あの当時は、技術的に正しければ成功するはずだ、といった、
割りと単純明快な思想に日本中が酔っていた可能性があります。(涙)
科学技術の輝き、先端技術そのものに未来を感じている時代でした。
それはもちろん正しいですけれども、それだけでもなかったような気がするのです。
アンプやCDプレーヤーでしたら、例えば測定値は真理かもしれないですが。
ところがスピーカーは生き物のようにまか不可思議なコンポーネントなのです。
形容しがたい、音色というものがあるのです。
測定値では掴みかねる、不可思議な尺度が確かに。(涙)
そのへんの重要性を認識していた人は、特に製造メーカーでは割合と少数派だったのかもしれません。
さらに、アドバイスする立場の センセイ方も、売るショップも・・・・汗
チューニングに関して助言を求めても
コメントは一定していなかったと思われるのです。汗
当時のスピーカーはデジタル対応のハイスピードなユニットが流行りで
硬質な振動板が主流でした
今から振り返ると 特有の共振音が付帯しているのが、かなり気になります。
ところが、あのキンキンした金粉のような付帯音が 爆
当時は人気で なんとなく新しい感じがしたし、ハイスピードだと思い込んでいた 涙
結果的に 中域は薄っぺらく、シャリシャリした感じに仕上がっていたのが大半でした
また低域はズンズン、ドロドロしていて、音階不明瞭
最低共振周波数を欲張って下げたのが裏目に出ている製品がほとんどでした。
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