2008年11月16日日曜日

Walsh driver


荷造りヒモでコーンを吊ってる辺りが涙・・・・であるが、不思議に良い音だ!(爆)

今回のOhm Fは良い意味でショッキングな出来事であった。

ワタクシの夢、当面の目標としては、 まあごく普通に売られているような、お気に入りのCDが 音響の良い小ホールの最も良い席(やや前の方)でベストコンディションでコンサートをじっくりと楽しめたとき・・・のライブ演奏の感じ・・・・・・を我が家で・・・・・ といった欲張りな願望であった。

Ohm Fは、管弦楽独奏または室内楽に関して言えば ライブ感を含めてほどほどのクオリティーで収録されたアルバムであれば・・・・・

まさに文句無し!のリアルサウンドを

いとも易々とホログラフィックに、ポッカリと目の前に浮かび上がらせた。

のけぞり・・・のサウンドである。

特にアムクロンで駆動してパワーをぶち込んだ場合は、

この手の音場型スピーカーでお決まりの、希薄で力のない音とは決定的に違って、 例外的にもの凄く力のある、ナマに近い、打撃性のある音である。

しかも繊細に切れ込んで、浸みるような高域もあり・・・・で、 特にホールトーンは文句の付けようがない。

勿論万能スピーカーではなく オンマイク、スタジオ録音マルチモノ、エコー付加の、バンゲルダーサウンドみたいなアルバムは  Ohm Fでは悪くはないが、特に良くもなく、 特にベースなどはカナリショボイ感じの音で、トランペットはよいが、サックスは今ひとつ締まらない。


こういう正当派のマルチモノ録音(笑)は、Tru-sonic 206+299+3815Aなどの、ホーンシステムの方が、 マッシブな音塊を直線的に放射してくるので、特にジャズのアルバムなどは非常にジューシーな旨味が乗ってまことによろしい。

一方、ホールトーンが殆ど記録されていないような、やや音場感の欠ける録音のクラッシックのアルバム(○ラモフォンとかで時々ガッカリするあれ・・・・)では、

プレナー型のリボンシステムやコンデンサー式のESLが良く、前後に放射される音が反響して適度なライブ感を作り出し、ホログラフィックな音像を浮かび上がらせてくれるので、これもまた悦楽気分で・・・・・録音の善し悪しを乗り越えてごきげんな世界である。

今気に入っているスピーカー群は、雑誌にも、ウエブにも殆ど登場してこないカナリ怪しげなゲテモノばかりだが、実際に使ってみて初めて、これは!と思えるスピーカーがまだまだあることは嬉しい限りである。

とっても高級な試聴室に置かれている、先生や雑誌や店員さんの褒め称えているところの、有名なスピーカー群も、もちろんしっかりと鳴らせばどれもこれもが素晴らしいのであるが・・・・・・・

一発ブチ切れて、常軌を逸脱したようなモンスター達の音と比較すると、やや優等生的で、どこか一線を越えられないもどかしいような感じがするのである。

お気に入りのモンスターユニット達は、説得力のある世界、カラーを持っている。
ライブさながらの、打撃音や、抜群の音離れ、際だった音場感などを、さりげなく響かせ、聞く者を呻らせる。


とまあ、屁理屈はさておき、やはりソース、アルバムに合わせて、特徴ある美味しいスピーカーを選択して鳴らし込むのが吉であるということを、まざまざと見せつけられた(聴かせられた)Ohm F初体験であった。


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