2016年5月15日日曜日

久しぶりに火を入れてみる・・・

しばらく更新しておりませんでした・・・ 汗

あまりにも仕事が忙しく、趣味の時間よりも睡眠を優先しておりまして。
爆睡や寝落ちなしには生きられないような状況になっておりました 汗

レコード店にも行けず、アマゾンの徘徊すらできず ストレスはマックスに
さすがに気分が滅入ってしまい、久しぶりに気分転換にCDを買い(オワコンですな)
我が家のオーディオシステムに向かいました。

中断しておりましたが、仕事の中でSRやPAを使うようなイベント物があったり、ウエブ配信のコンテンツを作る必要があったりで、映像と音に関するプロの皆様と交流していたので、オーディオから離れた訳ではありません!(爆)

とはいえ、最近のイベントのSRの様子を舞台の裏や表からいろいろ体験できて、なかなか興味深かったです。予算や規模感、短期のイベント 会場の頻繁な移動など 出張設置撤収のサイクルが基本の今日のSRシステムなので、基本的に可搬性が求められ、軽薄短小ほど良いのですが、会場の興奮を煽るには(爆)大音量、重低音、ボーカルの浸透力、音飛びなどを重視した、各種制約の影響を受けても、最大限のパフォーマンスをひねり出す辺りにプロの匠を感じたのであります。

で、イベント+仕事の嵐が去って、ほんの少し落ち着いた?ので自室でオーディオを聞いてみて・・・・ あれまあ の出来事がございました。

中域の299ドライバーの駆動を担当するVT52 アンプの火を久しぶりに入れると、バシッという音とともに青白い光が水銀整流管の中で光り、やな予感がする 音が出ない・・・・汗
やばいな、と思ってチェックするとパイロットランプも消灯して、過大電流によるフューズ切れと分かった。出力管が破損したかと思った 大汗 フューズを交換して音が出て安堵

あらためて我が家のシステムを半年ぶり(爆)に稼働して聞いてみた・・・
イベント用の最新のSRシステム(比較的高価な構成)を最良の客席で聞くよりも、明らかに良い音ですな・・・・実感

なんか潤いがあって、切れもあって、音飛びも良くて、ボーカルの肉声感もあって、
各楽器の実態感もあるし、なにより低域の質が全然違う。軽くて明瞭で抜けが良い

おそらくその理由は
最近のSR用の基本である、ミッドの(フルレンジ+ツイーター)のアレー状のスピーカーでは
往年のコンプレッションドライバー+大型ホーンのようなトランジェント、能率、音離れは出せないようです。
さらに最近のSR用の低音増強用ウーファーボックス(15−18インチ)では
オーディオ黄金期の15インチユニットの磁気回路、ゆとりあるボックス、最適化されたバスレフによる真に抜けの良い、音飛びの良い良質な低音を出すのは困難である・・・・ということなのではないかなと、改めて感じた次第でアリマス。

最新型SRシステムは可搬性とコスト抑制のためスピーカーの構成が、ローコスト+単純化しております。これをなんとか支えているのが高効率なデジタルアンプや大出力アンプの存在、高品質+高機能なデジタル音響調整機器群なのですが、最後の音の出力部であるスピーカーの性能限界の低下により、音圧や迫力は稼げても、音質的には???となっているのが現在のSRの世界かな・・・と思いました。

逆に、最新のデジタル調整機器群や高性能アンプでドライブする往年の名器の音は高品質かつ鮮烈な音であることが再認識されます。きちんと設計され、コストと技術を惜しみなく投入した黄金期のオーディオ機器を改めて聞くと、なるほどたいしたものであるな・・・ということを再認識したのであります。





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