACDで
常識的な中から小音量再生
極めてストレートかつハイスピードなホーンシステムで(15インチ4発)きちんと再生したらどうなるか


怖々・・・・やってみた  大汗



仰天しました。

これ、もの凄く音が良いです。
あのジャズ喫茶の轟音(歪みまくり+耳が痛い)大騒音とは全く異なります。

ハイテンションだが極めて精緻な演奏 これは 名演としか言いようがない

(って ・・・・ 当たり前デスか 爆)



ダイナミック 鮮烈でありながら まったく うるさくない (あのジャス喫茶とは大違い)
音像は極めて明確で
もの凄く細かいところまで切れ込んで
特にシンバル音 ベース音の切れ 透明感 

マッコイタイナーのタッチ リズム感 素晴らしい。

保存状態の良いマスターテープのダイレクトなプレイバックを聴いている感じ


機材もそれなりに練りに練ったものですので
それで改めて聞き直して 
感動しました。

左チャンネルでブリブリ吹きまくる コルトレーンももちろん凄いですが

右チャンネルに定位する
エルビンジョーンズのパーカッション めちゃくちゃ痺れます
ジミーギャリソンのベースとの一体感
切れ 厚み 最高です 
このリズムセクション の力 圧倒的でアリマス。

リマスター+シングルレイヤーSACDの恩恵でしょうか?
我が家のアムクロンのアンプ+スチーブンス206AXも
その個性が再生音にプラスに作用しているようです。


これだけスムーズなハイファイ再生をすると
ようやく 冷静に聴けるといいますか (笑) 

例の ジャズ喫茶の轟音のような 宗教というか、神懸かった感じ はあまり感じられず (汗)

純粋にハイテンションかつ

高みに上昇してゆくような 熱い 志の高い演奏(?)を 

クールに 俯瞰する感じ で 
じっくり聴くことができるようデス・・・・ 涙


トラウマも見事に吹き飛びました いいアルバムです。 愛聴板になりました。


USAのSACD、シングルレイヤーのリマスター版2002です   お勧めです。






2012年3月30日金曜日

ハービーハンコック リバー




ハービーハンコックのアルバム

音質も演奏もすばらしい

ハービーハンコックの
高度に洗練されたフレーズ 絶妙なハーモニー


音像が3次元的に 自然に浮かび上がり

特にボーカルの肉声感、

ピアノの透明な響き タッチ

抜群であります 涙

ワタクシ的にはショーターの演奏はパターンが読めてしまって
あまり感動はないのですが(聴き過ぎですな これは 汗)

ハービーハンコックの演奏には
マイルスと同様に
聴くたびに新鮮な感動を覚えるのデス・・・・

感性と知性が同居した即興演奏というべきか・・・・
 とにかく凄い・・・・・

このアルバムにふさわしい音響システムを考えると

やはりリアルサイズの再生 ができる大型ホーンシステムが良く
 
さらに機敏で繊細、細密、ハイスピードな描写が要求され

空間 雰囲気の描写ももちろん、今日的な水準でクリアーしなければならないし

そこにそこはかとなく伝わる音楽性や

また、大人の雰囲気を伝える リラックス感も重要なポイントでアリマス。

この辺を充分に調整したシステムで聴くと 

ハービーハンコックの凄さが
ひしひしと伝わってくるのです 汗

(ワタクシ個人的には 前回書いた 15インチフルレンジのウーファー使用で
これをさらにダブルにして、デジタルチャンデバ経由のパワーアンプダイレクト駆動
これぐらいやりますと 上記のファクターを 余裕でクリアーできるようです。(大汗)
音楽性は球のアンプとかソリッドステートでも味わいのある装置を組んで
15インチのフルレンジも厳選したビンテージ品を根性でレストアして使っております。
リアルサイズ音像が自然にぽっかりと浮かんで 前に迫ってくる感じがあり
そこに適度な丸みというか、枯れた味わいもあって ジンと来るのです。汗)

特にボーナストラックの11曲目

オーディオルームはまさに

至福の空間・・ でアリマス 涙

2012年3月3日土曜日

ウーファーとしてもイケル15インチフルレンジは?

