2009年5月30日土曜日

SONY SA-S1


リビングオーディオは 家族団らんのため 大切な アイテムである。

こういうシチュエーションでは デカイ、うるさい、キタナイ 使えない マニアックなブツ は避けるのが吉 (笑)

だれでも使えて、うるさくなく、音楽が美しく響く・・・・ のが ベストである。

で、これまではバブルコンポと呼ばれる、伝説の(笑)Pro Pixy MHC970 のSPを改造チューンして使っていたが、

ややドンシャリ傾向が強いので(涙) 後継機はこれ・・・



SONY SA-S1

ウーファー前面のフレームがアルミで強化されている。
(ウーファー自体は同じパンチメタルだが・・・泣き)

バスレフのチューニングも、加速度センサーの調整もベストである。(フラット+α)

エレスタットユニットは例によって気絶していたので
慎重に完全分解し、

シール剥がし をスプレーして

フイルムを電極メッシュから外し

ネトネトした粘着物を慎重に除去して

さらに電極面に若干の細工を施して

再固着しないように対策をしてみた 結果はバッチリであった。

このユニットは意外に中域まで伸びていて、

17センチウーファーユニットの分解能を上手にカバーしているという巧妙な設計。

フィルムが固着すると実に情けない 中抜け音 になる。(大泣き)

逆にここを 朗々と鳴らすように 調整が決まると 結構凄い音になる (大笑い)



シンフォニーと映画の効果音が豊かに鳴るから実に有り難い。

エレスタットの高域は、ダイナミック型ではなかなか出せない領域の繊細さである。

クラッシックの高弦の音色などは ナカナカリッチな響きで、素晴らしい。

色彩や音像はやや淡く、JazzやロックをBGM的に聴くには 良い意味で実にソフトで リビングにはベストマッチだ。



このスピーカーは あえてブックシェルフとして使った方が良いようだ。

背面のバスレフと、エレスタットの背面からの放射音を シェルフに反射させて

前方に放射し、豊かな響きを得ることが出来る。

デザインもpro pixyのような凝ったものではなく、オーソドックスだが、シャープなラインがソニーらしく好感が持てる。

こんな素晴らしいスピーカーを作っていたなんて (これもESシリーズらしい)

Sonyもなかなか 優れたメーカーであるなあと、改めて思う。

開発の熱意に波がある(笑)のと、高額製品の営業が上手でない(特に北米市場)
プロジェクトの継続性に難があるようだが、歴代製品には良い物が多い。
(察するに営業成績など社内的にナカナカ大変なのでしょうナ・・・ 涙)

最近またHiFiスピーカーにも復帰しているようで、デモではナカナカ良い感じの音で鳴っていた。

できれば このようなエレスタットのハイブリッド型も再版して欲しいものだ。

ブルーレイや iPod PCオーディオや 携帯 PS3  (デジタルウオークマンも)・・・ と、音楽ソースはマルチになっているが、まともな音で聴いている人は少数派なので・・・・・涙  

しかし意外にも、若い世代から スタックスのヘッドフォン が熱く支持されているらしいのである。
耳の良い人、良い音を聞きたい人は多いのだ。

省スペースでもワイドレンジで、音量と関係なく繊細で美麗かつ迫力のあるサウンドを実現可能な
まさにエレスタット+パワードスピーカーの活躍する時代ではないかと思うのだが。

頑張って頂きたいものである。






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