2009年3月14日土曜日

荒庸子 日本の女性チェリスト


つい先日、サントリーホールのリサイタルへ

そこで念願の(笑) 荒庸子さんの演奏を聴くことが出来た(感泣)

噂通り、大変素晴らしい演奏で 感激した

8人の女性チェリストによる演奏会で

小ホールがチェロの豊かな響きで満たされて、至福の時を過ごすことができた。



荒さんもそうなのだが、

日本の演奏家の方々のレベルは世界的にみても非常~に高いとあらためて感じる
(ワタクシみたいなのが言うのもナンですが・・・・)

技巧、芸術性、品位、大変な水準で

特に気品があるというか、柔らかく

しかも格調高い響きで

安心して聴くことができる。

楽曲の美しさがストレートに伝わる。


以前はチェロのアルバムでは洋モノの有名どころを聴きまくっていたのだが・・・・

最近は、キャラの濃い演奏家のアルバムは聴くのが辛くなってきた 


例えばバイオリンでは最近はヒラリーハーンを聴くことが多い。

技巧がすばらしく、非常に洗練されていて
楽曲に忠実でその美しさをストレートに表現するところに魅せられている。
さらっとした感じが良いのだ。


一方、譜面以上に個性が目立つようは演奏は、なんだかチョットイヤになっているのだ。

そういえば、ハーン以外はほとんど聴かなくなっている(泣き)

個性的な演奏を聴くのだったら、ジャズのアルバムは個性そのものなので・・・そっちを聴いてしまうノダ(爆)



チェロに関しては 個人的に 荒さんの演奏に惹かれるのだが、

入手できるアルバムがこの一枚しかない(大泣き・・・・・)

しかもコンサートも少ないみたいなので・・・・・(泣き)


荒庸子 Plays 思い出の映画館 太陽がいっぱい



曲目が 映画音楽のオムニバスって・・・・ところが 悲しいです (チョット) が・・・・

録音は非常に良好で、ピアノ伴奏とチェロの響きがホールに浸透する様子が実に良く収録されている。

チェロの音も非常にクリアーに、立体的に収録されている。

我が家ではSACDプレーヤーによるオーバーサンプリング VT-52 ロフチンホワイトアンプ フォスのオールリボンシステム で聴いているのだが

コンサートを思い起こさせるような、リアルな音像が眼前に浮かんで、

ホールの空間や天井に舞い上がる音に癒される。

ナカナカにお勧めのアルバムである。

4曲目の後半に バッハの無伴奏チェロの冒頭が入っているのだが これが素晴らしい。

しかし・・・・一瞬で終わってしまうのだ・・・・大泣き

荒さんのバッハの無伴奏チェロ全曲を いつか聴いてみたい

1 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

荒 庸子オフィシャルサイトが立ち上がったのでご紹介します。
http://www.yokoara.com/

3月16日に銀座王子ホールにてリサイタルも開催されます。

是非ご来場下さい。

荒 隆文