2011年11月23日水曜日

音楽再生のハイファイ7

縮小しているオーディオ市場の状況で
音楽再生のハイファイをどうするかという話です

昔のようにオーディオが趣味の筆頭だった時代は去りましたし
特にスピーカー、アンプはAV用の陰でひっそりと生き残っているような状況であります。
円高、企業業績の悪化、エンジニアのリタイア、生産拠点の海外移転など
販売店も利幅の大きい海外製品 中級から高級品の扱いにシフト
かといって海外で売るのもブランドの確立や販路の関係などなかなか難しい
状況としてはプラスの要素もあまりなく、じり貧な感じがあります。

でも可能性はまだまだあると思うのですが。ニーズを掴みさえすれば。

コンシューマーの側からすると、
欲しい商品が 例えば家電量販店でも、専門店にも置かれていないのです 汗

どんな商品が欲しいかというと
手頃な価格で、音楽が楽しく聴ける小型スピーカー(+周辺機器) じゃないかと思うのですが。

今のオーディオの主流はiPodやウオークマン、(最近ではスマホ)抜きには語れません

最近のほとんどのオーディオ製品はそれらと直結できるものになってきてます。

圧倒的多数はヘッドフォンで聴いていますのでヘッドフォン市場はかってないほどに拡大しています。
実際、ヘッドフォンのバラエティも音質も 相当なレベルに達しています
これで間に合わせている人がほとんどなのですが

ヘッドフォンは極めてパーソナルな製品なので
皆で一緒に聴くことは出来ません(汗)

そこでスピーカーに繋いで鳴らすというニーズが生まれて
パワードスピーカーが沢山出て 本家アップルやボーズなど有名ですが
パワードスピーカーの銘器は未だ登場していません 汗

なんとなくデザイン優先で音も今ひとつ なのが ゼネラルコンポ的
マニア用にワディアがデジタル出力用のアダプターを出してピュアオーディオと繋げるようになり
話題になったりもしましたが、これの和製品 オンキョー製 私も持ってますがこれが大ヒットしたという
話は聞いておりません そういう発想はいまのユーザーではごく少数なのでしょう 涙

ゼネラルオーディオ ミニコンポ ラジカセ レベルの パワードスピーカーに不満の人は凄く多いのですが
なんとなくそんなもんだ で終わっているのかもしれません もちろん安い方が良いというのもあります。

ただ、あれだけ高品質なヘッドフォンで普段から聴いていて、そういうヘッドフォンがかなり売れている
のであれば、匹敵するぐらいの音質で手軽なスピーカーシステムが欲しいというのは当然ある
けれどもそれが出てこない・・・・汗

この辺のトコロを本格的に攻めた製品が出ることを期待しているのですが。笑

ワタクシは アイポッド用のスピーカー市場をオーディオ関係者が軽視しているような気がするのですが
どうなんでしょうか?

ロスレスでエンコードしたアイポッドの(特に大きいやつ)は結構なイイ音がしますし
ヘッドフォン駆動用のオペアンもそれなりの出力を持っています。

問題は ターゲットとなるユーザーの多くは極めて優秀なヘッドフォンで それなりに耳が肥えている という点です。

この辺の認識にオーディオ関係者と市場とのギャップがあるような気がするのですが・・・・
それなりに耳が肥えている という辺りをもう少し具体的に書くと
ロスレスでアイポッドに入れた音楽を 最高級ヘッドフォン(スタックスとか筆頭ですが)で聴くという世界ですが
これを越える音をスピーカーで出すのはまさに真剣勝負になるのです 汗

ヘッドフォン世代の耳は侮れません。

考えてみれば、超高級フルレンジユニットを耳に直結で毎日聴いているわけで (爆)
(音場感以外は)最高にHifiな環境がごく普通・・・・汗

 特にダイナミックレンジはSPと比較にならない、圧倒的な世界が基準になっているのです・・・泣き

しかもあの市場にはアンプを使うという概念が希薄で ヘッドフォンアンプも アダプター的な扱い もちろん
その中身は割と本格的なバッファーアンプなのですが・・・(高性能オペアンやFET、管球式だったりします。) 汗

というわけで
ニーズとしては

フルレンジで圧倒的なダイナミックレンジと良い音色を持つ (高級ヘッドフォン的な音)小型SP

なおかつ、アンプは 使わないか 使っても アダプター的なものにする

という2つの条件をクリアした製品

ということになってしまいます 汗

いま、そういうモノが市場にあるかというと・・・
殆どないようデス  (汗)

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