2009年3月3日火曜日

Fostexのミッドバスの快感

フォステクスのミッドバス




150Hzぐらいまで楽に伸びる。

リボン型、プッシュプルで、磁気回路が非常に巧妙な設計で、音の歪みが極めて少ない。

振動板重量に比して磁気回路、フレームは強固

繊細な音からダイナミックな音まで

極めてスムーズに再生する。

透明感が高く、音量を絞っても音が痩せない。

抜群の抜けの良さと音離れの良さ。




ダイナミック型の力強さがあって

しかも、コンデンサー型に近いタッチの高解像度で歪み感極小の低音が出る。

ベテランの方々はミッドバスに苦心して納得のゆく解決策を模索され、

その解決策が巨大なバスホーンになる場合もあれば

強力な磁気回路を背負った、中口径ウーファーのアレイになる場合もあるし

軽量コーンの15インチユニットにショートホーンを付けたり、巨大密閉箱が良いという場合もある

JBLやフォスのバックロードホーンもまた、考えてみればミッドバスの解決法の一つであろう。



ミッドバス問題はナカナカに通好みの領域なので、 どれが正しいというものではなく、

ハッキリ言って人それぞれの音の好みの問題で  ・・・・笑

スペースファクターと位相の正確さ、歪み感のなさに関しては
このフォステクスのユニットは抜きんでたパフォーマンスを示す。

唯一の欠点は、深くえぐるようなストローク感のある低音が出にくいこと。

良質のウーファーユニットによる適度な最低域のアシストと

管球式アンプとの意外なほどのマッチングの良さを利用することで

充分にその欠点がカバーできることが判った

(これが判るまでに、なんと10年以上も費やしてしまった・・・・・大泣き)




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