2008年12月26日金曜日

Kodak DCS Proback

Nikon F eye level

Hasselblad 500CM s-planar 120mm F5.6 + softer  Kodak DCS Proback (180mm eq.)





当ブログはオーディオ趣味専用ブログ的展開で来ておりますが・・・・・

実はワタクシ 写真も趣味なんです・・・(爆)

案外、オーディオ趣味と写真趣味はオーバーラップするところがあって(めいっぱいオヤジかも・・・涙)

で、最近の写真趣味的マイブームは、コダックのデジタルのプロ向けラインである。

以前から狙っていた(笑)Kodak DCS Probackをなんと入手できてしまった・・・

動作確認されていない完全ジャンク品とのことで、普及価格帯デジタル一眼の値段でゲットした。

恐る恐るテストしたら動きました!号泣!!!!

ハッセル使いとしては涙もの。。。なんです。



思い起こせばハッセルへの道のりは遠かったです。

ハッセルは、中古でも滅茶苦茶に高くて、とてもシロートが買えるような代物じゃあ なかったデスよ。

以前はペンタの6x7使いでありました。ペンタのSMCコーティングはナカナカに優れもので、
しかもフォーマットが6x7!使いやすく、シャッターチャンスに強く、最高のカメラなんです。

ペンタの6x7は風景写真で大活躍しました。私の愛機で、今も動態保存しています。国産の素晴らしい名器です。

これにベルビア(50)や今は無きコダクロームあるいはテクニカルパンを詰めて、シエルパもポーターも雇わず自力で大型カメラ一式を担ぎ上げて、ネパールヒマラヤのカラパッタールでエベレストの夕焼けを撮ったりしていたんです。

で、高山病でもうろうとしながら撮ったネガ、ポジはワタシの青春の宝であります。涙

ネパール紀行のきっかけとなったのは白川先生の情熱的なエッセイでした。
リンホフを担ぎ上げて高山病でもうろうとした中で燃えるような真っ赤なエベレストを撮影した・・・感激しましたですね。

ワタシの滞在中は残念ながら真っ赤なエベレストは見れませんでしたけど、夕刻のエベレストは非常に美しいピンク色に染まりましたです・・・涙

ワタクシも趣味の範囲ですけど、ぼろぼろのリンホフ4x5 2x3やら、ペンタ6X7やらをまがりなりに使っておるのであります。 でも最近はデジカメがメインですが。ポジフィルムの4x5は凄いですけどランニングコストも、手間も凄い・・・泣き・・・最近は仕事が忙しすぎてとてもじゃないが出動できない。

で、その後はアンセルアダムス大先生の影響もあり、また、プロの先生方が中版からドロップアウト?してデジタル移行(=EOS)って流れもあり、その関連でハッセルの放出機材が流通・・・、落ち穂拾いしているのであります。

なぜならハッセルは”zeiss (ザイス)”のレンズが付くからなんです。
でも、ハッセルVシステム(レガシー)、ボディーの値段が下がってもレンズの価格はナカナカ下がらない。(涙) ハッセルV用のZeissは、レンズの品質がもの凄いので価値も下がらないのです!

端的に言って、ハッセルの魅力は殆どツアイスの魅力なんです。しかもハッセルのレンズは西独ツアイスが総力を結集して理想的設計、研磨、ガラス材を投入して創り上げた逸品揃いなんです。しかもフイルムフォーマットが中版なんですよ!・・・・・・って(熱い)

世のカメラマニアの皆様はライカの方に向いておられますが、確かにライカも素晴らしいですけど、本気のツアイスもまた”凄いんです”ね。

で、しかもフイルムが中版なんです。35ミリでは辛い所もあっさりとクリアーしてしまうゆとりがあるんですね。レンズグルメ冥利に尽きる世界が、ハッセルにはあるわけです。

ありがたいことに最近はプロの方々がハッセルVの機材を放出されるので、程度にさえこだわらなければ、値段もまた随分とこなれてきたブツが出ています。チャンスがあれば、外観ズタボロでも肝心のレンズの程度の良いCレンズが・・・・ライカのレンズよりもずっと安く、デジタル一眼専用レンズよりも安価に手に入ったりしてしまうんですよ!!。

(ハッセルのブツ ボディー レンズetc に、ワタシは大枚叩いたことは一回もないです。大概は難あり品ゲットして自分でコンパーシャッターを分解、調整、整備してます・・・爆)

で、ネガカラー(富士も良し、コダックも良し)自家現像、(ナニワカラーでいけます!)してスキャナー取り込みとか・・・たまにポジ(=トランスパレンシースライドフイルム ベルビアとか・・・)プロラボに現像依頼・・・・・で楽しんできたわけですが、最近は現像する暇も、プロラボに持ち込む暇もなく、やっぱり最初からデジタルで撮りたいなあと かねがね思っておりました。

最初はハッセルNKアダプターをつけて富士のAPS-C 一眼で撮っていましたけど
35MMの銘レンズには、解像感がかないません(大泣き)
しかも画角が狭すぎ(泣き)、レンズでかすぎで・・・・

やっぱり中版用のデジタルバックが欲しい・・でも高杉

ところが最近Kodak DCS Probackのメーカーメンテ期間切れとなり、プロ機材リストから外れ・・・
放出が始まる。動作確認品は高いデスケド未確認品は安い(恐ろしい博打である・・・涙)


で、コダックのKodak DCS Probackを遂に入手。

まんまCCDです。コダック製CCDなんです(CMOSじゃない)。

しかも北米向けのプロ用の現像ソフト付なんです。

本当のデジタルの世界が味わえます。小手先のノイズリダクションやデジタル補正などのない、素のデジタル画像なんです。(非圧縮)

白飛びしないんです、黒潰れしないんです、本当のハーフトーンが出るんです(かなりの余裕で・・)
しかもスクエアフォーマット1600万画素なんです。 (当初の販売価格は200万弱とか・・・)

絵のゆとりが違うんです。で、これを使うと、本気のツアイスの底力がそのまんまデジタル記録できてしまうんです。 

zeiss 恐るべし Kodak恐るべし・・・・ 

今やハッセルも富士フイルム製レンズにシフト(実は凄いんですよ富士のレンズって・・・・) コダックもプロ用デジタルから撤退・・・(大泣き)  民生用zeissはコシナ(富岡)が、ライカデジは日本の○○が作ってる時代デス・・・・・・でも・・・

実はホントニ米も独も和以上に写真”文化”が凄いんですヨ・・・・・写真王国、米国kodak、 そして光学帝国 独国のzeiss(ザイス 座椅子ではない 笑)の底力!!!

EOS+L lensとかで何の不満もない写真がバッチリと撮れてしまう大変便利な時代ですけど

EOSはランニングコストかからず、信頼性高く、使いやすく、プロ機材、会社備品として完璧なブツであります
逆にハッセルVとかは、とても高額で、メンテ費用がかさんで、AFもなくて、もはや使いづらい

フルサイズEOSがハッセルとか中版までをも駆逐してる世界的状況かと思われ・・・・
(EOS良いです、凄いです・・・涙)

でも・・・EOSって、簡単に上手く撮れすぎ・・・・(笑い)

個人の写真趣味(写真趣味ではない)としてはドウヨ?みたいなところもあって・・・・

だから今更ながら変なブツに嵌ってるんですけど・・・・・。
(オヤジの変なこだわりデスネ・・)

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