2009年11月2日月曜日

秋は管球アンプの季節

温暖化の影響か 暖かい日が続くことが多いようだが 都心もようやく秋らしくなってきた。

というか、いきなり温暖な冬へシフト って感じでしょうか。

いずれにせよ、部屋の温度も下がっているので

暖をとる ために 管球アンプはベストな時期であります。(笑)

夏にエアコンガンガンに入れて管球アンプで聴くのはなんとなく気が引けるが

この季節なら、ヒーター代わりで省エネだ 爆

熱量の多いのは大型三極管を使ったアンプで

我が家には211シングルがありますが、夏場これに灯を入れると大変な散熱でノックアウトされるが

今はちょうど良い感じである。

トリタンフィラメントの明るい光がナカナカ風情があって宜しい。

音的には高域に独特のキャラクターがあって、これが好きか否かで評価は分かれると思う。

私的にはこのきらめきがソフトに合う場合は良く、合わない場合は・・・・・・ 泣き

万能ではないが、好きなアンプである。

イコライジングでこの高域のキャラを調整してみたときもあるのだが

このキャラクターを押さえ込むと、なんだかぼやけた音になって、折角の大型三極管シングルを使っている意味がない感じなのだ。(涙・・・・・)


やはり、それなりに張りのある音で、キラキラ(ギラギラ?)させながら鳴らした方が 211シングルらしい 感じである 笑

ただ、あまりにキャラが強すぎると、一気に安っぽい きんきら どんしゃり になるので そのへんは
節度ある調整が必要となる・・・・・・(爆)

歪みが気にならない程度に、ドライバー段の玉を交換してそれなりに音調を整える使い方が良い。

ドライバー段の球交換は簡単で音の変化もかなりのものなので(特に高域のバランスや厚味)

いじり甲斐がある(笑)

特性も大きく変わるらしい。(測定はしていないけど、なんとなく歪み感でマッチングは分かる)

本当はひっくり返して回路を調整したり、コンデンサーを変更したりする方がもっと深くつきあえるのであろうが

そうなると音楽を楽しんでいる暇が無くなる・・・・大泣き

211は高圧なので結構危険 ってのも 心理的なバリアとして アリマス。(笑)

球のアンプは大ベテラン様のコアな世界でありますが、

ワタクシのような初心者でも回路図を眺めたり、互換球をチェックしたり、手軽にそれなりに楽しめるのが良いトコロ。

ちなみに欧米では管球アンプの人気が加熱していて、(やや音が締まりすぎな)最近のハイエンドコンパクトのユーザーの多くは ガレージメーカー製を含め 球のアンプでドライブしている人が結構多いらしい 
しなやかさがハッキリ違うので 人気なのでありますな。

ソリッドステートの美麗なアンプに行くか、球のアンプで自分好みを探すか は好き好きだけど

ワタクシ的には後者を選ぶ ・・・・・ 予算的にソリッドステートで完璧な好みの音を探し始めたら
破産しちまいますナ・・・・家から確実に追い出されますんで・・・・・・・爆 

(高いの買って 下取りして また高いの買って また下取りって・・・・・ インポーターとショップとメーカー様の一番美味しいスキームであります・・・・・・でも今は景気良くないし これから どうなるのやら)

いずれにせよ球のアンプを使っている おもしろさで ソースとの相性を探り出すとかなり深い。

中古球ならそんなに高くもなく、失敗しても笑って済ませる範囲 
(ビンテージ球は高杉・・・だけど)

ケーブルやアクセサリーのドロ沼と比べたらはるかに楽しい世界。

 秋の夜長には 結構 はまる 楽しみである。




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