15インチフルレンジをウーファーとして使う方法

最初は躊躇したのだが・・・・

結果が良く、だんだんと深みにはまってしまった 汗

どんな音がするのか?

バスレフや密閉箱の鳴る感じの いつもの低音ではなくて 

コンデンサースピーカーなどのような、
すっと軽い自然な低音

クオードのコンデンサー型 例えばESL63 proなど
アコースティック系の音楽ソースであれば 量的には少な目だが
実に自然な低音が出て、なるほどと思わせるのだが

それに近い感じのいい意味で軽いスッと来る感じの低音が

15インチフルレンジで出せるのだ。

15インチフルレンジをダブルにすると さらにいい感じだ。
量感が増して
自然に面で押してくる感じがあって、しかも箱のチューニングが上手ければ
いわゆる箱鳴りとか、窮屈な感じはまったくしない

良いことずくめのような15インチフルレンジのウーファー使用だが
問題もある。

これに向くユニットの数が かなり少ない

また、鳴らす際にはコツがいる 

という泣き所がある。

まず、ウーファー向きの15インチフルレンジ って 
そもそも15インチでフルレンジの設計のものが少ない

特に最近設計の15インチは ほとんどウーファーとして作られている。

古い15インチは 大昔に大型フルレンジの黄金時代があって 涙

その時代の銘器を活用するか
あるいはその末裔を捜すしかない

で、どんなユニットがあるのかというと

例えば有名なJBLの130系と
   ALTECの604系や605系(厳密には 同軸のウーファーだが)
などがある。

有名なJBLの130系はウーファーとしては 少々使い方が難しく 涙

普通の箱ではナカナカ ウーファーらしく鳴ってくれない。

バックロードホーンに入れて使うのが良いようだ 例えばハークネスのように


時々130系を平面バッフルや後面解放箱でウーファーとして使うヒトがいるが

これは某有名音楽評論家センセイの歴史的な随筆で有名な方法であるが・・・・

個人的にはあまりお勧め出来ない フルレンジ(ミッド)としてなら使用に耐えるが・・・・汗
カラッとした音が好きなヒトには好まれるようデス

ウーファーとしては 深々した低音が容易に出せないのだ これは結構キツイ 涙

同系列の220系?ウーファーは某ジャズ喫茶で有名でアリマスが
巨大密閉箱と大音量再生でしたら いい音で鳴ります 大汗

一般家庭で小型箱 小音量再生でしたら 厳しいかもしれません
(ワタクシモ昔やりましたが・・・ 断念しました 家族から非難囂々故・・・ 涙)


一方、ALTECの604系や605系のウーファーは
同軸のホーンの後についている 分厚いフェルトを取り除き 汗
ネットワークをいじると(直結でテストすると良い)
フルレンジユニットとしてナカナカ優秀な性能に驚くのです。
但し、古い時代のものに限りますが・・・・ (E以前のもの 新しいものはウーファーだ)

604は高能率型なので中高域の張り出しが強烈(515直系なので)
イコライジングで中高域の張り出しを少し押さえこまないと使えないというコツはあるが
(あるいはキツイ音のまま、低音はやや量的に少な目 ストイックな感じで我慢するというのも
使い方としてはアリかな と思います。)
ボーカルは確かに良いです。ハイスピードな低音も良い感じです。量感豊かという感じではないですが。
もちろん、ローエンドはすっぱり切れております。汗

605は416系に近いので 604よりは、ずっと低音の量感が得られやすい。
アルティック系の音が好きな人にはとても良いチョイスになるでしょう。
噂によると、かのビートルズは605をモニターにしてアビーロードでレコーディングしてたとか。
バランスが良いためでしょう。
605はあまり輸入されなかったので球数が少なく、ネットオークションで高騰しやすいのが難点か?汗

