2009年5月3日日曜日

Altec 604 E Duplex restore


レストア開始


604E・・・・・

比較的初期のアルニコのもの・・・・・ 理由はそれなりに



604はアルティックの定番ユニット バリッとした力強い音が特徴

一方我が家ではTru-sonic の206AXが普段から活躍している。

15インチ同軸として常に比較される両者だが キャラクターはマッタク異なる。

落ち着いた 厚みと余韻 節度のある206と

直裁的で鋭い切り込み、カラッとパワフルな604

いつもは206を使っているのだが

時にはバリバリとした604の音で50年代のジャズやジャズボーカルを聞きたくなる・・・・笑

604は極初期のモノや、マンタレーホーン採用+最後のアルニコのH型の人気が比較的高いらしい

ワタクシ的には、初期型は高杉で、とてもじゃあないが手が出ず。

604Eは中古の流通量から値段的にこなれている 音もナカナカとのことで、これをチョイス

(単に値段が一番安かったから・・・とも 笑)

この604はモニターやホールの音響用として、またジャズマニアの定番として

日本に大量に輸入されたので、球数が多く、入手は容易

値段も ジャンクに近い程度の悪いモノならば・・・時々激安で処分されていたりもする・・・・笑

だが、使いこなしはカナリ シビア・・・・・・泣き

家庭使用では有り余るパワーと オーバーダンプ気味の低音を出しにくいウーファーコーン

しっとりと鳴らしたい人にはまったく向かない、ハッキリ言ってじゃじゃ馬である。

メインシステムに据えられるという自信はマッタクないのだ・・・・・が

あの強烈にキレの良い604の音を一度聞いてしまうと やっぱりチャレンジしたくなる。

生音に近い 音に太い芯のある バリッとした音像は魅惑的である。

アル意味、怖いモノ見たさに  ジャンク品をゲットし

レストアプロジェクトの始動となった。

到着して後悔・・・・なんせ15キロもある怪物ユニット 箱もデカイし、ユニットの奥行きも尋常ではない。
この2本の収納はどうしようかと真剣に悩んでいる・・・・・泣き

届いたブツを詳しく検分すると・・・・コーンが完全に潰れていて

端子間に導通マッタク無し・・・・・・・・ 大泣き

ただし、奇跡的に コーン紙に破れは無かった!

ダンパーもエッジもややへたっているが、何とかなりそうな範囲内である。

この手のユニットのレストアで最も重要なのは

オリジナルのコーンとダンパーが残っているか に かかっている。

604のリコーンキットは多数流通しており、アルティックのオリジナルの部品もGPAから入手可能ではあるのだが

比較的初期の604に採用されていたダンパーとコーンはそれらとはカナリ違うようなのだ・・・・・

604はキャラが濃いユニットなので、そんなに決定的には影響しないものの

リコーンによって音が大幅に変わってしまうことも希ではない (大泣き・・・・・)

できればオリジナルのダンパーとコーンで無事修復を完了したいのである。



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