2008年4月20日日曜日

Tru-sonic 206AX レストア2




破損したエッジをセルロース系ボンドで補修し、リコーンキットの手順同様に、何とか組み付けることが出来た。



最終的にインピーダンスは約34Ωとなった



音出し。ボイスコイルの擦れもなく、カラッとした、スムーズな音が出た。感激である







AXとAXAではコーン紙が異なる。AXはフィックスドエッジ、AXAでは初期がフィックスドエッジ、後期はフィックスドエッジ上にビスコロイド?塗布と大きな違いがある。

その他ビスコロイドを塗布したクロスエッジらしいAXAを見たことがあるのだが、これは補修の際にエッジ交換したのだろうか、あるいは最後期のオリジナルなのかは不明。

またコーン紙がAXAの後期ではやや強靱なものに変更されているようだ。

さらに外観上の大きな違いとして、AXAはホーンに合わせて切り欠けを付けたセンタードームが追加されている。

音の印象も若干異なる。低音の深み、解像度はAXA後期、パルシブな音の立ち上がり、ボーカルの繊細さはAXにやや分があるようだ。

また、黒い箱に入ったネットワークもAXAではアッテネーターが付き、内部も大幅に変更されているようである。(ネットワークボックスの蓋を開けると、中はタールで封印されているため、回路の中までは確認できていない。)

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