2008年7月20日日曜日

マイルスデイビス




語り尽くされたアルバム・・・。

やっぱり最初の一曲で決まり、でも全曲良いですケド。

オーディオ的には最初の一曲目の冒頭のキレのあるリズム、ピアノのタッチ、これがナマの音の様に一つ一つ力のある音・・・・・これが決まれば 気分もグッと高まる。

で、マイルスのミュートトランペットが、鋭く、またソフトに、舞う・・・。

目を閉じれば、次々とご光臨・・・・、まさに手の届くところで演奏していただいてマス

至福の時・・・・である。 

こういうのは、ネットやテレビゲームの映像によるバーチャル世界とは違った、聴覚によるバーチャルリアリティー ってことになるのだろうか。

あるいはレコード演奏とか、別の創造された音世界になるのか・・・・確かに真空管やら、パワフルなユニットやらをイロイロと組み合わせて、意図的に積極的に作り出した音ではある。

少なくとも当時のレコーディングルームの感じに近いものを、今再現していることになるのかなと思う。

ま、理屈はヨクワカリマセヌ・・・。自己満足の世界であるし。

マイルスのこの頃のアルバムは、彼の非常に鋭い感性と、積極性に加えて、若さと希望、陽性さ、ユーモアがブレンドされていて、引き込まれてしまう。

一曲目のお終いの、ポンって音も、乾いていて生々しく、キマリマス。    

ワタクシは短気なので、収録されている佳曲、例えばteoなどを、何時までも聞き惚れている、っていう感じになるためには、音がナマみたいに良くなければ無理である。

とにかく、「歌うオーディオ機器」で、こういうアルバム聴くと、非常に癒される。

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