2009年8月25日火曜日

Altec 604E 編 続き

Altec 604E を 梱包箱に押し込んで 90cm程の箱の上に乗っけて

軸をやや上方に(10度ぐらいか) 内向き15度ぐらいにセッティング

リスニングポジションの頭上1m弱のところに軸が結ぶ感じでセット。

ユニットの空間位置は部屋の天井高までのだいたい中央

で、結構鳴ります。 軸上正面を外したので、高域のビームの影響なく

部屋全体に音が浸透拡散して いい雰囲気。

リッチな低音で快適な206AXAのバスブーストをあえてオフにして、604E単独で試聴してみた。

低音不足だが、まったく鳴っていない訳ではなく

ベースやバスドラも聞き取れる さすが15インチ

このセッティングで聞くなら、同軸ホーンに突っ込んだ不織布もいらないので撤去。

ややハイ上がりだが、高分解能、ハイスピードで とても604の音とは思えない。

ハイエンドとは言わないが(涙)、割とそれに近い(笑)美麗で繊細な、非常に浸透力のある音。

シビアに反応するので、コーン紙とボイスコイルのセンタリングをやり直した。

透明度も音場感も、力感もあり、さらにどこまでも音量を上げられる底なしの馬力感

このトルクのある馬力感は小口径ユニットでは出せない凄み?(爆)

モンスターユニットを徹底的に弄ると、かなり 今風の音 が出ることが分かった。(涙)

考えてみれば、ハイエンド製品に入っている、最新の超高級小口径ユニットも、特別な設計と言うよりは

従来技術線上にコストと時間を惜しまず手を入れて それなりの気品ある音色に仕上げている少量生産のものであって

まったく特別な設計を駆使している製品という訳ではないので
(むしろ国産のフォスのユニットの方がさりげなく最新技術が入っていたりする)

取り組むべきユニットさえ誤らなければ(笑)ビンテージ物であっても かなりの音色が出せるということが
分かった。  

ま、多少の荒れは残るけれど..... 管球アンプとソースでなんとかなる範囲か。

特に604の持ち味のボーカルは、抜群の鳴りっぷりである。

じゃじゃ馬の604が 単純な対策で これだけ スムーズ 透明 ハイスピード 繊細+底知れぬパワー感を秘めて 鳴ってくれるとは

特にフルレンジ好き には たまらない感じだ (涙)

内心ウハウハでアル・・・・・笑

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