2009年5月11日月曜日

Altec 604E 再考


Altec 604Eのレストアも一応終了。

ボイスコイルに若干のスレは残るものの、中小音量動作では問題にならない程度までスレを軽減。

慎重に音だし開始。

イイ!

引き締まって 綺麗な音だ。

パーンと張りのある 軽快な キレのあるサウンド。

アンプは6L6GCプッシュプルである。

特にボーカルはナカナカ良い。

エネルギーバランスはやや高域寄りか。

低音はやや出にくい感じの素性かと思われる。

ボイスコイル位置の調整をしてみる。

この時代のユニットはダンパーがへたっていてボイスコイルが奥に落ち込んでいるものが多い。

604系は比較的ロングギャップなのだが、
ボイスコイルがギャップから外れると途端に分解能が落ちる。

正常な位置に調整すると実に繊細な透明感のある音が飛び出す。

特徴的なのは802相当という1インチスロートのドライバーの音

高域端から爽やかな音が出てくる。299や288と比べると、軽いというか、ややハイ上がりな感じか?

ところで、オリジナルのネットワークは・・・・・・・大泣き さすがに今となっては?????

やはりマルチで楽しむか、あるいはネットワークを改めて作り直した方が
音の鮮度、切れ、透明感などは確実に向上し、

今っぽい音に仕上がって、全体のパフォーマンスは良くなると思われる。

さて、604Eの清涼感とキレのある、カラッとした音。ジャズは最高である。

こういうのも結構好きデスケド・・・・

長時間聴いているとだんだんと・・・・・涙

うーむ。アメリカ人・・・・・カリフォルニア人っぽい感じ?か? いいんですけどね 笑

もうちょっと表現に深みというか、陰影というか、余韻みたいなのも
あっても良さそうじゃあないかナ・・・・とか。

最初から605とかだと、バランスはもう少し良さそうではある・・・・・

しかし604のこの駆動力とポテンシャルは凄い。なんとかこれを生かしてみたいと思う。

これをどのように自分好みの音にチューンしようか・・・・・・と、これから楽しみな試行錯誤が始まる。

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