2015年8月13日木曜日

Sony α7 の 渋い使い方 FOTGA EFマウントアダプタ 電子接点付

今更ですがSony α7 の使い方です。

フルサイズ一眼にしてはとても薄く軽く、オールドレンズのほとんどが付いてしまうというとてもありがたい機種であります。IIが出てさらに値段がこなれてきたので思い切って導入してしまいました。(といっても中古ですが)

α7はセンサが自社製、後段の画像処理エンジンも熟成されてきたのか、Jpeg出力でも非常にすばらしい階調が得られます。2400万画素の普通のα7はバランスが良く通常の使用環境では(たとえば真っ暗闇などを除けば・・)とても良いです。Rは軽いボディーな割には高画素なので手ぶれが目立ちやすく、オールドレンズの粗が目に付きます。 Sはサイレントシャッターが魅力的ですが画素数が若干不足気味で・・・ やはり中間の新型IIか、地味なα7(無印)は良いです。 RIIは良さそうですがとても高いですね。

オールドレンズの母艦としてはこれ以上ない感じです。見やすいファインダー 使いやすいダイヤル群、違和感のないインタフェース Wifi接続などなど ライカ使いの方々もかなりα7を愛用されているとの噂も納得できます。

 α7を使っていると、普通フルサイズを持ち出せないようなシーンでも手軽に持って行けるので、使用頻度が自然に増えてきます。そうなるとどうしてもAFレンズが欲しくなってきてしまいます。

α7の泣き所はフルサイズの事実上新規格となるEFマウントとなり、レンズの選択肢が少ないことです。またEレンズの手ぶれ防止OSSが使えないこと、そのためIIでボディー内手ぶれ防止式に戻っている状況で、EレンズのOSSがまったく生かせない。また純正ツアイスのFEレンズは高くて、おいそれとは買ええません(涙)。
 特に小型軽量、低価格で高性能な F2−2.8辺りの単焦点レンズとか 高性能サードパーディーズームが少ない(あっても APS-Cや手ぶれ防止の制約が多い)のは痛い。

 注目したのが、FOTGA製 EFマウントアダプタ 電子接点付 であります。
メタボーンズのEFマウントアダプタ 電子接点付は有名で、これが出たのでキャノンEFレンズが使えるようになり、キャノン使いのプロがα7を結構導入しているとの噂があります。
 ただしメタボーンズは結構高い(アマには高杉・・・涙)

 そこでFOTGA製 EFマウントアダプタ 電子接点付 であります。FOTGAは香港のあたりのメーカー(ショップ系?)なのかebayで良く見かけるのですが国内にはあまり流通していません。ここの金属製アダプタは激安の割には使えるので愛用しておりました。このFOTGAからαE キャノンEFマウントアダプタ 電子接点付 が出たのでどんなものか怖々ポチッとしてしまいました。

 1-2週間で届いた(安いアダプタだと格安航空便になるのか1ヶ月以上かかることもありドキドキですが、今回は早く来た)ものをおそるおそる開封すると プラスチック製のとても軽いアダプタが出てきました。軽いですが物としては割とちゃんとしている感じで マウントキャップが前後に付いていました(格安金属製アダプタは付いていないのが普通)

ボディーに付けて怖々テストしてみましたが問題なく動作します(汗)

どうもメタボーンズのROMのフルコピー(最新ではないが、ある程度バージョンが上がった後の?)との噂があり(大汗)、AF,絞り、ISとも、本家と近い動きをしているようです。相性問題も本家の情報が役に立ちます(爆)

手持ちにキャノンのEFレンズがなかった(爆)なので借りてテストしました(汗)ところ、USM
とSTMのレンズは動くようですし、純正のISも動くようです。

たとえば格安なEF28-90mmV などのUSMの小型ズームのAFがぐりっと動くのは新鮮な感じがします。

 AFのスピードは遅くだいたい1秒ぐらい(爆)かかるので(大泣き)動く物には全く無力ですが、
AFモードを中央1点モード シングルAFにすれば、ピント精度自体は良い感じです。

 AF動作については動画も出ていますが、一端フォーカスをずらしてからゆっくり戻して最期にピッと合う感じで、大昔のジーコージーコーしていた一眼AFが若干良くなった頃の感じ(?)で、動体メインの方や、せっかちな方には向かないと思います。

 一方、静物や風景では充分な精度があり、しかもISも効くので、遠視でピント合わせの辛くなってきたワタクシには大いに役立っております。

 試した中では、タムロンの新しい方の70-300望遠ズーム(手ぶれ防止付)は良い感じで手ぶれ防止が効いて使える感じでした。(安い方の手ぶれ防止なしは動作が不安定でした)


FOTGAには一点大泣きな弱点がありまして、逆光にとても弱いというのがあります。レンズアダプタの光路のクリアランスがギリギリで、安めな灰色のプラを使っているので、古いフィルム時代の後玉のでかいレンズでは盛大なハレが生じて画面が真っ白になってしまいます。(安いからしょうがないですね)ハレないように、レンズフードをするか、アダプタ内部の反射防止対策が必要になりそうな感じです。

 しかしながら、α7にいろいろなレンスが使えるのはとても(精神的にも)ありがたく、更にα7の使用頻度が増しそうな感じです。




3 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

シンパパ様

いつも楽しく拝見&参考にさせていただいております。

シンパパ様の影響でどうしてもTRUSONIC 206が欲しくなり1本購入してしまいました。

もう1本欲しいところです。

そこで質問させていただきたいのですが
購入は206AXA初期型(ビスコロイドなし)で
現在ヤフオクに出ている後期型(ビスコロイドあり)を
購入して調整して(ダンプ剤塗布等)ペアに出来ないものかと目論んでおります。

この考えはありでしょうか?
参考までに教えて欲しいです

ちなみに、そろそろ家を建てようとしてまして
太陽熱温水器導入を考えています。
なのでTRUSONIC以外も参考にさせていただいてます。

よろしくお願い致します。


シンパパ さんのコメント...

福田様

ご質問ありがとうございます。
AXAの初期型と後期型はそれほど差がない感じでした。おそらくビスコロイドを多量に塗っていないためと思われます。206は古い物ですので購入直後は個体差による音の差が結構あり、特にメンテされていない高域のドライバーの音に差が感じられるケースが多かったです。低域のボイスコイルも中心がずれている個体や、ダンパーがへたっているケースが多く、その辺のメンテナンスをすると左右バランスしてステレオで聴けるようになる場合が多かったです。

太陽熱温水器は太陽光発電よりもおすすめできます。ガス代が減るので本当のエコを実感できます。もう少し湯量が多いと足し湯ができるので完璧ですね。

Unknown さんのコメント...

シンパパ様

お返事有難うございましす。

今回のTRUSONICは実物をみたら一本目と見た目から違い
人の手が入っているようなので辞めました。
縁があればいずれまた巡り会うでしょうし

今は浮いたお金でターンテーブルを買ってしまいアームやフォノイコをどうしようか物色中です。

家ですがサナースとソーラーこはるびを検討中です。
どうもパッシブソーラーには惹かれますがアクティブソーラーには惹かれないんですよね

あとちなみに私もVT52は好きです。
私の場合はWEが好きですが・・・

今はPPを計画中です。

今後共宜しくお願い致します。