これ以外となると 選択肢が少なく、結構厳しい。

ジェンセンやエレボイは 何となく好みにチョット合わなかったです。涙
(ウエットというか ファットというか ビンテージというか 雰囲気はイイのですが)

RCAのLC1はフルレンジとして大変良い音で、優秀なユニットである。
ただ、やや厳し目の音で・・・ 
ウーファーとしては使いづらいかな・・・という感じ
モニター的な音が好きで 低域の量感を求めなければ
(非常に高価だが)良いかもしれません。

日本では ほとんど知られていないが

スチーブンスのTru-sonicの106や206などの15インチは
最初からフルレンジとして設計されていて
LC回路等を通らず、直結となっている。

106や206は、フルレンジの音色も良いが
なおかつウーファーの音も良く

低音の量感も含め最初からウーファーとしての動作が考慮された設計

初めてこれの低音を聞いたときは

驚愕した。

但し、使いこなしは結構難しく、
そのまま素で鳴らすと 最初は なんとも 古くさい音で

ガッカリされるかもしれません。汗

2012年2月4日土曜日

15インチフルレンジダブルをデジタルで

オーディオネタです。

大型スピーカーシステムは良質で迫力のある低音のためにあるといっても過言ではない 笑

その低音をどうするかというのは 大問題で、また楽しい部分でもあります。

大きく分けて

巨大な低域ホーン式 か、
ダイレクトラジエーション式(15インチウーファーなどを複数個 箱付け、またはバッフルマウントで使用する普通のやり方)の2方式があります。

その中間に、フロントロード付きの箱(A5や4560のような)やら
折り曲げホーンのオートグラフやハーツやバイタなど
あと、折衷型のバックロード式なんかもあります(ハークネスなど)

音はどれが良いのか 結論は出ていない



ホーン派は コンプレッションドライバーの巨大ホーンが最高とか
ホーンドライブ専用ウーファーで駆動するホーンが良いとか
巨大なコンクリートホーンを、自宅の天井、地下室または押入に構築するヒトまでいる(ガクガクブルブル)

雄大で重苦しさのない吹きあがるような低音はホーンでしかあり得ない と断言される方も。

確かにその気持ちはなんとなく判ります。(一度やってみたい 爆)
でも、この手の巨大ホーンシステム、ご家族から歓迎されている・・ という実例はあまり拝見したことはないような・・・(爆)

一方、ダイレクトラジエーション派からは ホーン式は歪みが強く、洞穴のような不自然な音 と指摘する声も・・・・ 低域ホーンは使わない方が良いと断言される方もおられます 汗 

意見は真っ二つであります。

なんとなく 今はダイレクトラジエーションで我慢してるけれども いつかは(引退後は?)低音ホーンを という話しは良く聞いたりしますが・・・

大ベテランが低音ホーンからダイレクトラジエーションに戻した・・という話しもまた、ひっそりと囁かれたりします。(涙)


中間派 折衷派は押し出し、音飛び、スケール感最高です との声もあれば
板鳴りが凄くてうまく使いこなせない との声も・・・


うーむ。低音は人によって様々な嗜好がありますので よくわからない・・・・


で、あなたはドウよ?と聞かれたら

はい、ダイレクトラジエーション派です きっぱり

場所なし、金なし 時間なし(爆)選択肢はございません 涙

でも、これには きちんと理由がありまして・・・ (屁理屈ともいう・・・ 汗)

15インチの強靱な”フルレンジ”のユニットを ダブルで 
(決してウーファーではない)

これを
ダンピングの強烈なパワーアンプから直結で駆動
ダイレクトにグリグリ デジタルチャンデバを使ってコントロールする

という作戦なんでアリマス。

ショップやセンセイやインポーターの方々は絶対に教えてくれないやり方です。
(邪道ともいう 爆)


実用を考えますと 今のところこれが良いカナと・・・・考えておるのですが。

2012年1月29日日曜日

サナース君、寒波との戦い

太陽熱温水器のサナース君の話題です。

寒波が到来中なので太陽熱温水器にはまことに厳しい時期です。(涙)

