2008年12月7日日曜日

ベンディングウエーブの音、バイポーラの音

どうやらワタシは

ごく普通のドーム型やコーン型のスピーカーよりも

発声スタイルの異なるスピーカーの音に惹かれてしまうようだ。

もちろん良くできた普通のドーム型やコーン型のスピーカーも

徹底的に磨き上げ、エンクロージャーを無共振化して

美声のアンプでドライブすれば

それはもうスンバラシイ良い音・・・であるのだが ・・・

ちょっと待てよ・・・・・と

ピンポイントの定位、シャープな音像の立ち並び、ホールトーン

凄く良いのだけれども・・・・

なんとなくミニチュア音像的な、美しい箱庭的世界を抜けられないもどかしさ・・・・に悩むのである。
(もちろん定番の名器とか・・・自作とかも・・・いろいろやりましたが・・・涙)

もう一歩の開放感やダイナミックさ、ナチュラルさ、のびやかさ が欲しいと思うと

チョット危ない ベンディングウエーブの音や、バイポーラの世界に

だんだんと引き込まれてしまうのである。

ベンディングウエーブは独特な音離れと浸透力
部屋中に実にリッチに音を響き渡らせる
ホールさながらの音響空間で、ライブの会場に居るような気分は大変ヨロシイ

リボンやコンデンサー式のバイポーラ型は

生々しく、極めて高分解かつナチュラルな音を

ふっと自然に放射して

後方に放たれた音が部屋に反射してフワリとした余韻を追加し

丁度スピーカーの辺りにリアルで自然な音像が立つ

等身大の音像はややソフトな聴き心地ながらも、長時間の音楽鑑賞に向くものである。

スピーカーの設置場所には大いに悩むが

これらの個性ある音は捨てがたい魅力がある。

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