2008年8月29日金曜日

ライブインヨーロッパ チック・コリア・トリオ



チック・コリア、ミロスラフ・ヴィトウス、 ロイ・ヘインズ


いかにもECMらしい、クリスタルクリアーで抜けの良いサウンド。

チックコリアはエレクトリック系のアルバムが多いのだが、逆にアコースティック系のトリオのライブ版に好演奏が多いように思われる。


このアルバムは、ナカナカにテンションが高くて、トリオとしてのバランスが良く素晴らしい演奏である。特に前半はお気に入りである。


収録もまた良い

チックのシャープでキレの良いタッチが割とオンマイクで捉えられていて

ベース、ドラムスも迫力がありながらクリアーで抜けが良い。

ECMの中高域の美麗な感じは、いつもながら非常に気持ちがよい。

ECMはハッキリ言って綺麗すぎ・・・硬派なジャズファンからすれば、やや軟弱な感じもあるのだが・・・・

ワタクシ的にはかなり好みの世界である・・・・・ =ワタクシは軟弱である(笑)


オーディオ的には、中高域の美麗な世界を生かしつつ、単にキラキラな軟弱サウンドに陥らない、それなりの配慮が必要である。

ポイントは、一音一音を明確で力強いものに

例えば我が家ではAltec299+Trusonic206+AmcronMT600+211シングルのマルチ

アンプ、スピーカーシステムをなるべくパワフルかつ音抜けの良いモデルで揃え

リアルサイズで彫りの深い再生を目指すと

迫真のヨーロッパライブが再現できる

リアルサイズのロイヘインズのドラムが、

スピーカー間を超えて三次元的にビシッと決まる。

スキッと小気味よいややタイトなミロスラフ・ヴィトウスのベース

そこに打楽器の連打を思わせるシャープなタッチのチックコリアのピアノ

ホール一杯に広がる拍手

実にリッチな音空間である。

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