朝のタンク内の気温はついに ー0 マイナス表示になりました。

でもタンク内の水温自体は4度をキープしているので、タンク内の凍結はないとの話は本当のようです。

配管回りの金属部には結露でつららが出来ていても、タンク内の水温は数℃をキープしている。
これは保温性抜群な真空管のおかげでありましょう。

高緯度地域では凍結防止のヒーターも接続できるようですが
(タンクの下に蓋みたいのがあり、ここにアクセスできる構造のようだ)

ありがたいことに、その必要は東京ではなさそうだ。

ここのところ寒波が強く、最高気温6度前後、最低気温氷点下が続いているものの、
温水は晴れの日であれば夜8時にだいたい35度ぐらいを維持している。

追い焚きは必要だが、この冷え込みの中、湯気の立つ温水をキープしてくれるサナース君
かなり健闘しているのではないだろうか?

1月30日追記
帰宅して夜8時に湯温を確認すると今日は42度であった
最高気温6度最低気温0度だったが 快晴であったため温度が上昇したようだ。

2012年1月22日日曜日

Rolling Stones Project Tim Ries




音楽ネタです

最近SACDの新譜がめっきり減ってしまい SACD自体が死語に近づきつつある 涙

某ハイエンドオーディオメーカーがSACDを再販してますが あくまで再販ですし 高いですね 汗
(入手できるだけ幸いだと感謝すべきでしょう 汗)

で、消滅前にSACDの良いアルバムを集めてるんですが

これはヒットでした。

ティムリースはサックスプレーヤーかつアレンジャーでストーンズのツアーに参加していたヒト
ツアーの空き時間にいろいろ演奏してた その結果がこれらしい

どれも演奏がかなり良く、また音質も大変良好

特に5番のノラジョーンズとのセッションは抜群に良い 歓喜!

ストーンズのメンバーも参加しての、こんなジャムセッションをSACDの高音質で聴ける
 
今更ですが SACDもなかなか良いですな・・・・。

2012年1月17日火曜日

サナースの点検

厳しい冷え込みが続いております。

我が家のサナース君は真冬でもかなり健闘しています。

しばらくほったらかしにしていたので、久しぶりに点検をしてきました。
案の定、少し水が漏れているのを発見。汗

良く調べると給水ホースと電磁弁の接続のところでホースとプラグの間から漏れていました。

ホースを巻き閉め固定する金具を増やして巻きを強くして漏水は無事止まりました。汗

冬場に寒くなるとビニールが固くなったり、あるいは凍結で漏水の危険性が高くなるみたいです。

定期点検は必要ですね。

サナースの本体には問題はありませんでした。

外装に錆びの発生もなく、タンク内にも異常なし

フレームもアルミ製、ビス、ナットもステンレス製のためこちらも錆びなし

唯一変化があったのは、タンクにねじ込んであるスチール製の配管内部にごくわずかな錆び?らしき部分を見つけました。これは昔の鉄製の水道管と同じ感じなのでおそらく特に問題はないでしょう。

ほとんど錆が見つからない サナースは なかなか良くできている と思われます。

2012年1月11日水曜日

銘器の音と自分の音

新春 オーディオネタです。(笑)

昨年末、猛烈忙しかったんですが、ストレスが高じると オーディオに逃避したくなるのが人情 汗

といっても 買えるものは限られてますんで (爆)

オーディオショップでそれなりのお買い物をした(珍しい・・・)ついでに 親切な店員さんに試聴させていただきました。

といっても 1本のみ

JBLの初期型パラゴン極上品でした。

ドライバーは150 4Cの、これも極めてコンディションの良いモノで。
375,075も初期モノ、ネットワークも完全に再調整されていました。
エンクロージャーは歴史とともに完全に乾燥したオリジナルのそのものでして

アンプはタムラのトランス搭載の良くできた3極管シングルアンプ CDはレビンソン、プリはチェロだったような(忘れた 爆)

イイ音でした 笑!

