2008年4月20日日曜日

Tru-sonic 206AX レストア

重い腰を上げて、ようやくTru-sonic 206AXのレストアに着手。

本機は特殊なハイインピーダンス(500Ω)仕様である。この高インピーダンスを、通常のアンプでもドライブ可能な実用域まで下げたい。

当初は、ボイスコイルの交換を検討したが、音がまるっきり変わってしまうからやめた方がよいとの意見が多数。また交換用の2インチボイスコイルは入手困難。

そこで、ボイスコイルの途中にタップを立て、短縮することでインピーダンスを低下させることを考えた。当然大電流となるため、ボイスコイル断線の可能性も出るわけだが、強力な磁気回路を持ち、100db前後という高い能率があるため、実用域での電流量は上がらないと判断。


最初16Ωを考えたが、2センチほどのロングボイスコイルの幅1/3程度にしか達しないため、32Ω 2/3幅とした。


206AXの磁気回路は、ロングボイスコイル、ショートヨークのデザインなのだが、ヨーク幅は約1cmもあった。


劣化したコーン紙のエッジを破壊しないように慎重に剥がし、コーンを分離した。この作業はかなり難航した。剥がすとボロボロと片縁が崩れてしまう。

フィックスドエッジの初期型AXのコーン紙。ホーレー製と言われるが、現在は極めて入手が難しい。



シリアル番号が見える 頂角がかなり深いコーンだ。





フレーム内部。ボイスコイル径は2インチである。4インチ径が標準のJBLのユニットと比し、ボイスコイルはかなり小さい。




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