2010年10月19日火曜日

黄昏のオーディオ街道を楽しむ 1

このところ オーディオに関して凄くワクワクすることは少なくなっております。(涙)

理由は簡単・・・・・
音楽性が高く、高音質なミュージックソースが不足しているのである。

真剣に再生したいと思わせる対象がないと、オーディオでワクワクするのは難しい。(泣き)


今日音質改善にもっとも効果的な方法は、ハイビットの高音質音源を再生であることは間違いない。

96kHz 24bitでも、CDと比べたら別次元だ。

しかもSACDと違って、デジタル信号を直接取り出して、デジチャンに入力することができるし、

PCMだから、彫りの深く骨格のあるダイナミックな音が簡単に得られる。


しかし、ハイビットの高音質なソースはもの凄く少ないのが現実だ・・・・大泣き。


高音質音源不足の最大の原因は、オンラインの音楽サービスによる圧縮音源の席巻と 携帯向けの音作りだと思われる。

もはや、本格的なオーディオ機器で聴いている人はごく少数派なのだ。(涙)

昔からレコーディングスタジオのモニタールームには、ラジカセやラジオでの再生を想定して、NS10やオーラトーンなどの小型のブックシェルフが置かれており、それでチェックしていたらしいが・・・・・今は

携帯電話で調整する必要があるらしい。(涙) 

超小型ピエゾのフルレンジだ!

時代の趨勢は音質低下の方向に向いていると思われる。





オーディオファイル向けに、高音質音源の音楽配信もあることはあるが・・・・・残念ながら メジャーなレーベルはほとんど対応していない。

(オーディオメーカーは、この状況下でよく頑張っておられると思います。涙)


完全に後ろ向きになって、アナログレコードのオリジナル盤再生に浸るなどの麻薬的な世界もあることはあるのだが-- 当然新譜は出ない訳で・・・・・ 爆

しかも、オリジナルのレコードは、とてもじゃないが買えない価格にまで高騰してしまっている。
(大泣き)金銭感覚が限りなく麻痺しない限り入手は出来そうもない。





オーディオファイルの最大の失望はSACD の完全な失速である・・・・泣き
もはや新譜はほとんど期待できない(定番な音源の再版や、マイナーレーベルでの存続に期待するしかない)

新素材の高音質CDは確かにイイケドも(96/24やSACDと比べてしまうと・・・・)やはりそれなりという感じだ 既にCDで持っていたら、改めて買い直すほどかと言われると 微妙・・・・

それでもネット配信の非可逆圧縮音源と比べると、CDは圧倒的な高音質だから、

オーディオファイル向けに高音質なCDが今もリリースされていること自体を

むしろ喜ぶべきなのだ。(涙)



しかし、これからは、

いかに悪い音源を楽しむか?

という逆転の発想が オーディオに求められるのではないかなと思う。(*_*) 笑


興味深いことに、ネット上にはモノラルの、低音質の音源がむしろ急激に増えているノダ・・・・。

0 件のコメント: