2014年6月9日月曜日

15インチフルレンジの使い方

もはや化石というか、15インチなどのビンテージのユニットは活躍の場を失いつつあるのではないかと危惧しております。

秋葉原のオーディオショップもめっきり減って、特にメジャーではないブランドのビンテージは風前の灯火となりつつあるようです。

タンノイとJBLは人気があり、別格なのかもしれないですが、それ以外はあまり話題になりにくく、アルティックも業務用でしたのでやや引きは弱いですな・・・・


逆にコアなマニア御用達のウエスタンなどは神格化していて恐ろしい値段になっている。

ワタクシ的には15インチはきっちりと抑えるべきアイテムだと今も感じております。

なぜなら黄金期の15インチはスピーカーとしての一つの回答と申しましょうか、究極の世界を打ち出す音響装置 ユニットだからです。

最良のコンディションの15インチを良質な球のアンプでドライブし、ソースを96k24ビットの非圧縮音源などにすると凄まじい世界が広がる。

大音量でなくても、中から小音量でも圧倒的なパフォーマンスを発揮する。

音の変換効率が高く、また当時の物量投ユニットの筋金入りの音質がさく裂するため
ハイスピードで抜けが良く 乗りが良いのだ。

特にボーカルの抜けと厚みとゆとりは感動的である。

近年の小口径ユニットではどうしても出せない何かがあることに気づく。

とはいっても手がかかるし手間もかかる。
入手は困難 今後どれだけ続くのかわからないが
声の音質に敏感な人にはぜひ体験していただきたい世界であります。

アルティックの605 604E ツルーソニックの206AXがお勧めであります。

15インチのスピーカーが入らないご家庭では、JBLのEシリーズの25センチフルレンジ辺りがお勧めである・・・・・

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