2011年11月18日金曜日

音楽再生のハイファイ4

音楽再生のハイファイの続きの話です。
59800円戦争を機に日本のオーディオ製品の衰退がジワジワと始まったような気がするのです。(涙)

あの後で皆が振り向くような大ヒットのオーディオ製品が生まれたかというと、
あまり思い浮かぶものがないのです。(涙)

どちらかというと、iPodになってしまうのかもしれません。涙

一方、海外製品の躍進も始まりました。(涙)


最近○VCと○ンウッドの経営統合とリストラの記事を読みました。
Hpを見ると ○VCのスピーカー部門がなくなっていました。(号泣涙)
なんだかとても寂しいラインナップになっていました。
こういうのが今流の経営戦略なのでしょうか?
(多くの方が会社を去られたのかもしれません。)

あの名門の本格オーディオコンポーネント部門もなくなってしまったのですね。(涙)

そういえば
598戦争の主力プレーヤーが本格オーディオから軒並み撤退しているようです。

その割りにはきちんとした分析や反省がないような気がします。(涙)


原因は
音楽のハイファイに関して

進む方向性というか、基軸がなかったような気がするのです。

海外製品(欧米)はいろいろと個性的ですけど
音楽再生はそれなりに外さないよう心がけているような気もするのです。(例外もありますが)

日本製品もやや淡泊ながら(これは本性ですね 汗)
きちんと音楽再生の検証とチューニングをしている製品なら、それなりのなりかたをする筈なのです。

でもそうではなかった。
エンジニアが頑張って作っているのは確かでも
全体のバランスを調整して、客観的にじっくりと
音色を整えている暇がなかったような気がするのです。(涙)

決定的だったのは 箱の容積が全然足りていませんでした。

その点をズバリ指摘する声も小さかったというか なかったのかもしれません
(1000Mに習え・・・ 恐るべし)

またネットワークの調整も今一つだったのです。
コストダウンのしわ寄せを最も受けたのがネットワーク素子でした。

さらに30cmウーハーはとても微妙で、もともと扱いの難しい口径であったのも、悲劇的でした。

しかしそれらの多くの問題点をズバリ明確に指摘して、見違えるように改良させるような指導をするエライ先生はいませんでした。(涙)

一方、ご自身の装置はそれらとは違う立派なものをキチンと調整しておられるようでした・・・

重さを量ったり、F特を表示したりというのもありましたが
肝心の音色に関しては、叙情的かつ主観的かつあいまいな(記事)で

漠としておりました。

とにかくあのころ繰り返し明確に記述されていたのは
○ー○レビンソンのプリとA級アンプは別格とか
434○は格別の迫力とか
○○1000Mのスピード感は抜群とか・・・

で、それら製品が目標であって

それに追いつけ追い越せ 最新技術と物量で・・・

というのが 当時の製品の抗しがたい流れであったように思われます。涙

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