シンフォニーのFFで吹き上がる感じが 高能率 フロントロードシステム しかも150 4Cデス
のためか 軽く 量感もあり で 良かったです

初期のJBLは良いですな・・・・・

さて、金管の吹き上げ、ロードのかかった低音などなど 雄大で言うこと無し すばらしい音響作品 なのでしたが

これが自分の音かというと ちょっと違うかな・・・・ と思ったのも正直なトコロではありました。

なんとなく引っかかったのは 
曲面の反射板に4インチショートホーンの音を反射させて発音させているところと
フロントロードのホーンの低音でした 涙

反射音や音道を通過した音、ユニット振動板からの直接音ではないので、
どうしても最新録音のソースでは若干歪む感じがあるのですね。

これを良し とするなら最高の銘器となりますが  気になる ということになると これを押さえ込むのは
結構大変かもしれません。値段も規模も大変なものですから 10年20年かけて取り組むのが良い作品と言えるのかもしれません。

でも とにかく いい音 でした。やっぱり黄金期の本格ホーンシステムは 空気の掴み、感度、スケールが違います。別格です。



もう一つ イイ音を聞けました。
たまたま立ち寄ったショップで静かに鳴っていたのですが、
イタリアの寄せ木造りの小型スピーカーで手作り品 有名な製品なんだそうです
側板が左右非対称になっていてスタンドもスタイリッシュな芸術的な製品でした。

音は
気品があって
高密度なハイエンドサウンド

とにかく音色が抜群に良く

ボーカルが 綺麗 としか言いようがない 美声

アンプはアキュだったかマッキンだったか(忘れた)、SACDはエソのハイエンド品でした

ハイエンドのツルピカ系は苦手なワタクシでありますが

このイタリアの匠の音とデザインには脱帽致しました。



こういうのを使って部屋にモノを置かない生活は理想かもしれません(爆)

これはいいなあと思いましたが値段もなかなか凄く高級

それとちょっとステージが小さく、音像が小さめで、また一つ一つの音が少々綺麗すぎるかな・・・・ などと 超美声を聴きながら 勝手なことを考えておりました。

まだまだ若気の至り・・・・ この音世界まで成熟していない未熟なワタクシなのでアリマス(涙)


ビンテージにも、最新の製品にも 匠の技が光るのは やはりスピーカーならでは の世界です。

こういった、たいそう魅力的な製品がある 

やっぱり オーディオはなかなかイイ趣味かもしれません。

2012年1月9日月曜日

太陽熱温水器の蓄熱効果

今年もどうぞ宜しくお願い申しあげます。

昨年は大変な一年でしたが・・・・
今年こそは平穏な一年になりますよう
(というか激動の中にありながらできるだけ安定した年になりますようにと言うべきでしょうか? 汗)

昨年から 引き続き 省エネ+音響(趣味)の話題中心に続けたいと思います。

さて、
今回の連休中に外出することになり、サナース君を満水状態にしてから2泊の旅に出まして
先ほど帰ってきました。

注水時の朝の水温4度
早朝からの日照で外出時の水温9時に7度ぐらいを確認して、そのままにしておきました。

サナース君は都合3日間、せっせと太陽光を集めたことになります。
もちろん夜間は厳しい冷え込みがあったハズです。

帰宅時に水温をチェックすると なんと

74度もありました!

ということは サナース君は冬でも 結構蓄熱できるということのようです。

我が家のサナース君は反射板改造(100均のアルミレジャーシートを真空管の背面に張っているだけです)
してますが 

とにかくサナース君の保温性能が高いからでしょう。

そういえば我が家は毎日風呂に入りますので これまで蓄熱テストはしてきませんでした。

今回の74度は、冬型の気圧配置+太平洋側3日快晴続き、さらに今日は真冬にしては比較的温暖な日であったのも影響していると思います。

とは言え、冬場に太陽熱温水器から70度以上の湯が出てくるというのは驚異的かもしれません。

快晴続きであれば、隔日に入浴するご家庭であれば冬場でもあまり追い炊きは必要ない かもしれません。