2009年1月8日木曜日

Pentax SP

Pentax SP





再び写真ネタで・・・

ジャンク棚から2000円(ボディーのみ)で救い上げてきて、レストアした一台

レンズは以前入手したもの。タクマー55mm F1.4
これはトリウムガラス使用の放射能レンズである。
後玉からかなり放射線が出ているらしい(恐怖・・・)

しかし、このレンズ、現在では使用できない素材を、ふんだんに使用しているだけあって、さすがに写りは良い(笑)

この手のガラス材は大戦中、敵地の航空写真を撮影する、高解像度レンズのために開発されたという噂も・・・・ 解像度命デアル・・・・ 従って切れが良い訳である。  笑

銘レンズにはトリウムガラス採用品があり
有名なハッセル用の初期のエクターや 一時期ライカのごく一部のレンズに、また
ペンタコン6のフレクトゴン50MMなどに使われていたらしい

このタクマーもシリアル番号から確認したところ
立派な放射能レンズで 放射線のためにレンズが かなり黄変しているが

きりりとした、にじみのない、シャープな像を結ぶ

しかも極めてオーソドックスな光学設計で作られているので、とても自然な絵である。

SPのボディーもペンタックスらしい柔和でコンパクトな作りで

黒のペイントも割と分厚く、適度な光沢があって、ナカナカ高級感がある。

ゴム引き布膜 シャッター音も軽快で
なかなか心地よい動作である。

特に低速シャッターのダンパー音は素敵だ。

コンシューマー機として 画期的なセールスを記録したという ことで
SPは中古市場であまりにもありふれた機種であり、マニア受けする機器ではないが、



放射能レンズ付きのこれは・・・・侮れない実力。 隠れ名機である。 (笑)

レンズだけをK100D等のデジタルのボディーに付けてテストすると、放射線レンズの実力が(さりげに・・・・凄い)良く判る。

マニアっぽく無く、全く嫌みがない、しかし、分かる人には分かる・・。

しかも究極の55mm

標準でいい作品撮るって、実はハードル高い・・・・・本当の眼力が必要デアル(涙)

このカメラを使うこと自体、なかなかスリリングであり、非常に面白いアイテム・・・・デアル。

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